こちらの記事の続きです。
つづいて、神明神社へと向かいます。
なぜか私は、京都の“晴明神社”と言い間違えがちです
こちらの神社は「石神さん」が有名ですよね。
石神さんとは、神明神社の境内社である「石神社」のことで、
女性の願いを叶えてくれる神様がいることで知られています。
もともとは、海女さんが漁に出る際に、無事に帰ってこれるようにと願いを込めていたお社だったそうですが、
一躍有名になったのは、2004年のアテネオリンピックです。
マラソン選手の野口みずき選手(伊勢出身の方らしいです)が石神さんのお守りを持って走ったところ、なんと金メダルを獲得しました🥇
それがメディアに取り上げられて、一気に火がつき、口コミなどでどんどん噂が広がていったそうです。
現在は、アテネオリンピックから20年近く経ちますが、
未だ参拝客は衰えることはなく、交通の便が悪いにも関わらず日々多くの参拝客が訪れるそうです。
「ほんとに、『よくこんな不便なところにこれだけの人が来るね……』と思うくらい、毎日たくさんの人が来るよ。
この前の春休みは駐車場も満車だったし、今日みたいにお客さんさんを石神さんまで送り届けることはとても多いんだよ〜」
と、タクシーの運転手さんが教えてくださいました。
すごい神社です。
私は、神社仏閣巡りを始めた頃に石神さんの存在を知ったのですが、それ以来ずーーーっと
と思っていました。
だから今回は、念願かなって参拝できて、本当〜〜〜〜に嬉しかったです。
二見興玉神社から神明神社までは、ちょうど1時間くらいかかりました。
小学生の修学旅行で訪れた鳥羽水族館や、「パールロード」と呼ばれる眺めの良い道路を通りながら向かいました。
信号がほとんどない道で、うねうねとした細い山沿いの道をひたすらに進んで行きました
車がなかったら生活できなさそうな、本当に田舎の地域です。
けれど、こういう辺鄙な場所にある神社って、ほぼ間違いなくパワースポットなんですよね……
神明神社に行く途中で、鳥羽展望台に寄り道しました。
当初の予定にはなかったのですが、運転手さんが
と言って、寄ってくださいました
めっっっっちゃ真っ青です。💙
実際は、写真の何倍も綺麗でした。
京都は山に囲まれていて、あまり青々とした景色を見る機会がないので
この景色はとても嬉しかったですね。
運転手さんによると、もっと空気が澄んだ時に来ると、富士山が見えるらしいです。
なんと、夫婦岩からも富士山が見えることがあるそうで
まさか三重県から富士山が見えるとは思ってなかったので、びっくり!でした。
見れた方はラッキーですね🤞
さて、神明神社ですが、第一駐車場のそばにある坂道を少し登った先にあります。
入り口です。
入ってすぐの場所に、「山々神」と「稲荷社」の境内社がそれぞれありました。
石神さん目当ての参拝客が多いためか、このような看板がありました。
めちゃ可愛いイラストですね
個人的には、神武天皇がツボです笑
おしゃれな手水舎でした。
休憩スペースがある神社は、個人的に推せます。
こちらが境内図です。
結構こじんまりとした神社です。
ご本殿です。
厳かな造りです。
これ、わかります?
めっっっっちゃ大きなおみくじなんです!
