10話 私は・・・ | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side長嶋夏実~


「おはよう・・・」


目を覚ました私に白石君が微笑んでそう言う。


うわぁ・・・カッコいいなぁ・・・。


思わず見とれてしまう。


そんな私を見て彼は不思議そうに首をかしげる。


「おはよう。ここはどこ?」


今の状況がいまいちわからないので聞いてみる。


「保健室だよ」


「保健室?なんで・・・」


「長嶋に熱があったから」


「熱?私が?」


私は自分に額に手を当ててみる。


あ・・・。


確かに、いつもより熱い。


すると、彼が「はい」と言って私に体温計を渡してくれた。


用意がいい・・・。


けど、彼がいちいち顔を赤くするのは何でなんだろうか・・・?


そんな彼の表情が少し可愛らしい。


「御苦労」


私は少し偉そうに言ってみる。


「どういたしまして。お嬢様」


白石君は微笑みながらそう言って近くにあるパイプ椅子に座る。


体中の体温が上がる。ドキッとする。


やっぱり・・・私白石君のことが・・・。


私は制服のボタンをはずして体温計を脇に挟む。


彼は、私のその行動を見て顔を赤くしながら目を逸らした。


さっきとは比較にならないくらい顔を赤くして・・・。


なんでなのか、不思議に思い私は自分の胸元を見る。


ああ・・・ワイシャツのボタンも外したから少し見えているんだ。


けど、その程度で・・・。


さっき、彼にドキッとしたことが癪だったのでからかうことにした。


「エッチ・・・」


小さい声で恥ずかしがってるように言ってみる。


「え!?ご、ごめん!」


彼のその表情が可愛らしい。


少し・・・いじめたくなる。


けど、その気持ちを抑える。


どうやら、私はサドらしい。


けど、白石君の前ではあんまり出さないようにしよう。


きっと、私は彼のことが・・・。




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この作品で初めてのヒロインの目線です。


どうだったでしょうか?


今回そうした理由は夏実の気持ちの方を明らかにするためです。


でも、前半はほとんどが朔弥のほうなので。


よろしくです。


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最近、ランキング落ちてきてるので・・・。