#492 当たり前の事が当たり前にできる事の幸せ | せんちゃんのThree good things

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自分が感じた嬉しかったこと、楽しかったことを中心に書いていきます。みなさんと喜びを共有できれば嬉しいです。

ずいぶんと遅くなってしまったが、#489の続きである。


11月7日(火)の朝、タクシーを呼んで高◯病院へ行った。入院したら歩けないので、歩数稼ぎのために歩いて行こうとしたが、カミさんがタクシーで行けと言うので…。


高◯病院は、以前と言っても10年以上前であるが、非常に嫌な思い出がある。整形外科の女医が、私が症状を説明しただけで喧嘩を売ってきた。こちらは訳が分からず困惑したが、帰り際に「もう来ないと思うけど…」と足を組んで、ふんぞり返って捨て台詞を吐かれた。捨て台詞を言いたいのは、こちらである。それを必死で我慢したが、もうこの病院には二度と来るものかと誓ったのである。


そして現在。下腹部が腫れ、前立腺肥大で通院したことのある知人に勧められたので、この病院の泌尿器科を受診しようとした。結局、外科を受診したが、これは前回書いた通りである。整形外科ではないからいいかと思い受診した。もう、かの女医はいないらしいし…。


入院前の供託金の10万円を預けて、PCR検査を受けて入院。手術、入院しても支払いをしないで帰ってしまう不届き者がいるんだろう。病院も大変である。


4人部屋の窓際が私のベッドである。ナースステーションから一番遠いので、私は軽症の患者なんだろう。朝、出かける前にシャワーを浴びて来たが、シャワー予約の空きがあったので、夕方4時頃にシャワーを浴びた。その後、点滴のためのチューブを腕に刺された。


この病院は、自分の退院時の着替えさえ持ってくれば、あとは何も持ってこなくて良い。タオル、パジャマ、歯ブラシ、テレビのイヤホンなどほとんどのものは揃っている。この点は楽である。


初日の昼と夜の病院食を食べたが、「まさに病院食」であった。しかもご飯はおかゆだった。ただし、看護師さんはみなさん若くて、明るくて、よく働いて、気くばりのできる方ばかりであった。これにはひどく感心した。10年以上前の整形外科の女医で落ちた評判を取り返すための施策かもしれない、と、勝手に想像した。とにかく素晴らしかった。


消灯は9時、こんなに早く寝たことがないが、暗くなったので寝不足もあって、すぐに寝てしまった。健康的だー❗️


2日目は終日絶食である。朝9時以降は水も飲めない。パジャマから手術着に着替えて、運命の時を待つ。午後1時過ぎに、3階の病室から、歩いて2階の手術室に向かう。


手術台に乗せられ、点滴による全身麻酔ですぐに意識はなくなってしまった。


気がつくと、手術は終わっており、3階の病室のベッドの上だった。


※3箇所に穴をあけて手術行う腹腔鏡手術の跡。そしてオムツ。


※血栓防止のためなら空気圧で血液を循環させる。


※内容不明(動けないので読めない)の点滴


※酸素マスクの供給口


翌日に取ろうと言われた、排尿用の管を手術当日の夜に抜いてもらった。少しでも早く動いて、早く復帰したかったからである。若い看護婦さんだったので、ちょっと恥ずかしかったけど仕方ない。いつかは抜かなくては家に帰れないし。


その夜、1人でトイレに3回ほど行ったが、これが大変だった。まず、ベッドから起き上がるのが一苦労である。ベッドの手すりにつかまって起き上がろうとするが、お腹がひどく痛い。電動ベッドだったので、多少は起き上がりやすかったのだが…。


簡単な手術だと思っていたが、やっぱり腹を切っているので、それなりに痛い。痛みをこらえて、やっとの思いで起き上がり、点滴のスタンドを杖代りにしてトイレに向かう。


この時はまだオムツをしていたのであるが、オムツがかなりゆるい。トイレに行く途中でオムツを落とすワケにはいかないし、落としたら拾い上げることもできない。オムツを押さえながら、点滴のスタンドに寄りかかりながらゆっくり歩く。まるで落武者のようである。切られた腹を押さえ、折れた槍を杖として逃げる敗残兵のようだと思ったが、本人は真剣である。


入院前は、退院時には歩いて帰ろうと思っていたが、とてもそんな状況ではなかった。タクシーを呼んで、1キロ強の移動をしたが、タクシーのわずかな揺れも傷口に響いた。


帰宅後は、シャワーならOKと言われていたが、シャワーは浴びずに早めに就寝。翌日は、ベッドから起き上がるのに30分もかかった。病院のベッドには手すりがあるのだが、自宅のベッドには手すりがないのである。痛かったー。


ベッドから起き上がるのにも腹筋は必要なのである。そればかりか、目薬をさすのも、笑うのも、咳をするのも痛い。くしゃみなんてしようものなら、その場に崩れ落ちるしかないのである。


退院の翌日、録画してあった「寅さん」を見たが、「寅さん」は腹を切る手術の後には見ない方が良い。


当たり前のことが、当たり前にできることのありがたさを身に沁みて感じた出来事だった。痛みがほぼ無くなるのに約1ヶ月かかり、ようやく普段の生活に戻ることができた。


これから年齢を重ねて、当たり前にできることがだんだんと少なくなっていく。それに抗って、体力を維持していくことは大切だなぁと思う。



(今日の日課)

1. 体重、体脂肪、血圧等の測定と記録:◯

2. 坐禅(朝晩各10分間):◯

3. 般若心経を唱える:◯

4. 口角トレーニング(1分間):◯

5. 語学学習(英語、中国語):◯

6. 読書:◯

7. 料理:◯

8. 書道:×

9. 蕎麦打ち:×

10. 陶芸:×

11. 畑:×

12. 一日一万歩:×

13. テニスボール整筋(10分間):◯

14. ストレッチ(30分間):◯

15. ジャンプ(100回):◯

16. スワイショウ(300回):◯ 

17. 体幹トレーニング(1分間):◯

18. 腕立て伏せ(30秒に40回):◯

19. 真向法体操:◯

20. ギター(3分間):◯

21. 俳句(1句):◯

22. Three Good Things:◯