~side白石朔弥~
僕らはお互い無言で岐路に着く。
「付き合わせちゃってごめんね・・・」
長嶋は申し訳なさそうに手を合わせて上目遣いに僕を見る。
この仕草に僕は弱い。
「いや・・・僕も学校サボりたかったし・・・」
でも・・・長嶋の家に本当に入ることになったら・・・
考えるのをやめた方がいいな。
「ありがと・・・。それにしても熱があるなんて思わなかったなぁ」
長嶋は苦笑いを浮かべながら言う。
「あはは。でも、僕は長嶋が熱でよかったかも」
「へ?なんで?」
「違う一面の長嶋を見れたから・・・」
「なにそれ?まさか、屋上での話?」
「そうだよ」
「だ~か~ら~!何があったの?」
「言わないよ」
「う~・・・」
不満そうに頬をふくらまして僕を見る。
「長嶋は覚えてないなら聞かない方がいいよ」
「そんないけないことしたの?」
「うん」
「え~・・・」
「それより・・・家まだ?」
僕は長嶋に聞く。
「もう少しだよ」
長嶋はポケットから鍵を取り出して、クルクルと回す。
「・・・何やってんの?」
僕が聞くと、彼女は「あ、癖なんだよ」と言う。
そうですか。
「あ、ここだよ」
長嶋は、鍵を持っていない方の手で目の前にある家を指差す。
一般的なシンプルな一戸建ての建物。
「送ってくれてありがと」
長嶋は笑顔で僕の方を見ていった。
「うん。じゃあ、ばいばい」
僕が言うと、少し寂しそうな顔になって
「ばいばい」
と長嶋は小さく手を振る。
僕が、彼女に背を向けて歩き出そうとすると
「ねぇ!!」
長嶋の声が後ろから響いた。
「何?」
僕は彼女の方を振り返る。
「少しフラフラするんだけど」
「は・・・?」
「だからぁ・・・」
「家の中まで送らせてもらいます」
僕は彼女が言う前に言った。
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押してくれるとやる気が出ます♪
今日は白石朔弥側ですww
みなさんは異性の家に入る時緊張したりしましたか?