先日も記事にしました
新日本プロレス『NEW JAPAN CUP』
その決勝戦がおととい3月20日の尼崎大会でおこなわれました。
準決勝は
○永田裕志vs矢野通●
○中邑真輔vs真壁刀義●
決勝のカードが
永田裕志vs中邑真輔
と、ここまでは良かったんです。
ヨソジは今回、中邑真輔推しでしたから。
しかし…
優勝は永田裕志。
うーん…。オレ、去年のG1優勝に永田さんを推してたんだよなあ。
なんだろうなぁ…。ちょっと読みが早いのかね?
ん? てことは今年の夏のG1優勝は真輔?
まあ、まだ雪の残ってる季節から夏の話をするのはちょいと早いか
決勝で敗れた真輔だがコメントが気に入った。
「歩き続ければ、明日は必ず来る。
コケて何かをこぼしてもまた拾い集めればいい。
いつもそうだった。何度も何度も立ち上がる。
それがプロレス。それがオレたち日本人でしょ。
必ずまた立ち上がる」
震災に遭った日本と、自分のプロレスに対する姿勢を重ね合わせているのは明らか。
「頑張れ」とか「元気出せ」という直接的な表現が無く、逆にそこに中邑真輔という人間の思慮深さ、思いやりを感じた。ますます中邑真輔が気になって仕方がなくなってしまった。
さて、ここから先はひじょうに偏った意見。
じつは永田裕志という選手が「好きか? 嫌いか?」でいうと「嫌い」。
器用な選手、愛社精神のある人だというのは伝わってくる。永田裕志が会社の同僚だったら多分、仲良くなれるかもしれないが、プロレスラーとしては嫌い。
理由?
あの「白目」。あれを続けている時点で、オレの中では「ナシ!!」。
同じ「白目」ということでWWEのアンダーテイカーと比べてほしい。
永田と違ってテイカーは試合中に決して白目をむかない。入場してリングイン後に帽子(フード)を外したときと、フィニッシュを決めてフォールの体制でR.I.P.のポーズを決めるときだけだ。
テイカーが試合中に白目をむいていたとしたら、それは何らかのスキットにつながっている場合だろう。
試合中にわざわざ白目を作って見せるなど、「ストロングスタイル」を掲げる新日本プロレスのトップレスラーがやるべきことじゃない。
少し話が逸れるが、その永田の白目を面白がっている(ありがたがっている?)マスコミにもオレは腹が立つ。
観客があれを見て笑っているのはまだいい。マツケンサンバを笑っているような感覚だろう。
しかし週プロもサムライTVもテレ朝も東スポも、あの白目が出る度に面白がっている。むしろそれを欲している。しかしそうじゃないだろう?
一見(いちげん)の観客、非プロレスファンの感覚になって考えてみればいい。あの白目を見た人の多くはきっと「ああ、やっぱりプロレスって本気じゃないんだな」と感じるだろう。
たとえばそれを前座の第2試合や第3試合で会場をあっためる役割の人がそれをやっているならオレはこんな気持ちにはならないだろう。晩年の馬場さんやラッシャーさんのように、あるいはドン・荒川さんのように、そうした役割を担う選手は存在する。
しかし繰り返すが永田裕志は春のトーナメントで優勝する、新日本プロレスのトップレスラーなのだ。
なぜ
「アナタがそんなことしていちゃ、おかしいだろ?!」
と、誰も言わないのだ?
ああ…。書いているうちに感情的になってしまった…。
とにかく、中邑真輔が優勝出来なかったのが残念で仕方なく、永田裕志の白目が大嫌いで仕方がないというオハナシでした