「今日はまず、銀閣寺に行ってその後に清水寺!」
佳奈がパンフレットを見ながら言った。
「その後は?」
「え~っと・・・その後は奈良に行きます」
「了解です」
僕ら三人は頷いて、タクシーに乗り込んだ。
タクシーが動き出して少し経った後、携帯のバイブ音が鳴った。
誰かからメールが来たらしい。
「誰だよ?」
圭一が興味津津に僕の携帯を覗き込もうとする。
「見せねぇよ」
僕は、圭一から隠すように携帯の中身を見た。
相手は・・・佳奈からだった。
前の・・・助手席に座っている佳奈から・・・。
僕は思わず、佳奈の方を見た。
佳奈は、携帯の画面を見ながらドアに肘をついている。
僕はメールを見る。
『今日の午後11時でいいかな?』
11時って・・・。
『なんでその時間なの?』
僕は彼女に返信を打った。
「誰~?」
長嶋も興味あり気に僕の方を見る。
「教えないって」
佳奈の携帯のバイブ音が鳴った。
「え?佳奈も?」
長嶋は驚いたような顔で佳奈の方を見る。
「そうみたい」
「もしかして、彼氏とか?」
「いないよ~。そんな人」
佳奈は笑いながら答える。
「ふ~ん・・・」
「疑ってる?」
「少しね」
「なんで?」
「佳奈は可愛いから」
「夏実だって可愛いよ」
佳奈は携帯を見る。
そして、何度かボタンを押した後に閉じた。
僕はバイブが鳴る前に携帯を開いた。
音が鳴ると、いちいち2人に言われるから。
『その時間は就寝時間が過ぎて、先生が一息つく時間らしいから大丈夫』
『なんだそれ・・・』
『先生に聞いた』
『さすが学級委員だな・・・』
『でしょ?でも、12時になったら見周りをするらしいよ』
『委員長だからって・・・よくそこまで言ってくれるな』
『お色気作戦を使ったから!!』
『まじか・・・』
『冗談。じゃあ、11時で。私が・・・2人で話した言って言ってる理由・・・鈍い朔弥でもわかるよね?』
『さあな・・・』
僕がそう返事を返した後、タクシーは止まり銀閣寺に着いた。
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押してくれるとやる気が出ます♪
題名が思い浮かばなかった!!ww
さあ、夜の11時についに二人が会います!!
2人はどんなバレンタインの夜を迎えるのでしょうか!?
そして・・・夏実は・・・。
では、また明日♪