19話 僕らの距離 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

僕らはお互いのことをどう思っているのだろうか?


僕は長嶋のことが好きだ。


長嶋は・・・どう思っている?


僕のことを好きだって思ってくれてる?


屋上の言葉が・・・それがホントの言葉であってほしい。


けど、それはきっと自惚れに過ぎない。


今の・・・僕と長嶋との距離はどれくらいあるのだろうか?


遠いのか近いのか。


君の気持ちは僕にはわからない。


だから、その答えを見つけることはできない。


付き合ってるカップル。赤い糸で結ばれている人たち。


運命という言葉を信じて一緒にいる2人。


彼らは、お互いのことを信じている。


お互いの距離を知ることができる。


・・・それはまやかし。


本当に相手の心を知ることなんてできない。


なら、どうすればいい?


その答えは簡単。


相手の心に近づく努力をすること。


それが、相手のためにできる最善の努力。


それは、自分のためでもあるのだけど。


ただでさえ人は自分の心すら正確に知ることができない。


だから、相手の心を知るなんてことはおこがましい。


恋人のことを理解したいなら、まずは少しずつ・・・。


まあ、それ以前に僕は『赤い糸』「運命の人』そんなものはないと思ってる。


いや、それは語弊がある。


あるけど、それは結果論。


付き合っていて、死ぬ直前に初めて、その人を運命の人だと知ることができうる。


付き合って当初で運命の人とか赤い糸とは言えない。


言えるはずがない。


人の気持ちは時の流れで変わってしまうかもしれないのだから。


その人のことをずっと好きと思っていても、いつかは他の人を好きになる。


そんな可能性もあるんだ。


なにが言いたいかって?


人の気持ちに絶対はないし、『運命』なんてものがその時に分かるはずがないってこと。


そして・・・大切な人の気持ちは完璧には理解できないってこと。


この三つ。


僕が今後に通る道の障害物なんだ・・・。








季節は冬。


肌寒い秋を通りこして、一番日本で寒い季節だ。


年を明けて、今は二月。


『あけましておめでとう』


は長嶋からは来なかった。


まあ、お互いにアドレスを知らないから来るはずないんだけど。


ちなみに圭一は長嶋からアドレスを聞いていたらしい。


これが、僕と圭一の差だ。


僕は腰ぬけってこと。


好きな人のアドレスも聞けない・・・。


ただ眺めてるだけ。


もしかしたら、僕はそれだけで満足してるのかもしれない。


「ねぇ・・・聞いてる?」


長嶋の声で僕は我に返った。


「え?なに?」


「修学旅行どこを回るか決めてるんじゃん。ちゃんと参加してよ」


「ああ・・・ごめん」


「で・・・白石君はどこか行きたいところはあるの?」


長嶋が聞くと、圭一と佳奈も僕の方を見る。


何か思惑があるとでも考えてしまいそうな班編成。


くじ引きで決めたはずなのに、なんで僕と長嶋と佳奈と圭一なんだろう・・・。


あり得ない確率での四人班になった。


「僕は・・・金閣寺かな・・・」


「・・・」


僕がそう言うと、三人は黙り込む。


「え!?何・・・」


「鉄板すぎるよ。ほかにはないの?」


佳奈が言った。


「う~ん・・・通天閣?」


僕がそう言ってその場の空気が凍りついたのは言うまでもなかった。


そして、そんな不安を残したまま修学旅行当日を迎える。






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今日のは長かったですね・・・。


すいません。


前半完全にポエム入ってるしww


それと、短編小説は今日の6時過ぎくらいに書く予定なんで!!


みんな見てください♪


今日ですよ!!ww