26話 ばかみたい・・・ | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side長嶋夏実~


「どうしよう・・・」


二日目の夜。


そう。今日はバレンタインデーだ。


夜10時半を回った。


もうすぐ今日が終わってしまう。


君にこのチョコレートを渡せないまま。


渡したい。けど、勇気が出ない。


それに、連絡方法すら知らないし。


もう手詰まりだ。


このチョコレート・・・。


私は初めて自分で作ったチョコレートを手に取る。


捨てちゃおうかな・・・。


その時、佳奈が靴を履いて部屋から出て行こうとした。


「どこ行くの?」


私は佳奈に声をかけた。


「お手洗いだよ」

え・・・?部屋にあるのに?


私が聞こうとした前に佳奈は外に出てしまった。

なにか・・・何か嫌な予感がした。


私も部屋を出る。


けど、もう見える範囲に佳奈はいない。


「どこに行ったんだろ・・・」


私は近くをうろつく。


気づいたら、ホテルの入り口付近に来ていた。


その時、なぜか白石君の後ろ姿が見えた。


丁度、ホテルを出るところ。


どこに行くんだろうか・・・?


私は彼を追いかけようとは知った時、ポケットから何かが落ちた。


ピンクの包装紙に包まれたチョコレート。


私が初めて作ったチョコレートだ。


私はそれを拾って彼を追いかける。


外に出て、彼の姿を探す。


すると、大きな木の下に君はいた。


そして、隣に誰かいる。


だれだろうか・・・?


私は目を凝らして見る。


・・・!!


佳奈だ・・・。


さっき佳奈は朔弥君に会うために・・・ここにきたの?


2人は何かを話しているが、聞こえない。


私は会話を聞こうと。少し近づく。


2人にばれないように、茂みに隠れて。


その時、佳奈が大声で


「私は朔弥君のことが好きだ!!」


ここにきて・・・なんとなく予想していた言葉。


そして・・・その後、朔弥君から私が一番聞きたくない言葉が・・・。


「僕も・・・佳奈のことが好きだ」


「っ・・・」


私は、地面にチョコレートを地面に投げた。


チョコレートは音もなく崩れる。


私はそれを少しの間見つめた後、ホテルの中に走り込む。


彼からはまだ話している最中だから気付かないだろう。


「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」


私は、非常階段の踊り場に力なく座り込んだ。


「・・・バカみたい・・・」





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今回のは夏実の悲しい想いが綴られています。


なんか、すれ違いが・・・。


あ、今日の6時頃に短編小説書きますね♪


是非見てください!!