しまなみライドの記録 その8 生口島から因島(お土産ライド)の巻 | atx840な日々~ ver cycling

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お晩でございます~

北海道は苫小牧のATX840 でございます!

 

 さて、しまなみログもその8を数え、最初は半ば冗談で10回まで書くとFBで言及していたのだが、現実になりそうだ・・・

 同じ内容で、別にワードで書いた旅行記は約4万文字までいってるし(笑)

 

今回は生口島と因島でお土産購入の話がメイン。

 

 

 多田羅大橋を降りるとそこは生口島、レモンの島である。レモンのオブジェと、説明看板をみつけた。

 ちなみにこの看板にあるエコレモン、買って帰ったのだが、その美味しさにヨメと驚いた・・・

 


橋の降り口にあるレモン看板


 エコレモンの看板から瀬戸田の街までは海岸沿いの気持ちよい道路を走る。ここで、ちょうど休憩のタイミングを迎えたので、海を眺めようと防波堤に乗ろうとしたそのとき、たくさんの黒い影が、サッと沖の方に泳いでいった。

 

水面が気になるのは、釣り人万国共通(笑)


 多分チヌ(クロダイ)だろう。今は潮が高いので防波堤に波が当たっていて、その壁から落ちてくる貝や甲殻類(カニ、エビ)を捕食しようとしていたのだと思う。
 じっとしていたら帰ってくるかな?と思い、しばらく海面を眺めていたが警戒心の強いチヌは姿を見せなかった。その代わり、フグの子供の群れが潮にのって漂ってきた。
 ロッドは持ってきていなくても、やっぱり釣り人だ。魚と海の様子はやっぱり気になる・・・


 しばらく走ると、瀬戸田の街に入る。昨日寄ることができなかった複数のお店でお買い物だ。

 

しおまち商店街、この日もここは歩く


 まずは、しおまち商店街にあるCAFÉ VIA SHIMANAMIである。ここは、カフェであると同時に、オリジナルの自転車用アパレルを扱っていて、燕柄のキャップが欲しいなぁ、と思っていた。

 

開いてて良かった~ (何かの宣伝?)


 昨日は「ちょっと出かけます」との張り紙で、お店が閉まっていたのだが、幸い今日は開いていた。早速、お店に入って目的のキャップとヨメのお土産用にレモン柄のネックゲーターを購入。

 

 

 レジの時にマスターと話をすると、昨日はちょっと走りに行っていたらしい。だからお店が閉まっていたんだ~ ヤイヤ・・・

 

 僕が今朝、今治から出てきたと言ったら「早いね~」と感心された。まあ、ほとんど寄り道しなかったので早かった、なんて話をしてお店を出る。
 
 次は、お土産のレモンケーキを買わなければならない。空港でも、良いのがあるらしいが、やっぱり瀬戸田の街のお菓子屋さんで買いたい。

 昨日は定休日だったけど、今日は臨時休業なんてことは無いよな~なんて思いながらしおまち商店街を歩く。

 


雨水マンホール? 四角いから側溝の蓋かも


 歩いていると、何やら派手な感じのお肉屋さんが見えて、なんだろうと思いながら通り過ぎたが、ブロ友さんが、ここのコロッケのことを紹介していたのを思い出し、慌てて戻る。まだ、暖かいコロッケをほおばる、美味しい。やっぱり、お肉屋さんのコロッケはいい。

 

サクサク、ホクホク ♪


 コロッケを食べながら、ふと横に目をやるとポストがあるのだが、なんだか変だ。何がヘンかというと、色が赤ではなく黄色なのだ! さすが、レモンの街、ポストも黄色い。

 

レモンのポスト!


 コロッケを食べ終わり、今日も食いすぎかな?なんて思いながら、レモンケーキのお店を探す。ちょうど、ここはタコ飯やレモン鍋が有名なお店屋さんの隣で、そこには人が結構並んでいた。開店までまだ1時間ほどあるのに、ご苦労さんである。僕が行きたいお店は1人、先客がいただけですぐにお姉さんが対応してくれた。

 

瀬戸田の「梅月堂」


 お店の名前は「梅月堂」、創業が昭和25年の、瀬戸田の老舗和菓子屋さんである。現在の場所は昭和41年にオープン、昭和58年からは洋菓子も扱うようになった。ここでは、レモンを材料にした生口島ならではのお菓子を作っている。
 僕が欲しかったのは「酸っぱいレモンケーキ」で、これをお土産に買っていこうと計画していた。

 


すっぱいレモンケーキ、すっぱくない方もあった 

 

 1個だけバラで買って味見してみたのだが、僕がイメージするレモンケーキとは全くの別物だった。よく見る外側の黄色いコーティングはなく、しっとりした食感。北海道で買うレモンケーキだと、口の中の水分が吸収されてしまう・・・ 

 そして、中にはレモンジェルが入っていて、瀬戸田のエコレモンのピールも練りこんであるという。一口食べると、レモンの酸っぱい風味が口いっぱいに広がって、美味しい! これなら、ヨメも喜ぶだろう。

 

僕より2日あとに届いたレモンケーキ


 一気に沢山注文したものだから、お店のお姉さんたちはあたふた・・・持って帰ることはできないので、自宅に郵送してもらうことにした。

 結構な数を購入したので、送料は半額にしてくれた。お礼を言って店出て、正面の写真を撮っていたら、隣にまた黄色いポストがある。 それも、昔ながらの鋳鉄製の丸いタイプではないか! いやいや、良いものを見た。ご利益があるかもしれない(笑)

