石原慎太郎氏の生き方 | アジアの季節風

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 中川昭一氏が50代半ばで亡くなり、石原慎太郎氏も亡くなり、その後左程時も置かずに安倍晋三氏も暗殺されてしまった。

 

 私が期待し、好きだった保守政治家がここ10数年くらいで次々と逝ってしまった。何ということだろう。

 

 それでなくても良質な政治家が少なくなってしまった日本の政界の中で、何故こんなことが立て続きに起ってしまうのだろうと不思議に思う程である。

 

 そんな中で最近本屋で石原氏の最後の遺稿ではないかとも思える本を見付け、思わず買ってしまった。それがこの本だ↓。

 

 

 まだ3分の1くらいしか読んでないが、亡くなる3,4年前に自分の生涯を振り返った、言わば自叙伝の様な本である。

 

 これは奥さんが亡くなるまで決して出版してはいけないと、友人である幻冬舎の見城社長(だったかな?)に言っていたらしい。

 

 しかしその奥さんは石原氏を見送った後、後を追うようにして亡くなった為、その後すぐに出版されたようだ。

 

 それだけに奥さんには内緒にしておきたいような(傷つけない配慮だと思えるが)、若い頃の女性関係なども書かれていて中々面白い。

 

 そんな本を読んでいる最中なのだが、ユーチューブにも石原氏に関する動画が結構沢山出ていて、中でもこの動画が中々面白かった。

 

 

 

 これを観ても惜しい人を亡くしたな、とつくづく思わざるを得ない。

 

 石原氏が1989年自民党総裁選に出た時、結果的には海部氏が総裁になった訳だが、あの時もし石原氏を選んでいたら、日本はもっと違った良い国になっていたはずなのになあ、と思うと悔しくて仕方がない。

 

 この動画は観た人も沢山いるとは思うが、私自身もこのブログに残しておきたいので、敢えてここにコピペしておこうと思う。

 

 石原氏は昔から敵も多いとは思うが、勿論ファンも圧倒的に多い筈だ。そういう意味では今の百田尚樹氏と良く似ている処もある。

 

 ただ石原氏は若くして有名になり、政治家としても活躍できたが、百田氏はもう68歳だ。今更政治家になろうとは思っていないだろう。それが残念である。