「私は君のことが好き・・・」
彼女のその言葉を聞いた途端、時が止まった。
前触れもなく唐突に長嶋がそんな言葉を言うから・・・。
いや、前触れは会ったかもしれない。
けど、僕はそれに気づかなかった。
「好きって・・・」
僕は当然のようにうろたえる。
嬉しい。
けど、想像もしていなかった言葉に何て答えればいいかわからない。
「二年前からずっと君のことが好きだった・・・」
「え・・・?」
「覚えてる?小学校の図工の時間」
「ああ・・・」
小学生の図工の時間。
長嶋が転校してきて、初めて2人きりになった時だ。
確かその時はスケッチの時間で、学校の敷地ないどこでも行っていいようになっていたんだ。
それで、僕は仲のいい友達と、その友達が仲がいい女子と、その女子と一番仲が良かった長嶋・・・。
この四人で色々なところを回っていたんだ。
・・・分かりづらいか。
まあ、とりあえず仲のいい男女がお互いの仲のいい友達を連れてきた。
それが、僕と長嶋ってわけだ。
最初のころは四人で喋りながらスケッチをしていたのだが、何回か経った後にその僕と長嶋を呼んだ男女は「2人で周ってくる」とかいってどこか行っちゃったわけだ。
今思えば、小学生のくせにずいぶんませてる・・・。
それで、僕と長嶋は初めて二人きりになったんだ。
互いにあまり異性として意識してなかった。
友達として・・・いただけ。
でも、長嶋はそのころから僕のことを?
今、僕は長嶋が好きだ。
だからこそ・・・。
「私はあの頃からずっと君が好きだった。あの頃はすごく楽しかった。ほかの人のデートを尾行しに行くために、子供らしい作戦を練ったりしてさ」
長嶋はくすっと笑った。
「ああ、あったなぁ。そんなことも」
思い出すように僕は言う。
「白石君・・・」
彼女が上目遣いに僕を見る。
僕は思わず視線を逸らす。
「なんで・・・目を逸らすの?私のこと嫌い?」
長嶋が僕の手を握る。
ドクン・・・ドクン・・・。
長嶋にも聞こえてるんじゃないかと思うくらいの大きな心臓の音。
「嫌いじゃないよ・・・僕は・・・」
「僕は・・・何?」
長嶋の顔が僕の顔の目の前にまで来る。
手が強く握られる。
なんか・・・長嶋らしくない。
こんな積極的な女の子じゃなかった。
でも・・・そんな少し変わった君でも
「僕は君が好きだ」
長嶋の目を見て僕は言った・・・。
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テスト終りました!!
てか、今日寒すぎです・・・。
手がかじかんでる・・・。
みなさん、風邪には注意してくださいね