しまなみライドの記録 その10 広島空港から北海道(最終回) | atx840な日々~ ver cycling

atx840な日々~ ver cycling

自転車にまつわるあれこれ
ライドやトラブルの記録、時々料理&お菓子

お晩でございます~

北海道は苫小牧のATX840 でございます!

 

 さて、しまなみライドから帰ってきてほぼ1か月、やっと最終回に到達・・・

 今回は、最終夜と広島空港でのできごと、帰宅までのお話。ライドは前回で終わったので、おまけの話といったところなので、テキトーに読んでほしい。

 

前回のログ

 

 激坂(当社比)を登って、やっとの思いで広島エアポートホテルに到着。ロビーに入ると、思ったより高級な雰囲気だ。

 フロントの女性スタッフに受付をしてもらう。このとき、坂を登って汗だらけの怪しいオッサンなのに、気遣ってくれてか、冷たいミネラルウォーターを出してくれた。さすがにそこで栓を開けることはできなかったけど、ありがたかった。

 それともうひとつ、サービスで入浴剤のバブをくれたのもありがたかった。さらに、予約時は2,700円だったので諦めた朝食だが、1,000でサービスしているというのでお願いすることにした。

 


広島エアポートホテルのお部屋


 ここは、事前に自転車の部屋持ち込みを確認してあったので、エレベーターに自転車を乗せて目的のフロアに向かう。部屋に自転車を入れるにはドアを開放しなければいけないのだが、自動で閉まってしまう。

 今治のJRホテルのようにドアストッパーがあればよかったのに・・・なんて思いながら、なんとかお部屋に自転車を入れる。
 お部屋は広くてきれい、ウォシュレットもちゃんとある(笑)。ただ、自転車のラックは無いので、靴磨きの不織布を壁と自転車の間に挟んで立てかける。

 これから、晩御飯と段ボール置き場に置いてきた梱包材量を取りに空港まで行かなければいけない。その前にまずはシャワーだ。

 

夕方の広島空港


 10分くらい歩いただろうか、空港のターミナルビルに到着。先にサイクルハブに行って梱包資材の存在を確認、ちゃんと置いてあった。一安心したので、晩御飯を食べに空港ビルの3階に向かう。

 

誰もいない。夕方だもんなぁ・・・


 目的はお好み焼きなのだが、何も考えないで入ったお店は地酒居酒屋だった・・・ 入ったら、皆飲んでいるだけなので変だぁ、と思ったのだが変なのは僕の方だった。仕方ないので生ビールを注文、一気に飲んでお好み焼がある広いフードコートに入る。 

 


 そうそう、ここだ! 目的の「みっちゃん」を探し出し注文、「20分くらいかかるが、フライトは大丈夫か?」と聞かれるが、OKと答える。久々に食べるお好み焼き、広島のお好み焼きは麺やキャベツが大量に入り、生地が薄いのが特徴。特に「みっちゃん」のお好み焼きは、出張で広島に来た時以来ファンになったお好み焼きだ。

 

広島(風)ではない、広島のお好み焼き

 

 結構なボリュームのお好み焼きを完食、二杯目のビールを頼まなくて良かった、とひそかに思いながら2階に降りて、明日買うお土産を物色する。
 
 ホテルに帰ると、さすがに疲れ切ってしまって、何もする気がおきない。しかし、今日のうちに自転車を梱包しておかないと、朝の余裕がなくなるので頑張る。

 梱包が終わり、バブの風呂から上がったら幾分落ち着いたので、ヨメにライン電話をかける。明日帰るよ~なんて話をしていたら、顔がむくんでいると指摘される。
 確かに、昨日からヘルメットの下にかぶるキャップの跡が額から取れない。瞼も二重から一重になっている・・・ 
 指摘されたのがラーメン、いつもなら1か月に1回くらいしか食べないのに、ここ3日で2回も食べているし「スープ沢山飲んだでしょう!」、はい、その通りでございます。

 

むくみの原因のひとつ・・・美味しかったのに(泣)


