私がペット通信をするきっかけになったことのひとつに、ネコ探しを立て続けに何件か依頼されたということがあります。
「迷子のネコちゃんの行方なんて、私にわかるわけないよ!?超能力者じゃないんだよー!無理無理!」とお断りしたのですが、依頼されたのが友達だったので、どうしても・・と言われてやってみました。
探す子ネコは、友達の友達のネコでした。
2月のとある寒い日、動物病院帰りの子ネコちゃんが、お注射に怒ったのか、なぜか飼い主さんの元を飛び出し、
帰宅途中で行方不明になってしまったとのことでした。いなくなった場所は、日本を代表する某高級住宅街。
病院帰りということで、子ネコちゃんは弱っているかもしれない・・と思いました。
できるかできないかわからないけど・・“だめもと”でやってみました。
子ネコちゃんの写真をFAXしてもらって、その子の名前を聞きました。(その写真はFAXのためほとんど黒くつぶれてましたケド^^;)
そして、そのネコちゃんに意識を集中すると・・
『たくさん並んだ同じようなドア。(アパート?マンション?)
高い壁か塀。
帰りたいけど帰れない。
おうちがどこかわからない。寒い・・。』
というようなことが伝わってきました。
私は、そのことを伝え、飼い主さんに、多分、自分のおうちが分からなくなっているのだと思うので、この子の目印になるようなもの・・たとえば自分の匂いのついたタオルやおもちゃなどを、家の周囲に置くようにお願いしました。
少し霊感があるという友達は、「子ネコはもう死んでいる」と言いましたが、私は死んでいる感じはしませんでした。
翌日になって、子ネコが見つかったと連絡がありました。
自宅マンションの下の塀の隅にうずくまっていたそうです。
高級住宅街の地名を聞いていたので、そこに、マンションがあるのか?というようなところでしたが、その地域を少し外れた所のマンションにお住まいだったそうです。
確かに、マンションは同じようなドアがならんでいますよね。そして、さらにそのマンションの入口はオートロックだったそうです。そりゃ、なかなか帰りたくても帰れないですよね。人間だって、同じドアで間違うことありますもんね。
病院帰りの子ネコちゃん、寒空の下で一夜を明かしたようですが、その後、体調を崩すこともなく元気にしているそうです。
直接、解決には役立たなかったけれど、「帰りたくてもかえれない」と言った子ネコちゃん。
今度は、「もう私の帰る場所はないから、帰らない!」と伝えてきたネコちゃんの話をご紹介しましょう・・。
(迷子のネコ探しのご依頼は受けておりません)