翌日。地獄。エンマン城内。幸多 円王の部屋。

部屋の中央に固まったテレラエルが置かれている。

 

円王「魔王と呼ばれていた男か。なぜいままで捕獲されなかった。神やトベルたちが怠惰だったのか?」

ハルカミ「'悪魔の台本'という物が彼の遺伝子にあり、それが捕獲から回避させていたのです。」

円王「それがなぜ今 機能していない。」

ハルカミ「彼の意識が途切れたからでございます。いままで彼の意識が途切れることは無かったようです。」

テレラエル「(クソ。気がついたら ここは…。動けない。…薬か。ブチャガンの技術か。…消されそうだな。10のミが復讐 代行をやってくれれば、再び悪魔の台本が俺の中に生じて助かる。)…」

 

百合キチ四番「すまんが私は断った。思考の障害は私を進化させてしまった。もう悪魔の台本は無い。魔王は要らないんだ。」

マジキチ七番「あの針金みたいなやつ、どうする。」

百合キチ四番「危険物ゴミ出し日に捨ててしまおう。もう生きていないようだから。」

 

ハルカミ「彼の罪は、私が知っているだけでも挙げきれません。したことが無い悪事は無いと思われます。」

円王「大昔にブチャガン様が直接お造りになったのだろう。罪を数えられるわけが無い。」

ハルカミ「今回はケンシェルの学校で毒を撒いたことによる逮捕でございます。」

円王「それだけなら禁固刑にとどめるが、最も罪をおかした男だ。ハルカミ、彼の最大の罪はなんだと思う。」

ハルカミ「…私が知るかぎりでは…。誘拐などで集めた乳●たちを乾燥 粉砕した粉を餌としてゴキブリを養殖して売り、さらにそのゴキブリを乾燥 粉砕した粉を多くの加工食品の材料の'●ミノ酸等'に含ませて売らせたことかと。」

円王「…なんだと? もう一度 申せ。」

ハルカミ「…誘拐などで集めた●児たちを乾燥 粉砕した粉を餌として、ゴキブリを養殖して売り、そのゴキブリを乾燥 粉砕した粉を、多くの加工食品の材料の'ア●ノ酸等'に含ませて売らせたことかと。」

円王「…証拠はあるのか。」

ハルカミ「はい。ミテキタムシに撮らせた映像を集めて保存してございます。」

円王「…」

ハルカミ「ご覧になられますね?」

円王「(絶対みたくないよ~!)…うむ。見せろ。」

ハルカミ「では お持ちします。少少お時間を。」

 

5分後、ハルカミは その映像を円王に見せた。

 

円王「…テレラエルを消滅刑に処す。ハルカミ、うしろを向いて目を瞑っておれ。」

ハルカミ「はい。」

 

円王は眼帯を外してテレラエルの目を見つめた。

 

テレラエル「?……」

 

テレラエルが消滅した。