 塩分の取りすぎで体がむくんだらしい・・・幸い、日曜には回復していたが、体重が3㎏くらい増えていたのにはびっくり! 
 完全に食べすぎである。自転車でエネルギーを消費するはずが、消費しきれていなかったようだ(笑)

しまなみツアー最終日(5/25)


 最終日は帰るだけで何も予定していない。フライトは10時半だが、大型手荷物の手続きもあるので、8時20分の送迎バスに乗ることにしてある。これも、フロントのお姉さんが考えてくれ、自転車のような大型荷物でも大丈夫な大きなバスが運行する時間を予約してくれた。
 朝食会場に向かうエレベーターでJALのCAさんと一緒になった。降りるとき、お先にどうぞ、と譲ってくれたので、ダチョウ倶楽部にならないよう、ありがたく先に降りた。制服を着ていたから、もう仕事モードに入っているのだろう。会社の看板を背負うということは大変なことなのだなぁ、と変に感心した。


 朝食は結構豪華だったが、今日はもう走ることも無いので食べ過ぎないよう注意した。とは言っても、あれだけのメニューを見ると、なんでも食べたくなってしまう。 
 ハーブが入った水が変わっていて美味しかったのと、朝からお好み焼き(食べない)やカキフライ(美味しかった!)があったのが印象的だ。あと、呉の名物のがんす(かまぼこのフライ)があったが、これも美味しかった。

 お部屋にもどり、輪行袋に入れた自転車をかついでロビーに降りる。チェックアウトの手続きを完了、玄関に出て送迎バスを待つ。

 

広島エアポートホテルの正面


 バスは国内線と国際線の間にある駐車スペースに到着、自転車をかついで出発ロビーがある2階に向かう。1階に来た時点で結構な人、出発ロビーも混雑していた。

 少し並んだが、ほどなくして僕の順番が回ってくる。ここでも、従価料金の申請を行ったが、千歳と同様にあまりポピュラーな手続きではないようで、グランドスタッフのお姉さんが紙(自作ノートっぽい)のマニュアルを見て対応していた。

 しかし、あまりにも時間がかかる。来た時は10人くらいの列だったのが、いつの間にか数倍に膨らんでいた。出発便の時間帯にもよると思うが、早めに来て良かった。そんなことを考えていると、お姉さんがすまなそうに「画面がフリーズしまして・・・」と説明される。それでは仕方ない、怒っても解決しないので、笑顔で大丈夫!と答えておいた。  

 やっと手続きが終わったら、隣で手荷物の保安検査を受けるように言われる。千歳ではやらなかったので、何故?と聞いたが結局はレントゲンを通すことになり、無事OKをもらった。

 

 ここで、食べてみたかった蜜柑とレモン味のもみじ饅頭(ばら売り)と、今更とは思ったが、今治タオルのハンカチを購入した。

 それと、はっさく工房まつうらのお姉さんが、ぜひ食えと言っていた八天堂の「空飛ぶクリームパン」があったので購入、出発ロビーで食べてみた。フツーに美味しい。

 


 お土産も買ったし、用事もないので早めに保安検査を受けようとゲートに行ってみたら、先ほどの数倍の列ができていた。広島空港は保安検査場が3レーンしかなく、出発便の時間が重なったら、かなり混雑する。仕方ないので、並ぶのだが時間に余裕がないとイライラしてしまうところだった。

 

なまら並んでいる・・・


 保安検査でキンコン鳴るのが面倒なので、今回も靴を脱ぎゲートを通る。ここでも、ちゃんとスリッパと靴用トレイが用意されていて良かった。

 

今回履いていったGIROのSPDシューズ

 帰りの便も席は通路側なので、登場は最後になる。なので、千歳と同じようにイヤらしい客になって、自転車の積み込みを見学する。

 

 

