イギリス・スピリチュアル旅行記のつづきです。
SNU(AFC)では、霊界通信のデモンストレーション、レクチャー、トランスレクチャー、瞑想などに、外人さん(?)に混じって参加しました。もちろん、適宜、通訳さんが入ってくれました。
(写真↓建物の中、1階です。天井が高いです。
壁に装飾的にあるのは、ドアの周りの飾りです。左右に実習に使うお部屋がありました。)
プログラムの中で、霊能開発系の実習にもいくつか参加しました。
オーリックリーディングや、先生のオーラを感じる練習、クレアヴォヤンスの練習などをしました。
(そのときに担当された先生の一人が、シモーネ先生です。)
私がいちばん印象に残っている実習のお話をしましょう。
その授業は、私たち日本人だけで、また別の先生のもと、「霊を感じる」というレッスンでした。
前に出た一人の生徒の体の中に、先生がこの場にいる仲間に関係のある人の霊を呼び入れます(先生の監督のもと、一時的に憑依させる)。そして、その生徒は見えたこと、感じたことを言っていきます。
私もその授業を体験させてもらいました。
先生の言われるままにしていると、やがて、一人のおばあさんが感じられました。
それは、一緒に参加した女性(仮にAさんとします)のおばあさんでした。
先生がAさんに「おばあさんは亡くなられていますね?」と聞き、Aさんは「Yes」と答えました。
おばあさんの霊が憑依したときから、足がだるくなって立っているのもやっとという感じになってきました。やはり、おばあさんはお年を召していたので、足腰(とくに膝)が弱っていたのだと思います。
そのあと、胸が苦しくなってきました。
先生にそのことを告げると、「そうですね。この方は胸の病気で亡くなっていますね。“もういいです。わかりました”と言ってください。すると苦しさはとれますよ」と言いました。
心の中で、そのとおりにすると、すっと胸は楽になりました。すかさず、それを足にも応用しました。すると膝のだるさも幾分マシになりました。
そのあと、先生が「いい感じですよ。うまくいっています。今、あなたの中におばあさんがいますね。手に注目してください。何かありませんか?」と言うので、心の中で視線を手に集中すると・・
「指輪ですか・・。真珠のような指輪が見えます」
「そうですね。左手に指輪をしていますね。他になにかありますか?」
「四角い箱が思い浮かびます。サイコロみたいな正方形の箱です」
・・そんな感じで、思い浮かぶことを言っていきました。
Aさんは、指輪と箱にいま自分が直接理解できることは思いあたらない、と言いましたが、おばあさんが来てくれて、とてもうれしいと言ってくれました。
やがて、先生がおばあさんの霊を私の体から出しました。すると私の体も意識も何事もなかったように元にもどりました。霊が体に入っているときは、体は動かし難かったけれど、言ったことや体験したことはちゃんと覚えています。それで、Aさんには見えたものをイラストにしたりして後からさらに伝える事もできました。
ということは、完全に霊に体を乗っ取られるという状態ではなかったようです。
よく、昔、テレビの心霊番組で見たような、“霊能者に言われるがまま、助手の人が憑依状態となり、我を忘れてのたうちまわり、あとは何も覚えていない・・((((ノ゚⊿゚)ノ” という感じとは少し違うと思います。
このような体験は全く初めてでしたが、それ以降、霊的な感覚がグンと高まったように思います。
でも、このようなことは、しっかりした先生の監督の元でやらないと危険だと思います。その先生はすべてご自分も同じものを見ながら誘導していましたので、すごい実力があるのだと思いました。
あとから、母に聞いた話です・・。私の母方の祖母は霊媒でしたが、いつも自分の体の中に霊を入れて、通信をしていたそうです(“イタコの口寄せ”みたいに・・。昔の人なので、当時はこのようなやり方が主流だったのかとも思います)。おばあちゃんが応援してくれていたとしたら、自分と似たようなやり方をしたので、うれしかったのか、張り切って助けてくれたのだと思います。(‐^▽^‐)
いずれにせよ、貴重な体験をさせていただき、感謝しています。
だからと言って皆さんにこのような体験ができるかとか、それがうまく行くかといったら、それはわからないので、それを付け加えておきます。あくまでその方その方の成長に合わせられると思います。