両手で上下左右に揺らすと、棒が出てきます。
「日本で二番目」とのことですが、一番はどこなんでしょうか……。
もし知っている方がいたら、教えてください。
ご本殿の近くには、「長寿の館」と
さざれ石があります。
旧拝殿の鬼瓦も展示されていました。
スタジイの木です。
朝福寺(薬師堂)です。
神社なのにお寺があるのですね。
中には仏像が2体ありました。
大変珍しい神社だと思います。
ヤマモガシの木です。
とても大きかったです🌳
木の近くにベンチがあったので、そこに座って、まずは本殿の神様にあれやこれやとお話しました。
(石神さんにも声が届いていたかは不明です。)
とても綺麗な青空でした。
お話してる最中、大きな黒いアゲハ蝶が、私のそばを行ったり来たりしていました🦋
蝶々(特にアゲハ蝶)は「神様の使い」とも言われていますよね。
「もしかしたら、神様がすぐそばで見守ってくださっているのかもしれないなぁ〜」
と思って、とても嬉しかったです。
その後、こちらの用紙を記入しに行きました。
ピンクの用紙に願い事を書いて、それを石神さんのお社にある「願い箱」に入れ、祈願します。
(肝心の表面を撮影し忘れましたが、願意と願主を書くようになっています。)
桜井識子さんによると、こちらの用紙はなるべく細かく、丁寧に書いた方が良いそうです。
また、願主の欄には、住所も書いた方が良いとのことでした。
私も、できるだけわかりやすく、丁寧に書くことを意識しながら、願い事をしたためました。
願い用紙を手に、いざ参拝です。
お社の中央に、石神さんがおられます。
桜井識子さんによると、とても霊力の高い白い蛇の神様が宿られているそうです。
以下、識子さんのブログ記事を引用させていただきます。
岩の中から岩の上に、しゅう~っと立つのです。
見ていたら、参拝客が手を合わせるたびに、1人1人に対して、いちいち現れていました。
私が見ていた時は女性しかいませんでしたので、男性に対しても出てくるのかどうかは不明です。
が、女性には1人残らず、ちゃんと岩から出て立っておられました。
律義な神様なんだな、と思いました。
この神様は、ものすごーく優しい、ある意味優しすぎるくらいの性質です。
ですので、お願いをする時は、
「お願いします、助けて下さい、神様のお力で是非叶えて下さい、お願いしますお願いします」
と、全面的に頼っています、ここで叶えていただなかったら他に道はありません、くらいの気持ちで願うといいです。
それを断るというか、知らん顔して流す、ことが出来ない神様ですので、お願いする温度・・・意気込みが大事だと思います。
格が高い神様は、同時に何人もが一斉に手を合わせても、聞き洩らすことはありません。
すべてキッチリ聞いています。
ですが、ここの神様は、もしも大勢の人が参拝していたら、横で他人と一緒に拝んだりしない方がいいです。
順番を待ってでも、自分1人のために岩から出てきていただく・・・それが願掛けを叶えてもらう秘訣です。
引用元は⇩です。
https://ameblo.jp/holypurewhite/entry-11951980823.html
というわけなので、石神さんへの参拝は、とにかく熱心に、一途にお願いすることと、
きちんと順番を待って参拝することが大事なポイントになるようです。
私が参拝した際は比較的空いていて、ほぼ待ちなしで、周りに誰もいない状態で参拝ができました。
しかし、混雑時は列に並んで参拝しないといけないこともあるようです。
そういった場合は、多少時間がかかってでもきちんと列に並んで、後ろの方の迷惑にならない範囲で丁寧に参拝されると良いかもしれません。
御朱印は、書き置きのみ対応でした。
メインの御朱印と、石神さんの御朱印の2種類ありました。
せっかくなので、私もお守りをいただきました。
何種類かあったので、もしかしたら、野口みずき選手が買われたものとは別のお守りかもしれませんが、良い参拝記念になりました。
今回は2日間で6社の神社を巡ったのですが、私は、6社の中で神明神社が一番好きでした。
石神さんはもちろん、ご本殿の神様も本当にお優しく、私の話を一生懸命に、丁寧に聞いてくださってる感じがしました。
帰り際におみくじを引いたら、お話したことに対するアドバイスのようなものがドンピシャで書かれていました。
ちゃんと私の声が届いてるのだな、ということがわかって、とても嬉しかったです。
何度も書いていますが、神明神社へのアクセスは、あまり便利とはとは言えません。
ですが、伊勢鳥羽方面へ来た際は、多少苦労してでも行く価値がある神社だと思います。
特に、神社や神様が好きで、普段から勉強をされている方は、より目をかけていただきやすいような気がします。
お天気が良かったこともあり、本当に居心地が良く、素敵な時間を過ごすことができました。
好きな神社がまた一つ増えました。
次回へ続きます。