11話 思い出せない | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「ねぇ・・・長嶋・・・」


彼が言いにくそうに私の方を見る。


「何・・・?」


「屋上のこと・・・」


屋上・・・?


「屋上が何?」


私は聞く。


「今日の屋上のことだよ」


私は記憶を巡らせる。けど、思い浮かばない。


今日屋上に行った記憶はない。


今日の記憶は、一時間目の授業を受けて・・・。


あれ・・・?


二時間目のことが思い出せない。


「今・・・何時間目?」


私は周りを見渡して時計を探す。


「二時間目の途中だよ」


見つける前に白石君が言った。


てことは、二時間目から私は保健室にいたってことか。


でも・・・なんで?


「屋上で何かあったの?」


私は白石君に聞いた。


「・・・覚えてないの?」


彼はため息をつきながら言う。


「うん・・・ごめん・・・。一時間目の授業の後の記憶がない。だから、なんでここにいるのかもわからない」


「そっか」


彼は少し残念そうな表情を浮かべる。


なんだぁ・・・。なにがあったんだ・・・?


「教えてほしいんだけど・・・」


私は上目遣いに彼を見る。


彼は目を逸らして「無理」lと言った。


「なんで?」


「なんでも」


そう言われるときになる。


私はなにをしたんだ・・・?


ピピピピ・・・。


間抜けな電子音が鳴った。


体温計が鳴ったんだ。


私は体温計を取り出して温度を見る。


その温度を見て、私は思わず目を擦った。


38、9度・・・。


重症じゃん・・・。


「その温度なら帰った方がいいわね」


「うわっ!!」


私と白石君は驚いて、声のした方を見る。


「・・・いつからいたんですか。片平先生・・・」


そこにいたのは、保健の片平先生だった。


「なんで、物音立てずにはいってきたんですか・・・」


白石君はあきれながら言う。


「いや~・・・男女二人で保健室にいたからなんか、悪いかなぁって」


何言ってるんだこの先生は・・・。


「はぁ・・・」


私たちは同時にため息を吐いた。


「まあ、それはいいとして・・・長嶋さん。今日はもう帰りなさい」


片平先生は少し真面目な顔になって言う。


「わかりました」


私は素直に従う。早く帰りたいし。


「親は家にいる?」


「いや・・・残念ながら。旅行中で3日ほどいません」


「それは困ったわね・・・」


片平先生は少し悩んだ後、


「じゃあ、とりあえず白石君」


「はい?」


「長嶋さんを送って行ってあげて、今日は看病してあげなさい。先生には言っておくから」


先生は不敵な笑みを浮かべていた・・・。



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もう11月ですね。


みなさん、今月の目標とかはありますか?


そういえば、小説最近相馬 圭一が出てきてない・・・。


まだ、一回しか登場してないし・・・。