龍王山 | 今井町 今西家住宅

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神武天皇に協力し、県主(あがたぬし)の称号を賜わり、十市県主大目の娘を孝霊天皇の皇后として外戚を結び、吉野潜行に際し後醍醐天皇を警護し、戦国期今井庄を城塞都市化して信長軍と闘うも戦いを収め、自治権を許されて栄えた。建国の地かしはらより 悠久の風を!


龍王山城は北城と南城に分かれ、山城としての比高も奈良県内一である。また、奈良県内最大級で、北城だけでも信貴山城に次ぐ大きさである。しばしば、龍王山城が、越後の春日山城、安芸の郡山城とならんで、日本の三大山城だといわれるが、規模だけで比べると、これは少し誇大ないい方である。 山中に二つの龍王社があり、龍王山と呼ばれ、東山麓の藤井で祀られた田町龍王社がある。西の柳本で祀られた柳本龍王社があり、どちらの龍王社も大和川の水源である。 布留川上流にはいくつか九頭神社があり、九頭竜神を祀っている。 昔から天理周辺では、東山中の桃尾の滝のある龍福寺付近は龍王の頭で、龍王山は背中の部分にあたるという。東山の峰々を蛇行して三輪山に至る部分はその尾と伝えられている。 そして、大和盆地の青垣の山々には巨大な「龍王」が鎮座されていた。この「龍王」こそ「大龍」で、東に鎮座する「四神」の中の「青龍」 と考えることができる。

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