 

黄色の鋳鉄製ポスト


 さて、これで用事は終わったのでどうしようか?10時過ぎなのでお昼にはまだ早い。そうだ、エコレモンを買って帰ろう!と思って、商店街に戻って専門店らしきところに行ってみる。

 ここで、3個入りのレモンを買うのだが、バックパックに隙間がない。そうだ、輪行袋をバックパックから出せばスペースができる。出した輪行袋はサドルポストにくくりつければよい。

 ここで活躍したのがビニールテープ! これで固定すればまず、落ちることは無いしペダリングの邪魔になることもない。

 しかし、レモンは輪行袋より数倍重いので、ベルトが肩に食い込む・・・

 帰ってからエコレモンで焼いたシフォンケーキ。果汁だけでなく、皮もすべて練りこんだ。さわやかな酸味でヨメにも大好評!


 瀬戸田を出て、内陸を少し走ったら、生口橋の入り口に到着。遠くに斜張橋が見える。 

 

生口橋入り口


 ここから、いつもどおり森の中を登っていくのだが、そこにまた竹林を発見! ヨメが指をさして喜ぶやつだ。さっき大三島橋のところで見た竹より太くて立派。もしかしたら、種類が違うのかもしれない、こちらが本当の孟宗竹なのかも・・・

立派な竹!


 生口橋を降りると因島だ。昨日は神社に寄るときに道を間違ってしまったが、今日は大丈夫。と、思いながら橋の下をくぐって因島大橋を目指す。

 しばらく走って、橋(高速)の自動車入り口で信号待ちしていたら、反対車線側に気になるお店を発見!はっさくが入った大福を作っている有名店だ。同じ道路を通過しているのに、なぜ昨日は気が付かなかったのだろう? スマホを見たら昨日は定休日、のぼりも出ていなかっただろうから、気が付かなかったのか。

 

開いててよかった~ (その2)


 ここはブロ友さんもおススメの店だったので、是非寄って食べてみなければ!

 お店の名前は「はっさく工房まつうら」、四季おりおりの果物が入った大福を作っている。今の時期ははっさく大福、レモン味の餡が入った甘夏大福の2種、そのほか僕の好物、豆大福は通年売っているらしい。

 

バックに生口橋が見える

 
 お店に入ると、初老のご婦人とお孫さんらしきお姉さんが大福を注文しているところだった。後ろで大人しく待っていると「お先にどうぞ」と言ってくれる。

 「イヤイヤ、急がないのでどうぞ」、「イヤイヤ、そちらこそ」なんてダチョウ俱楽部のようなやり取りをして、結局先に買わせてもらった。

 お腹は空いていないけど、はっさくと甘夏をそれぞれ1個ずつ購入、はっさくは店舗前で食べさせていただく。持って帰るほうは、親切に保冷剤までつけてくれた。

 

この味は・・・ ああ、幸せ!


 早速お店前のベンチで試食、なんだこの味は・・・美味しすぎる! 僕もヨメも大福は好物なのだが、こんな大福は初めて食べた。イチゴ大福ってのは北海道にもあるけど、イチゴがただ酸っぱくて、それほど美味しいと思ったことはない。

 しかし、この大福の味はどうだ、中のはっさくが甘酸っぱくて美味しいうえ、餡が絶妙にその味を引き立てている。今時期は、はっさくの終わり頃でもあるので、甘さが強くて、北海道で食べるそれより数段美味しいのも理由だと思う。


 この味はぜひヨメに食べさせたいと思い、またお店に入っていくと、店の若夫婦が「どうしたんですか?」とびっくり。

 あまりに美味しいので地方発送はしてもらえるだろうか?と聞いたところ可能だという。

 クール便になるので送料の方が高くつきますが、と盛んに恐縮されていたが、これが1個あたり400円と言っても、洋菓子などだったらそんな値段はざらにあるので気にしない。

 

帰宅の翌日に届いた大福、消費期限も当日


 そして、お店の若夫婦のキャラも良い! 元気でぐいぐい来る感じの奥さん、どこかで見たことがある女性だな? あとで思い出したのだが、カーリングの小穴桃李選手に雰囲気が似ている(僕の主観・・・)


 後日談になるが、この大福がクールで届いたのが帰宅した翌日の日曜。一口食べたヨメの反応は、思っていたとおり。早速、北海道の冬の風景の絵葉書でお礼状を送っておいた。はっさくの大福は5月いっぱい、次は11月なので時期が来たらまた注文してみよう。

 はっさく大福を食べて幸せになり、因島大橋を目指す。その途中、道路の脇に蜜柑の木を発見、大きめなので甘夏かはっさくかも。

 

野良ではない・・・ なので触ってはいけません

 

 ちなみに、はっさくは因島原産で、江戸時代に島の人が、蜜柑の種を庭に口からとばしたところ、そこから芽が出て放置しておいたら、はっさくの実がなった。食べたら美味しかったので、そこから名物として栽培するようになったという。

  

 

 因島大橋の入り口に到着、これがしまなみ海道最後の橋になる。ゆっくり、楽しんで走ろう。
 

 次回は向島、尾道を経由して、

       いよいよ激坂が待つ広島空港へ!