29話 憂鬱 | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「は・・・?」


三人とも驚いた表情を浮かべる。


その中でも一番驚いているのが、相馬君だった。


「早く。授業終わっちゃうよ?」


「でも・・・」


やるせないといった表情を白石君は浮かべていた。


「早く行ってくれない・・・?」


無意識のうちに自分の口調が強くなっていた。


「うるさいわよ~」


片平先生が注意する。


「すいません・・・」


私は素直に謝る。


「他に誰もいないからいいけど、私職員室に一旦戻るから。静かにしてなさいよ?」


そう言って、先生は外に出て行った。


「・・・」


私たちは無言になった。


誰も何も言わない。


気不味い雰囲気がこの場を支配する。


全部私のせい。


「・・・じゃあ、戻ろっか・・・朔弥君」


「うん・・・わかった・・・。お大事にね」


私は白石君が去り際に行ったその言葉を無視して、寝転がった。


悲しそうな白石君の表情。


少し胸が痛んだ。


「なんで、あんなこと・・・」


相馬君が言った。


「別に・・・あの二人見てるとイライラする」


「好きな相手見てるとイライラするもんか?」


「さぁ?もし普通はイライラしないなら私、彼のこと好きじゃないのかも」


「もし・・・そうなら・・・俺は長嶋を狙うぜ?」


冗談交じりに相馬君は言った。


「あはは。本気?」


「本気だよ」


そう言って微笑んだ後、私の手を優しく握った。


「じゃあ・・・」


私は彼の手を自分の胸に当てた。


「おい・・・長嶋・・・」


彼の顔がかなり赤くなる。


可愛いな。中学生だからってこんなことで緊張して。


モテるらしいからこういうの体験してあるのかと思った。


「私を襲える?」


「無理だよ」


「じゃあ、だめじゃん」


「でも・・・」


彼の顔が私に近づいてくる。


そして、唇が重なった。


「これくらいならできる」


「そっか。これでキスしたのは何人目?」


「5人くらいかな。まあ、胸を触ったのは一人目だけど」


彼は苦笑する。


「それは光栄です」


私は笑いながら言った。


「長嶋って意外に大胆なんだな」


「そう?普通でしょ?」


「あはは。でも、少なくとも朔弥にはこんなことできないだろ?」


私は笑みを消した。


そして、自分がそれをやってる姿を想像してみる。


・・・あり得ないな・・・


「きっとないよ」


「それが好きってことなんだよ」


「・・・相馬君は私のこと好き?」


「好きだよ」


彼は即答した。


「だったら、なんで私の恋路を応援するの?普通邪魔するでしょ」


「好きな人には幸せになってほしいんだよ」


「相馬君が私を幸せにしてよ」


また、私の心に歯止めが効かなくなってきている。


自分の心が自分じゃないみたい・・・。


私は彼の首に手を回した。


「もう一回キスしてよ」


私は彼を誘うように言った。


今の私はおかしい。


多分・・・今の私は誰かに触れていたいだけなのかもしれない・・・。








にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

↑ ↑ ↑

押してくれるとやる気が出ます♪



音楽変えました。


今は爽やかな音楽は似合わないんじゃないかなとww


今日は夏実と圭一とのキスシーンです。


ついに、夏実が・・・。


明日は朔弥編に戻ります!!


てか、最近またアクセス数が減ってきたぁ・・・。


みんな見て!!ww