珍事? | 鬼妻ファイト日記

鬼妻ファイト日記

毎日の姑とのバトル日記を、完全卒業しました。
10年の在宅介護を終えてからの姑は、施設に2年、療養型病院に
2年入院しましたが、令和4年11月3日(文化の日)に、97歳にて他界しました。
これからは、自分の老後の日記を書いていこうと思っています。

今日は、ようやく夫も時間が出来て、夕方瑞浪の接骨院に行ったのです。

「どんな感じですか?」

って院長先生。

「満身創痍です」

って答えておきました。

おかげで、今日は全身に電気をかけて頂きました。(笑)

 

さて、夕食はやっぱり外食にしました。

今日は、少し早い時間に行ったこともあって、6時半前に終わったので、多治見の鮨屋に行ったのです。

すっかり大将とも仲良し。(笑)

夫は、またまたビールと日本酒を飲みました。

客は、私たち夫婦だけ。

そんな時のことです、一人の高齢の女性がお店に入ってきたのです。

「ごめんなさい、客じゃないんです」

なんと、帰り路がわからなくなってしまったと言うのです。

え?認知症のお婆さん?

いえいえ、よく聞いてみたら、7月に高齢者免許更新があるという通知が来て、そこへちゃんと行けるかどうか下見に行ったのはいいけど、帰り道がわからなくなってしまったと言うのです。

電気が点いているお店はここしかなかったから、思わず車を停めて助けを求めたようです。

歳は77歳。

ボケているとは思えなかったけど、同じ話を何度も繰り返すところは少しボケ始めているなとは感じました。

でもしっかりしたお婆さんだと思います。

なんせ一人でナビも付いていない車で、そこへ行こうと試みたんですから。

いや、ボケているから出来ることだと言われてしまえばそれまでですけど。

免許更新するってことは、まだ車を運転する意志があるってことですよね。大丈夫ですかね。

 

市之倉に帰りたいと。

初めは、私たちが先導することも考えたのですが、雨降ってるし、暗いし、お婆さんの運転がどのくらいのものかもわからないので、夫が警察に頼む方がいいと助言したのです。

大将が電話してくれたのですが、その後また警察から電話があったそうですが、なかなか来てくれないのです。

3度目に電話が来て、住所や名前を訊いてきたそうです。

ようやく20分ほどしてから、警察官が2名やってきました。

遅いから一言言ってやると勢いづいた夫は、本当に警察官になぜこんなに時間がかかったのかと尋ねたのです。

どうやら、お婆さんの家族に電話をかけ、迎えに来てくれるように頼んでいたらしい。

お婆さんは、息子一家と住んでいるそうですが、息子夫婦も孫も働いているので、家にはまだ帰っていないと言っていたのですが、警察が電話した時は、帰っていたそうです。

お婆さんなりに、息子一家には迷惑かけたくなかったのかもしれません。

でも、これが一番安心な送り方だと思ったので、良しとしましょう。

それにしてもお婆さん、もう免許は返納した方がいいんじゃない?

 

無事見送ってから、私たちも店を出ました。

8時過ぎに家に着いたのですが、なんか家の様子がおかしいのです。

リビングが真っ暗。

電気は点けていったはずです。

いつも電気なんか点いていない2室の和室の電気が煌々と点いているのです!

泥棒?

家の中を荒らした形跡は全くありません。

盗まれたものもありません。

不思議なのは、部屋の電気だけ。

夫はすぐに次男に電話をかけて、家に来たかどうか尋ねておりましたが、もちろん答えはNOです。

 

なんだかあのお婆さんと出会ったことに不思議な縁を感じてしまいました。

不思議の国のお婆さん?

春の珍事でしょうか。

 

追記:お風呂のコントロールパネルって言うんですか、

   あの電気も切れていたんです。

   雷でも落ちた?

  (次男は、雷はないと言っていたが)