~side長嶋夏実~
「どうしよう・・・」
二日目の夜。
そう。今日はバレンタインデーだ。
夜10時半を回った。
もうすぐ今日が終わってしまう。
君にこのチョコレートを渡せないまま。
渡したい。けど、勇気が出ない。
それに、連絡方法すら知らないし。
もう手詰まりだ。
このチョコレート・・・。
私は初めて自分で作ったチョコレートを手に取る。
捨てちゃおうかな・・・。
その時、佳奈が靴を履いて部屋から出て行こうとした。
「どこ行くの?」
私は佳奈に声をかけた。
「お手洗いだよ」
え・・・?部屋にあるのに?
私が聞こうとした前に佳奈は外に出てしまった。
なにか・・・何か嫌な予感がした。
私も部屋を出る。
けど、もう見える範囲に佳奈はいない。
「どこに行ったんだろ・・・」
私は近くをうろつく。
気づいたら、ホテルの入り口付近に来ていた。
その時、なぜか白石君の後ろ姿が見えた。
丁度、ホテルを出るところ。
どこに行くんだろうか・・・?
私は彼を追いかけようとは知った時、ポケットから何かが落ちた。
ピンクの包装紙に包まれたチョコレート。
私が初めて作ったチョコレートだ。
私はそれを拾って彼を追いかける。
外に出て、彼の姿を探す。
すると、大きな木の下に君はいた。
そして、隣に誰かいる。
だれだろうか・・・?
私は目を凝らして見る。
・・・!!
佳奈だ・・・。
さっき佳奈は朔弥君に会うために・・・ここにきたの?
2人は何かを話しているが、聞こえない。
私は会話を聞こうと。少し近づく。
2人にばれないように、茂みに隠れて。
その時、佳奈が大声で
「私は朔弥君のことが好きだ!!」
ここにきて・・・なんとなく予想していた言葉。
そして・・・その後、朔弥君から私が一番聞きたくない言葉が・・・。
「僕も・・・佳奈のことが好きだ」
「っ・・・」
私は、地面にチョコレートを地面に投げた。
チョコレートは音もなく崩れる。
私はそれを少しの間見つめた後、ホテルの中に走り込む。
彼からはまだ話している最中だから気付かないだろう。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
私は、非常階段の踊り場に力なく座り込んだ。
「・・・バカみたい・・・」
↑ ↑ ↑
押してくれるとやる気が出ます♪
今回のは夏実の悲しい想いが綴られています。
なんか、すれ違いが・・・。
あ、今日の6時頃に短編小説書きますね♪
是非見てください!!