15話 2人きりの時間 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

長嶋が寝たのを確認して、僕は部屋から出た。


時計を見ると、まだ11時30分。


学校では3時間目の途中くらいだ。


まだ昼にもなっていない。


とりあえず・・・12時になったらお粥とか作った方がいいのかな・・・。


でも・・・人の家だし勝手に触るのもやばいかな・・・。


・・・それより、今日は何時に帰るだろうか・・・?


長嶋の両親は旅行でいない。


ってことは・・・今日は長嶋一人ってこと?


それとも、兄妹とかいるのかな?


いなかったら・・・。


病人を一人にはできないよな。


僕は、冷蔵庫に掛かっていたカレンダーを見た。


今日の日から矢印が伸ばしてあって


『結婚記念日旅行』と書いてあった。


・・・なるほど。


だから、こんな平日なのに旅行なのか。


合点がいった。


それにしてもタイミングが悪いなぁ・・・。


その時、自然に欠伸が出た。


色んな事があって少し眠くなったらしい。


僕はソファーに座って目を閉じた。


12時まで少し寝ようかな・・・。


なんて考えながら。


***********


ガタン!!


何かが落ちる音がして僕は目を覚ました。


どうやら、テーブルの上に置いてあったリンゴが落ちたらしかった。


僕はそれを拾い上げて時計を見た。


12時ジャスト。


長嶋の方を見る。


どうやら、まだ寝てるらしい。


可愛らしい寝息を立てながら毛布にくるまっている。


僕は台所に立つ。


冷蔵庫を開けて、卵を取り出した。


人の家のものを勝手に使っていいのか不安に思ったが、最悪は後で買いに行けばいいだろうという結論に達して僕は使うことにした。


そして、30分かけてお粥を作った。


味見をしていないので、果たしてそれがおいしいのかどうかはわからないが・・・。


僕はそれを持っていき、彼女を起こした。


「長嶋・・・」


「しらいしくん・・・」


彼女は、目を擦りながら僕の方を見る。


「お粥作ってみました」


「おおっ!!」


長嶋は驚いたように僕を見る。


「何・・・そんなに意外?」


「白石君って料理とかできないのかと思ったから・・・」


「失礼な・・・」


「あはは。ごめんごめん。ありがとう」


長嶋はニコッと笑って、僕にお礼を言った。


「どういたしまして・・・」


僕はそう言って、長嶋にスプーンを渡す。


けど、長嶋はそれを受け取らずに僕をじーっと見つめてくる。


「え・・・何?」


「分からないの?」


彼女は少し不満そうに言って口を少し開けた。


「あ・・・そういうことですか」


僕は苦笑いを浮かべる。


「わかった?」


「うん・・・」


僕はお粥をスプーンですくって、長嶋の口の中にそっと入れた。


「いかがですか、お嬢様?」


「あっ・・・おいし~」


長嶋は満面の笑顔を浮かべた。





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なんか・・・らしくない小説になってきた気がします。


これ・・・大丈夫ですかね?ww


なんか、不安だぁ・・・。