徒然なるヨッシ~の雑学日記 -14ページ目

雑学日記 その489(素朴な疑問編14)

みなさま、お疲れ様です。

 

 

早いもので今日がとうとう7月最終日となって、まだまだ熱中症に気を付ける時期である今日このごろですが、いかがおすごしでしょうか。

 

 

さて、今日も前回の続編です。

ただ、今日は2つの事項をご紹介します。

 

 

『2+2=4にならないことがある?』

 

化学の世界では、2に2を加えていつも4になるとは限りません。

これは、ある物質に共通した特有の性質で、これらが互いに組み合わさって結合するときに特別な方式を取るからなのです。また、ある物質は、成分の分子自体が別の物質よりも大きく離れた形で(つまり、かさ高な状態で)存在しています。この2種類の物質を一緒にすると、驚くべき結果となるのです。

たとえば、10立方センチの水に、6立方センチの氷砂糖を溶かしてみたとしましょう。できた液体は、どうやっても16立方センチにはなりません。できた砂糖水の体積はせいぜい13.5立方センチにしかならないはずです。

同じように2リットルのアルコールを2リットルの水と混ぜて4リットルの希アルコールをつくろうとしても、どうしてもうまくいきません。

このわけは、砂糖の分子が水に溶け込んだ時、水の分子はもともと砂糖の結晶の中にあった何もない空間(かさ高なためにできた空間)に潜り込んで、隙間を埋めてしまうからなのです。

ですから、この余分な空間のぶんだけ希アルコール溶液の体積は減ります。アルコールと水の場合も同じです。混合溶液の体積については、まず予測とは一致しないものと考えたほうがいいでしょう。このことを難しい言葉では、「液容の加成性が成り立たない」と表現しています。

 

 

『ジェット機はプロペラもないのにどうして飛べるのか?』

 

ニュートンの運動の法則のなかには、「ある(ちから)の作用には、必ずそれと逆向きで同じ大きさの反作用が存在する」という有名な法則(第3法則)があります。

風船をふくらましてから口もとを押さえた指を離すと、ここから噴き出す空気の流れの反作用で、風船自体は反対側に、ものすごい勢いで飛んでいきます。

ジェット機もこれと同じ原理で飛ぶのです。ジェットエンジンから後方に噴き出される強い気流の反作用で、機体が前方に進むのです。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、次回までごきげんよ~!