日本ハムの話。
日本ハムの話。
日本ハムが9月1日からほとんどの商品を対象に、7%~15%商品価格を上昇させるらしい。なんでも原油価格の高騰でビニール代が高くなったことに加えて、豚の家畜に使うトウモロコシが、ガソリンの代替燃料としてバイオエタノールの原料となっていて値段が高騰しているからだとか。
この頃なんでもかんでも、原油価格の高騰が身近な商品の、格好の価格上昇理由のスケープゴートにされてる感は否めないが、最近そのスケープゴートの仲間にバイオガソリンまで入ってきやがった。困ったもんだスケープゴートは。ほんとスケープゴートには参ったよ。
『スケープゴート』なんていう、覚えたての単語を使いたかっただけの文章はさておいて、そもそも原油価格が上がったことが、バイオガソリンを使わなければいけなくなった理由だから、上の、覚えたての単語を使いたかっただけの文章はおかしいっちゃおかしいのだけど(原因はひとつなのに、あたかもふたつあるかのように書いてることが)、ぶっちゃけた話、原油高騰なんて僕にはどうでもいい。
別に紙の値段が爆発的に上がったわけでもないし、トイレットペーパーは僕は買わない。さらに僕は車に乗らない。
だから油税もタバコ税も、取れる奴からふんだくればいいという超自分勝手な考えなので、正直どうでもよかった。
あ、酒税あげたら暴動起こすよ。
でも、豚の値段が上がるのは気に入らない。
まだバイオエタノールの主な原料のひとつの、サトウキビの値段が上がるから和菓子の値段が上がるってところまでは我慢した。和菓子あんまり食べないし。
ただ豚はいかん。
焼肉屋や居酒屋で豚料理が高くなる。
それだけは許せん。
日ハムだからそんなに料理屋では出てないんじゃないか?って意見もおありだろうが、間違いなく他社も値上げに追随するだろうし、卸し業者も豚の値段を上げるだろう。日ハムがやったことは、他社に先んじて値段を上げたと同時に、「豚の値段は上がるのですよ、奥さん!」という、常識をうえつけようとしているのだ。
なにが問題の諸悪かといえば、バイオガソリンだ。
まぁもっと遡ればイラク戦争とかになるんだろうけど、あまりにも問題が手におえないのでそっとしておこう。
そもそもバイオガソリンなんていいことなんてひとつもない。
『カーボンニュートラルだからエコですよ!』とかいう有識者もいるが、(カーボンニュートラルってのは、植物が成長する過程で二酸化炭素を吸って、その分ガソリンで二酸化炭素を出すから、プラスマイナスゼロだからエコという考え方。つい先日週刊プレイボーイ見て知った。)その植物食べればプラスマイナスゼロどころか、二酸化炭素マイナスやん!超エコやん!
だいたい次世代燃料に食べ物使うって考え方が、どうかしてる。
世界には飢餓に苦しんでる人はたくさんいるのに。
いるのに!
いるのに!
あーいいこと言ったきがする。
しかもその食べ物みんなあつめてガソリン作っても、車の燃料の10%しかまかなえないのに。・・・どうかしてる。
ここはひとつ電気で動く車を普及させるほうに、目を向けていけばいいんじゃなかろうか?
じゃあその電気はどこで作るのか?とか言われそうだから、ここで奇策を提案したい。
東京や大阪に原子力発電所を作ってはどうか?
一杯電気を使うところに、一杯電気を作れる施設を置くのは当然の論理だろうし、遠くから電気を運ぶ手間も無くなる。
いやいや危険だろ?とか言われそうだから反論しておこう。
じゃあ人が少ないところだから原発を置いてるのか?って話ですよ。
原発作る時に、絶対に安全ですからとか地元住民に説明してるんだろ?
じゃあ東京や大阪に置いてもいいじゃないか。
屁理屈お化けの戯言でした。