舞の海氏、尊富士だったら勝ち越しを「やりそうですね」/名古屋場所
2024年7月23日
大相撲名古屋場所9日目(22日、ドルフィンズアリーナ)右足首負傷で休場し、8日目から途中出場した十両尊富士(25)が時疾風(27)を押し出し2連勝。
十両残留濃厚となり「声援が力になっている。勝ち負けより、どうしたらけがをしないかを考えている」と前を向いた。
尊富士は110年ぶりの新入幕優勝を果たした3月の春場所14日目に右足首を痛め回復が遅れ、先場所を全休して十両に落ちていた。
NHKでラジオ解説を務めた舞の海秀平氏(56)=元小結=は、「きのうもきょうも強い相撲を取ってますね」と評価。
実況の大坂敏久アナウンサー(49)が「7日の休みということで、まだ負け越したわけではないですよね? 全部勝てば勝ち越しということになります」と続けると、「尊富士だったらやりそうですね」と期待していた。(サンケイスポーツ)
そういえばあの尊富士はどうしたのかな、と大相撲の名古屋場所が始まった頃、新聞の大相撲番付欄で探したことがある。
2場所前の3月場所で、新入幕初優勝というとんでもない記録を成し遂げたにもかかわらず、先場所も全くその名前を聞かなかったからだ。
すると幕内力士の番付表にその名前は載っていなかった。それで十両の方を見てみたら、上の方に載っていた。
前の場所に優勝したにもかかわらず、たった1場所怪我で全休しただけで、十両まで落ちてしまうのか、と勝負の世界の残酷さを感じさせられた。
更に今場所も休場しているようだから、このまま全休したら十両に留まる事すら出来ないかもしれないな、と思っていた。
ところが全勝すればギリギリ勝ち越せる8日目の中日(なかび)から出てくると言うので注目していたのだが、さすが尊富士だけのことはあって圧倒的な強さを見せた。
そして出場2日目の昨日も、私は観てなかったのだがやはり軽く勝ったようで、その結果を受けての舞の海氏の評価が上の話である。
私は特に尊富士のファンというわけではないが、こういう圧倒的な強さを持った力士が出てくるのは大歓迎だ。それが日本人だと特に嬉しい。
尊富士は取り敢えず2勝したので、幕下陥落だけは免れたようなので、舞の海氏が言うように出来れば残りも全部勝って勝ち越してほしいものだ。
そしてそれも彼の場合ならあり得る、と思わせてくれるような雰囲気をこの力士は持っている。
追加記事
という記事を書いて20分ほど前に公開した処だが、先程MSNニュースを観ていたら次のような記事を見付けてしまった。
尊富士は2勝して十両残留がほぼ決まったので、今日からまた休場すると言う話だ。十両と幕下では待遇面でも天国と地獄のように違うからだ。
うん、怪我の状態がよく分からないが、無理しない方が良いかも・・・。
尊富士が10日目から休場 途中出場で2連勝し関取残留は確実「相撲取ったらケガをする…」複雑な胸中も
2024年7月23日
日本相撲協会は23日、東十両2枚目の尊富士(25=伊勢ケ浜部屋)が10日目から休場すると発表した。
尊富士は、110年ぶりの新入幕優勝という歴史的偉業を果たした春場所で右足首靱帯を損傷し、夏場所は全休。史上最速優勝からわずか1場所という史上最速で十両に転落した今場所は、初日に間に合わず8日目から出場した。「自分が決めたことなので、出るからには勝つためにやるだけ」と覚悟を決めて臨み、圧倒的な強さで2連勝を飾っていた。
9日目の取組後には「相撲を取っていたらケガをする。元気(な体)で相撲を取ってみたい」と複雑な胸中を口にしていた。
ここまで2勝0敗7休。関取残留は確実な状況となっていた。この日の不戦敗で負け越しが決定する。(スポーツニッポン)