石神さん

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三重県鳥羽市にある神明神社の境内に、石神さんと呼ばれているお社があります。

私も最近まで知らなかったのですが、調べものをしていて石神さんの存在を知りました。

地元の海女さんが昔から、女性の願いならひとつは必ず叶えてくれる、といって信仰してきたそうです。

マラソンランナーの野口みずきさんが、石神さんのお守りを持って走ったところ、アテネオリンピックで優勝したことから有名になったみたいです。

先日、伊勢神宮方面に出かけたので、少し足を延ばして、この石神さんにも参拝してきました。

石神さんは、本殿手前の参道脇にあり、とても小さなお社というか、祠で、ご神体の岩がそのまま見れます。

見たところ、石神さんはとても霊力のある白い蛇の神様でした。

参拝客が手を合わせると、白い着物を着た女性の姿で現れます。

岩の中から岩の上に、しゅう～っと立つのです。

見ていたら、参拝客が手を合わせるたびに、１人１人に対して、いちいち現れていました。

私が見ていた時は女性しかいませんでしたので、男性に対しても出てくるのかどうかは不明です。

が、女性には１人残らず、ちゃんと岩から出て立っておられました。

律義な神様なんだな、と思いました。

この神様は、ものすごーく優しい、ある意味優しすぎるくらいの性質です。

ですので、お願いをする時は、　「お願いします、助けて下さい、神様のお力で是非叶えて下さい、お願いしますお願いします」と、全面的に頼っています、ここで叶えていただなかったら他に道はありません、くらいの気持ちで願うといいです。

それを断るというか、知らん顔して流す、ことが出来ない神様ですので、お願いする温度・・・意気込みが大事だと思います。

格が高い神様は、同時に何人もが一斉に手を合わせても、聞き洩らすことはありません。

すべてキッチリ聞いています。

ですが、ここの神様は、もしも大勢の人が参拝していたら、横で他人と一緒に拝んだりしない方がいいです。

順番を待ってでも、自分１人のために岩から出てきていただく・・・それが願掛けを叶えてもらう秘訣です。



境内入口です。この奥の右手に石神さんがいらっしゃいます。





お参りする前に、願い事を用紙に書きます。





願主の欄には住所も書きます。お願いはひとつしか書きませんが、このスペースです。丁寧にわかりやすく細かく書くといいと思います。





用紙の裏面です。二つ折りにするとイラストが表紙になります。可愛いです。





石神さんの正面です。





ご神体です。誰かがご神体の上に硬貨を乗せていますが、これは大変失礼な行為ですので、絶対にしてはいけません。

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