12月ももう3分の2が過ぎました。
1年の時の早さを、感じずにはいられません。
去年の今頃は、ようやく介護の終結の幸せの光が差し始めていた時でした。
いろいろなことがあったけど、過ぎてしまえばすべては泡となって消えていくものなんだなあと。
ブログだけは、そんな記憶をいつまでも留めておいてくれます。
あゝそうだったな~、あの人のあの言葉が私を救ってくれたんだなあ~って、思い返すと感謝で胸が熱くなります。
つらかったときのブロ友さんたちからのコメント、どんなに助けられたことか。
おやおや、まだ終わってないうちからもうセンチメンタル。(笑)
私は前にも書いたように、介護をしたことに後悔はしていません。
断っていた方がもっと大きな後悔が残るだろうと思ったので、そのことに関してはまったく後悔してはいないのです。
ただただ、相手が思った以上の怪物であったことが、大きな誤算だったというだけのことです。
でも、ナニサマのおかげで、随分勉強させてもらったことも多々あります。
決して無駄ではなかったということです。
今日、懇意あるお二方から電話を頂きました。
一人は、私たち夫婦の仲人をしてくださった方。
もう40年以上どころか、50年近くのお付き合いです。
子どもたちのことを孫のように可愛がってくださいました。
もうすぐ卒寿だと言っておられました。
奥様がパーキンソン病を患い、長い間一人で介護しながら生活をしておられました。
奥様のことをとても大事にされていた方でした。
奥様も素敵な方でした。
一人娘さんが、近くに嫁いでしょっちゅう世話に来てくれています。
そしてまたたった一人の孫娘さんが、来年結婚されるとのこと。
「曽孫を見るまでは頑張るぞという目標が出来たね」と。
そしてもうひと方は、次男の嫁さんのお父さん。
この方も奥さんの介護をやっておられます。
どんなに大変でも、施設には頼らないで、最期まで看取るんだと頑張っておられます。
これも愛ですよね。
私のクラッシックコンサートのレポートを読んでくださったとのことで、お父さんも機会があったらコンサートに出かけたいとおっしゃってました。
「車椅子で行けますか?」
「もちろんですよ。今は会場にそういうスペースを作ってあるところが多いですよ」
「それなら連れて行けますね」
「息抜きにぜひ!」
と、進言しておきました。
こうした電話が来るのも、季節の贈りもののお陰です。
「お歳暮」なんか面倒くさいと言う人もおられるかもしれませんが、年に2回はこうした温かい電話のやりとりが出来るのです。
私は、生きている限り、縁は大切にしたいと思っています。
長男の嫁さんのお母さんとも繋がっています。
娘の婿殿のご実家とも繋がっております。
私は、ナニサマを反面教師にしました。
おかげで、子供たちも幸せな家庭を築いてくれています。
それだけが、私の誇りです。