隣から、長嶋の匂いがする。
けど、何の匂いかを考える余裕もない。
それより心臓が破裂しそうだ。
先生がページをめくった。
それに気づいて、僕もページをめくろうとする。
「あ・・・」
その手が同じようにページをめくろうとした長嶋の手に当たった。
長嶋は顔を赤くして僕の方を見る。
「ごめん・・・」
僕は顔を逸らして、教科書のページをめくった。
「いや・・・大丈夫だよ」
長嶋は触れた右手の甲に左手をそっと乗せて、少し嬉しそうな表情を浮かべていた。
僕はその表情の意味が全く分からないまま、公式が書いてある欄に目を落とす。
見たところで、何も分からないのだが。
ちなみに、僕の苦手教科は数学だ。
先生が黒板に数字を書いている。
僕はそれを写すだけで、何にもわかっちゃいない。
「白石君」
長嶋が小声で僕に話しかけてくる。
「どうした?」
僕も小声で返す。
「授業つまらないくない?」
何かをたくらんでいる表情。
「そうだね」
僕の同意を得ると彼女は
「じゃあ、次の授業一緒にサボらない?」
「へ・・・?」
予想外の彼女の提案に僕は戸惑う。
僕が今まで見てきた長嶋は、決して頭はよくないが真面目で授業をさぼる生徒には見えなかったから。
「あ、別に私、不良ってわけじゃないよ?」
長嶋は慌てて取り繕うようにいう。
「わかってるよ」
「・・・信じてない?」
長嶋は頬をふくらます。
「信じてるって」
「ありがとう。じゃあ、次の時間屋上で待ってる。2人一緒に行ったら噂立てられそうだから、個々で」
「わかった・・・」
僕が了承すると、長嶋は笑顔を浮かべて「約束だよ」といって机の下で小指を立てて僕の方に近づける。
それにならい、僕も小指を立てて長嶋の小指に絡めた。
その時が、僕が君のことを意識してから初めて触れ合った瞬間だった。
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押してくれるとやる気が出ます♪
今度からここに普段のこと書こうか考え中ですww
ちなみに、僕が読んでるブログの人のパクリですww
その人は僕がお手本にしている恋愛小説書いてる人です。