今シーズン初の 100mile | atx840な日々~ ver cycling

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自転車にまつわるあれこれ
ライドやトラブルの記録、時々料理&お菓子

お晩でございます~

北海道は苫小牧のATX840 でございます!

 

 さて、先週末は釣りにするか自転車にするか思案していたのだが、結局は自転車になった。

 お天気は曇りでちょっと肌寒いけど、雨は降らなそうなので少し遠くに行ってみよう! ということで、シーズン初の100mile! 

 ちなみに、本日(6/25)は昨年に100mileチャレンジを達成できた日だった。

 

 日曜(6/23)の朝、いつもより少し早起きして準備を始める。身支度と朝食くらいなのだが、忘れ物はしないように気を付ける。

 

 日高地方の街(穂別)を目指して走るのだが、途中まではいつも隣町までのライドで良く利用する道。

 

 

 ついこないだまでは数本しか咲いていなかったヒナギク、いつのまにか増えていた。風も無いので花が揺れず、写真を撮りやすい。

 

 

 本州でいうところの県道を北海道では道道という。語呂が良くない感じがするが仕方ない。それにしても、4桁までいっているのは北海道だけなのでは? 広いから、その分道路も沢山あるというところか。ちなみにこの4桁、未舗装の道道もあるのでビックリである。

 

 

 ほどなくして、厚真町からむかわ町に進入。この辺までは、良く走る道路である。グーグル先生が教えてくれたこの道路、交通量が少ないうえ、畑や牧場、田圃の中を走るので気持ちいいうえ、景色も良好。

 

 

 3桁の道道に入り、ここからはいつもは走らないルート。平成の大合併で大きくなったむかわ町の北部、穂別地区を目指す。冒頭でも書いたが、この目的地は昨年に初めて100mileライドを達成できたルートになる。

 昨年は穂別から少し走り、ちょうど80㎞を越えたところで折り返してきたが、今回は穂別の街には入らず、昨年は走らなかった峠を越え、平取町に抜けて帰ってくることにした。

 

 定時の休憩で見つけたトイレ。公共事業(林業)の現場事務所が設置したもので、ちょうど小がしたかったので利用させてもらった。

 

 とてもきれいに掃除されており、気持ちよく利用できた。

北紘建設(株)さんに感謝である!

 

 

 まだ朝も早い(8:00くらい)ので、交通量も少なくて走りやすい。この道路は、日高方面に向かう国道の裏道になっており、トラックもそこそこ走っている。道幅が狭いので、交通量が少ないのはありがたい。

 それと、北海道の道路は冬に凍結するので舗装の穴やひび割れが多い。本州では考えられないくらい多いのだ。それが、路肩に多くて、タイヤが細いロードバイクには恰好のトラップになる。僕のドマーネは32Cでそこそこ太いけど、溝にハンドルを取られたり、穴の手前でジャンプさせたりと、ヒヤッとすることがままある。本州から来られるサイクリスト諸氏は十分に注意されたい。

 

 トイレから1時間ほど走り、穂別の入り口に到着。まだ行程の半分まで来ていないが、大休止をとる。市街地に入るとコンビニ(セイコーマート)があるのだが、給水の必要もまだないし、補給食(今日はアンパン)もあるので街は入らなかった。

 

 

 街の入り口にある鵡川の橋で休憩。 この辺から青空が出てきて気温も上がってきた。 川からの風が気持ちいい。

 

 

 この後は向かって左へ進行するのだが、ここからは初めて走る道路だ。車でも走ったことは無いし、そもそも穂別には自転車でしか来ていない(笑)

 

 左手に鵡川の綺麗な流れをチラ見しながら、田んぼと畑の間を走っていく。9時を過ぎたが、交通量は未だ少ない。当然、自転車で走っている人もいない・・・

 

 

 ここから山を越えて、R237へ向かう。本日初めての峠になる。向こうの方には結構高い山が見えるので、多少ビビッていたが走ってみると勾配も緩くて走りやすい。

 

 

 下り坂が見えてきたので、大したことねぇな、なんて思っていたらまた登り・・・ そんなに簡単に行くわけがなく、1/3くらい登っただけだった(笑)。この先も少し勾配はきつくなったけど、程よい程度の坂だった。

 

 

 よくよく考えてみれば、坂の頂上は町境になるので、カントリーサインがあるはず、そういえばさっきは看板が何もなかった。むかわ町を出て、平取町に入る。この峠はトンネルも無く、この先はきついカーブもない気持ちいい下りだった。

