「ほんと?」
「うん」
「えへへ。嬉しいなぁ・・・」
君はくにゃっとした笑顔を浮かべる。
長嶋のキャラが統一されてない。
なんなんだろう・・・?
「白石君だ~いすき」
言葉の最後に音符でも付けるかのような声で言って彼女は僕に抱きついてくる。
「うわっ」
僕は少しよろけながら彼女を受け止める。
「長嶋・・・なんかおかしくない?」
「何が・・・?」
とろんとした目で僕を上目遣いに見る。
今度は何なんだ?
「白石君・・・」
長嶋の顔は赤い。
赤い・・・?
何か、違う赤さ。
恥ずかしいとかとは違う・・・。
「ちょっといい?」
「うん?」
僕は抱きついている長嶋の額に手を当てる。
「熱い・・・熱あるよ」
「そんなことないよ?普通だよ?」
「いやいや・・・どう考えても普通じゃないよ」
「じゃあ・普通な証拠!!」
長嶋がそう言って、僕にキスをした。
「へ・・・?」
僕はなにが起きたのか分からず呆然とする。
えっと・・・今、僕の唇に・・・長嶋の唇が・・・。
「ね?熱あったらキスできないよぉ~」
熱というよりも、酔っぱらってるみたいだった。
「とりあえず、保健室行かない?」
「え~・・・外の方が気持ちいいじゃん」
「お願いだから・・・」
握っている夏長嶋の手もかなり熱い。
「じゃあ、白石君からキスしてくれたら行ってもいいよ?」
おいおい・・・。
「え・・・」
僕がためらっていると「早く!」と急かしてくる。
「わかった・・・」
僕が腹を括ってキスをしようとした時・・・
ドサッ。
と擬音を立てて、長嶋がその場に倒れ込んだ。
「長嶋!?」
僕は彼女を抱えるが、力が入っていないらしくだらんとなって目を閉じている。
額に手を当てる。
「熱っ!」
さっきよりも熱くなっていた。
僕は長嶋をおぶって保健室に向かった。
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