ローリングストックを考え直す | 鬼妻ファイト日記

鬼妻ファイト日記

毎日の姑とのバトル日記を、完全卒業しました。
10年の在宅介護を終えてからの姑は、施設に2年、療養型病院に
2年入院しましたが、令和4年11月3日(文化の日)に、97歳にて他界しました。
これからは、自分の老後の日記を書いていこうと思っています。

usagiさんが、いざの時のためにやっておくといいと言われた

 

ローリングストック

 

伺ってみると、usagiさんは、震災を経験されておられるとか。

それも大震災ではなく、中途半端な震災だったので、誰も助けてくれなかったそうです。

その経験から、常に備蓄されているとのこと。

当然、ローリングストックということになりますね。

ですから、今回のようなことが起きても、慌てず騒がず、ということなんですね。

 

私は、基本買いだめするタイプではありませんが、フルタイムで働いていた時は、どうしてもストックしておかなければならないものがありました。トイレットペーパーもその一つ。

それでも、置く場所もそうあるわけではないから、せいぜい1つ余計に買っておくぐらいです。

 

それでもusagiさんも書いておられましたが、介護するとゼッタイストックは大事です。

 

トイレットペーパーとティッシュペーパーの消費量は、ホント多かった。

介護なさっている嫁様たちはみんなそう思っているでしょう。

 

ナニサマが、私に謝ったことあります。

「悪いね、私がいっぱいペーパー使うから」と。

 

もうね、トイレもよく詰まったわ。

糖尿だったってこともあったけど、頻尿でもあったし、とにかくペーパーをたっぷり使う人でしたから。

トイレットペーパーもあっという間。

ティッシュペーパーも朝から、食事をするたびに

シュッシュッ・・・って。

ナニサマ専用のごみ箱は、いつもいっぱい。

 

ナニサマが施設に入ってからは、トイレも詰まることなく、ペーパーの減りも遅くなり、ストックも最低限しか置かなくなりました。

 

前にも書いたけど、オムツのストックは押入れいっぱいに入ってます。

施設に寄付しようと思いながら、まだそのまま眠っております。

震災があったりすると、紙おむつは必要だって教えてくれた人もいるので、躊躇したりして。(苦笑)

 

変な話、私、使い古したタオルも取っております。

雑巾や何かあったときに使う使い捨てとしてストックしていました。

もちろん介護があったからです。

今はそれに適した用品があるのでしょうけど、私はそこは「昭和の女」

再利用しようと目論んでいたわけです。

しかし、ナニサマが施設に入ったので、それは思いっきり捨てました。

大きな袋にたっぷり入ってました。(笑)

 

人は災難やこうした介護のような特別なことが入ってくると、いろいろな知恵がつきます。

ナニサマには本当によく学ばせてもらいました。

先に先に、何でも用意していました。

いきなり「あれがほしい」なんて言うこともザラでしたから。

 

人間はどんなときでも学ぶ生き物なんです。

苦しみから解放されると、そういうことも感慨深くなるものです。