 今回も行きと同じで、最後に前部貨物室に入れられる。ただ、千歳と違ったのは、自転車を立てたままでベルトコンベアに乗せてくれた。倒れるとまずいので、グランドスタッフの方が自転車を支えながらコンベアを一緒に登っていく・・・
 横にしてもディレーラー側(右側)を下にしなければ大丈夫なのだが、なるべく立ててと注文したら、このように扱ってくれた。赤タグ(従価料金申請)のお陰かもしれない。

 

受け取って・・・
 

コンベアに乗る・・・


 席は行きと同じ非常口のところで、隣の方は年配のご夫婦だ。初めての北海道旅行らしく、ご主人の方は、付箋とメモがびっしり貼られたガイドブックを何回も開いていた。また、奥様の方はというと、これまた分厚いファイルに、PCから印刷したらしい資料がびっしり詰まったクリアファイルを開いたり、閉じたりしていた。

 

足元が広い!


 二時間ちょいのフライトで、揺れることも無く無事千歳に到着、非常口のお手伝いをしなくて良かったのは幸いだ。
 手荷物を天井から取るとき、僕のバックパックが奥に入っていたので、隣のご夫婦の分を取ってあげると、丁寧にお礼を言われ飛行機を降りたところで話しかけられる。
 「これからサイクリングですか?」(バックパックのヘルメットでそう思ったのだろう)「いえいえ、しまなみ海道からの帰りです」、「すごいー」と奥様。 

 レンタカーで回るそうなので「スピード違反に気を付けて! 北海道はペースが速いので」とアドバイスして別れた。


 今回も、手荷物は回転テーブルではなく、手渡しになるのでドアの前で待っていたら、一番先に持ってきてくれた。ここで、手荷物の引き換え券を要求され、焦って探す。広島では用意していたのに、不要と言われがっかりしたので油断していた。なんとか見つけてロビーに出て、駐車場へ向かう。


 混雑する空港を駐車場に向かって歩いていると、ちょっとおしゃれなビジネスマン風の方に声を掛けられる。今日はよく話しかけられる・・・

 「大きな荷物ですね」「自転車なのです」「重いでしょう」「8㎏くらいで、そうでもないです」「折り畳みですか?」「いやいや、分解した普通の自転車です」「恐れいります!」何が恐れ入るのかわからないが、テンポの良い会話だった。

 


 駐車場で自転車を積み込み、早速お家に向かう。言い尽くされた言葉だが、家に帰るまでが〇〇、ここで事故を起こしてはせっかくの楽しい思い出が、嫌な思い出になってしまう。
 途中、ヨメからどこまで帰って来たか?と連絡が来る。位置情報はグーグルマップでずっと共有してあるので、そちらを見て~と伝え、運転に集中する。
 小一時間でヨメが待つ我が家に到着、しまなみ海道への挑戦が無事完了した。

あとがき
 家に着いて、またむくんだ顔を指摘され、ラーメンの件についてお叱りを受ける(笑)。

 体重計に乗るとビックリ、3㎏も増えてしまったが、1週間くらいで無事もとにもどった(良かった!)。


 瀬戸田の梅月堂の酸っぱいレモンケーキは月曜に、因島の大福は日曜に到着、ヨメが喜んでくれて良かった。

 もうひとつ、瀬戸田で購入したエコレモン、とても美味しかったのでシフォンケーキに皮まですべて練りこんだらこれも最高!(その8で記載、自画自賛・・・)
 帰ってきてからも、いろいろ旅の話をしながら、楽しむことができた。

 

はっさく大福(リピ確定!)


 計画を始めたのが半年前、11月にしようかとも思ったが、5月で良かった。幸いお天気にも恵まれ、これが1週ずれていたら低気圧が来て線状降水帯の下で橋を渡る・・・なんてことになりかねなかったし、運も良かったのだと思う。
 なにより「元気なうちに行ってきなさい!」と快く送り出してくれたヨメのおかげである。

 

 今度は、2人でしまなみ海道の絶景とはっさく大福を楽しみにいきたいなぁ。


 ヨメ、旅で出会った方々、色々と情報をくださった方々、すべての皆さんに感謝いたします!!
 

               R6.6.30 ATX840