 

 

 朝の霧や曇り空はどこへやら・・・ お天気も良くなってサイクリング日和、気温も多分23℃くらいで丁度よい。

 

 気持よく坂を下ってR237へ到達、ここからはしばらく国道を走行する。道央の太平洋側から十勝方面に向かう幹線道路なので、トラックが結構多い。日曜なのに、お仕事されている方が多いなぁ・・・お疲れ様です。

 

 

 ここから平取町の市街地に向かっていくのだが、その途中に二風谷がある。ここは、アイヌ文化施設が集中している。また、二風谷ダムはその建設時に、アイヌ民族の聖地(チプサンケ=サケ捕獲のための船下ろしの儀式)が水没する、という問題が沸き上がった土地だ。結局ダムはできてしまったが・・・

 

 

 公園のベンチで一休み。ここは、ゴールデンカムイやNHKでやった松浦武四郎(北海道の名付け親、松潤が好演)物語のロケ地にもなっていたからか、結構観光客が来ている。

 観光ではなく、前段で述べた歴史について勉強しにきている方々かもしれない・・・

 

 二風谷を出て半時間、水分が心細くなってきたのでコンビニで補給。ちょうど、ランチタイムになってきたのだが、もう少し走れば美味しい洋食屋さんがあるので頑張る!

 

 コンビニを出て平取の市街地を過ぎ、半時間ほど走ると目的の洋食屋さんが見えてきた。国道沿いにポツンと立った民家みたいなお店が特徴だ。

 

 

 お店の名は「コトナ」、スパゲティとカレーやオムライスなどの洋食、ケーキが美味しいお店だ。 数年前に釣りの帰りにみつけ、それから時々行くようになった。

 

 

 平取はトマトが名産、サラダのトマトも美味しい♪ お姉さんが一人で切り盛りしているが、手際よく料理が出てくる。もうひとつ、お姉さんが着ている白いブラウス、エプロンは腰から下なのにブラウスに染み(ソースの跳ね)一つない! 丁寧な仕事をされているんだなぁ、と感心。

 

 

 この日に食べのは平取牛のポロネーゼ、ひき肉にはフィットチーネが良く合う。これからまだ走るので、よく噛んで食べる。

そういえば、チャリダーで放送されていたが、炭水化物は加工が進んだものほど消化が良いらしい。なので、最も腹持ちがいい(時間がかかる)のはお芋さんだという。

 

 苫小牧まではあと約60㎞、お腹がいっぱいになって休んだので頑張って走る。

 

 

むかわ町に入る手前の鵡川にかかる橋、向こう側の鋼製アーチ橋はもう使われていない。こんな形の橋はもう見かけなくなったなぁ、と感慨にふける。

 しまなみ海道を走ってから橋フェチになってしまった(笑)

 

 

 

 厚真町まで来ると、苫小牧に近くなってきた感じがする。100㎞を越えると肩や手頸が痛くなってくる。おしりのほうはそうでもないのだが、上半身がこわばってくるのは、ライディングポジションのせいなのだろうか?

 

 

 この辺まで来ると北海道電力の苫東厚真発電所が見えてくる。この発電所は石狩湾新港のLNG発電所ができるまでは、北海道最大の火力発電所で、道内の電力の半分以上を担っていた。

 これが、平成30年の9月に発生した胆振東部地震で停止、道内の電力がすべて消失するブラックアウトが発生した。まあ、凄い揺れだったので、故障は仕方ないと思っている。ただ、驚いたのは復旧が早かったことだ。あれだけの大きな施設、早期復旧は並大抵の仕事ではなかっただろう。

ちなみに、僕はこのとき3日ほど職場に缶詰めになっておりました・・・

 

 発電所を過ぎると苫小牧市内になる。勇払地区の市街地をとおり、自宅へ向かう。あと約20㎞、疲れと節々の痛みから走るペースが落ちる。

 

 

 当初の計画では190㎞までいくはずだったが、グーグル先生の指定を無視して走りやすいところを行ったらこうなった。昨年の記録とほぼ同じだった。獲得標高も、違う峠を走ったのにほぼ変わらない・・・

 翌日の月曜、職場では眠くてヤバかった。こういうのは土曜にやって、日曜は休まないと駄目なようだ。

 

次回はしまなみライドの最終回、たぶん最終回(笑)