衝撃の日から一週間が経った。
まだ、僕は長嶋の顔をちゃんと見ることはできない。
でも、最近は少しづつ焦りがある。
圭一が長嶋を好きだっていうことが分かったから。
「・・・そんなこと、気にしても何も変わんないよな・・・」
僕は独り言を呟いて家を出た。
家を出ると、そこには長嶋がいた。
僕の家の目の前を通り過ぎていく君が。
「長嶋・・・」
僕は小さな声で彼女に話しかける。
「あ・・・白石君・・・」
長嶋は僕の声に気づき笑顔で振り返った。
2人の目が合う。
自分の体温が上がるのを感じて、僕は目を逸らす。
「・・・?どうしたの?」
長嶋は不思議そうに首をかしげる。
「なんでもない」
「ねぇ・・・白石君・・・」
長嶋が近づいてくる。
「何・・・?」
心臓の鼓動が早まる。
「熱でもあるんじゃないの?」
僕の額に彼女は手を当てた。
「なっ・・・」
僕は瞬時に彼女から離れる。
「どしたの・・・?」
「いや・・・てか、早く行かないと時間やばいよ」
僕がいうと、彼女は時計を見た。
「あ・・・」
「だろ?」
「うん・・・」
僕らは、小走りで学校に向かった。
「間に合ってよかったね」
息を切らしながら長嶋がいった。
「だね」
僕は答える。
長嶋はバックから教科書を取り出す。
「やば・・・」
バッグの中身を見ながら彼女は呟く。
「どうした?」
僕は聞く。
こうやって聞けるようになってきたから少しは慣れたのだが、まだ目を見れない。
「数学の教科書忘れた・・・」
一時間目にある数学。
ここが一番の正念場になるかもしれない。
「ごめん・・・教科書見せて・・・」
「うん・・・わかった・・・」
少し離れていた席をくっつけた。
顔が赤くなるのがバレなけらばいいんだけど・・・。
そんな不安を抱きながら・・・。
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押してくれるとやる気が出ます♪
楓の過去を書いてたんですが、上手くまとまらない・・・。
てか、勉強しないと・・・