数日後。地獄。エンマン城内。幸多 円王の部屋。

 

ハルカミ「まさか自ら…。あなたの魂は消滅刑を免れませんよ。」

つねお「いいよ。」

円王「ハルカミ。そやつはどんな罪人だ?」

ハルカミ「暗サツを生業としていた者です。そのほか、●姦や窃盗や違法薬物の配達などあらゆる犯罪を多数 行っておりました。」

円王「まるでテレラエルのようだな。」

ハルカミ「はい。彼はテレラエルが生んだカイミーラで最も罪深い超能力者でございます。」

円王「テレラエルが造っただと? しかも超能力者とは。」

ハルカミ「彼は呪文を唱えるだけでなんでもできてしまったのでございます。」

円王「なんでもか。例を挙げよ。」

ハルカミ「彼のアン冊の主な手法は、相手の血液を凍らせることでした。」

つねお「'チコール アナワー'!と言うだけでそうなったんだよ。暗●を仕事にするしかねえだろ。」

円王「…なぜ自●して ここに来た。生活に不足も悩みも無かっただろう。」

つねお「全てに飽きたんだよ。なんでも簡単に手に入ると、逆に めんどくせえんだよ。」

円王「もう超能力は無いのか。」

ハルカミ「テレラエルに造られた特殊な肉体から離れましたので。」

円王「惜しい。」

ハルカミ「…'惜しい'とは。」

円王「いま、QON不在で消滅刑の作業が滞りがちだ。全てに飽きたという境地、活かせないものか。」

ハルカミ「…わたくしめ のように…。」

円王「そうだ。ハルカミに地獄での仕事を与えたように。」

ハルカミ「しかしQONになる方法はQONだけが。」

円王「前任者はどうした。」

ハルカミ「前任者 'スワライ・ムラサキ'は行方不明でございます。」

円王「さがせ。」

ハルカミ「…しかし、存在を消す能力は彼には無いかもしれません。」

つねお「おい。俺は消されたくて来たんだ。なんの話 してんだよ。」

円王「望みどおりでは刑罰にならぬだろう。」

つねお「! クッッ…。」

円王「安心せい。テレラエルを消したように、充分 働いてもらったら消してやる。」

ハルカミ「さすが円王様。」