お晩でございます~
北海道は苫小牧のATX840 でございます!
さて、しまなみライドも3日目となり、この日はいよいよ今治を出て広島空港へ向かう。
今回の最長ライドになる、といっても120㎞くらいだが・・・
帰りはお土産以外あまり寄るところもないので、ネタも少ないのだが、その分僕のし好(仕事やほかの趣味)が出てくるので、興味が湧かないネタは適当に読み飛ばしてくださいな。
5月24日、平日の朝なので、通勤通学の人で道路はそれなりに混雑している。ただ、今日は反対側の車線を走るので、工事の影響は少ない。それでも、路肩を走ると、透水性舗装から剥がれた、細かい砂利があって滑りやすい。
一方、路肩にある雨水桝のグレーチングは、路面とフラットになっているので走りやすいが(北海道では、凍上したときに除雪で引っ掛けないよう、グレーチングは下がっていて、夏は穴になる)、この細かい砂利は広島県も愛媛県も変わりないようだ。
今治造船の入り口近くで、登りが始まって、来島海峡大橋に入っていく。この登り、結構な勾配で朝一の登りはつらい。しかし、車道の側に自転車専用道路があって、ここは距離が伸びるけど勾配が緩くなるよう配慮されている。疲労を貯めたくないので、迷わずそちらの道を選び、ゆっくり進んでいく。
ちなみに、坂に関しては朝一や休憩直後はつらいことが多い。ただ、不思議なもので、ある程度走ると脚が慣れるのか、登りが楽になるのだ。登れば下りがある、という心理的なものもあるかもしれないけど、脚が慣れてくるというのはあるのだと思う。
来島海峡大橋の入り口
サイクリングロードの入り口には「ナショナルサイクルルート」のマークが描かれている。これは、2019年に国交省が導入したもので「日本を代表し、世界に誇りうるサイクリングルート」を認定する制度だ。現在、6か所が認定されていて、しまなみ海道は第一回目に指定されている。
ちなみに、北海道では二回目に指定された帯広周辺の「トカプチ400」があるので、今度はそちらを走ってみたい。
ただ、その名の通り全部で400㎞ある・・・
3日目のお天気は、朝に少し雲が出るようだが、おおむね快晴。気温も上がりそうなので、水分補給をしっかりやって、脱水にならないよう気を付けよう。
登り口の周回路から見た来島海峡第3大橋、朝日をバックに少しだけ靄がかかって幻想的な風景になった。
来島海峡大橋に登り、いよいよ四国さんともお別れだ。思えば、今治では駅弁を食べて歩いただけなので、ほぼ何もみていない。街のシンボル、造船所は遠くからでも見られたのだが、もう一つのシンボル、タオルの関係は何も見なかった。
タオル博物館もあったのだが、中心から少し遠く、今回の行程ではちょっと無理があったので諦めた。ただ、お土産屋さんで何か、探すくらいはしても良かったなぁ、と後悔している。
来島海峡を行く貨物船
この日は朝7時に出発したので、橋を歩く人、走る人は皆無だ。なので、行きは混雑していて見られなかった展望所で風景を楽しんだ。ここは、馬島に建てられた主塔のところにあり、その島には住民の方のみ降りられるようになっていた。
ちょうど、休憩時間にも重なっていたので、ゆっくり景色を堪能した。
前日は、立ち寄る場所で休憩を決めていたけど、今日はどれも1回見た風景なのでいつも通り、なるべく30分走行したら5-10分休憩を入れるようにした。
展望所から四国さんを望む
いつもなら、1日に100㎞以上走っても、翌日は自宅で休んで体力を回復できる。今回のように100㎞を続けて走るのは、20歳の室戸岬に行ったとき以来だ。
そして、よせばいいのに、前夜は飲んでしまったので、イマイチ体力が回復していない。ガーミンも体内バッテリーが消耗しているので、休めと言ってくる(笑)。 そういう事情もあり、今日はキッチリ休憩をとって、消耗しないように走るよう心がけた。
来島海峡大橋を降りると、大島である。ここは、前日もそうだったが、小さいながらも峠が二つある。前段でも書いたが、この辺までくれば脚のほうも慣れてきて、坂もそれほど苦にならなくなった。また、昨日は午後の強い日差しがきつかったが、今日はまだ朝で太陽もまだ低いので、気持ちよく走れる。
来島海峡大橋 出口
来るときはあまり気にしなかったのだが、帰りは橋の入り口や出口の写真を撮るようにした。行きもそうすれば良かったのだが、珍しい景色と植生に目が行って、あまり気にしなかったというところだ。
大島の坂を登っていると、通勤と思しき原付のお姉さんに追い越される。ただこのお姉さん、相当な安全運転で登りも下りも25㎞/hくらいで走っている。なので、下りで追いついてしまい、そのまま走ると、なんだかストーカーみたいで嫌なので、駐車帯があるところで追い越してしまった。
その後、また登りになって、しっかり追い越されるが・・・
橋がデザインされたマンホール 下は何のお花だろう?
宮窪町のゆるキャラ?
大島はその名のとおり、しまなみ海道では大きな島だ。だから、という訳ではないのだけど、ちゃんと下水が通っている。職業柄、道路のマンホールは気になるので、見つけたら観察してしまう。処理方式はなんだろう、終末処理場はどこにあるのかなぁ。なんて考えながら走っていたら、伯方島に渡る大島大橋の入り口にたどり着いた。
しまなみ海道の橋は、歩行者、自転車はすべて無料だ。一応、料金所はあるのだが使われていない。ただ、原付は50円かかるそうで、小銭を賽銭箱のような料金箱に入れるらしい。いちいちメンドクサイ、最初に一気に徴収してくれれば良いのに、なんてリヤカーを引いた原付ライダーの方が言っていた。
大島大橋の料金所
料金所には監視カメラがあり、ちゃんと見ているのだろう。昨日初めて走った因島大橋でのこと、料金所で突然なにやらアナウンスが聞こえたのでビックリ。料金がいるのかと、慌ててスマホで調べたことを思い出した。
大島大橋その1 バックは大島方面
大島大橋その2 バックは伯方島方面
大島大橋を渡ると、伯方島とのあいだに見近島という小さな島がある。ここは、キャンプ場などがあるようで、歩行者、自転車のみが降りられるようになっていた。この島と伯方島を結ぶのは伯方橋、ここは吊り橋ではなく鋼製の橋になっている。
伯方島に入って、ちょうど休憩時間になったので、行きも寄った「伯方SCパーク」で休憩。まだ、売店の開店には早いので、周りは閑散としている。店舗前のベンチは解放されているので、日陰になるそこで給水&休憩。
五勝手屋羊羹(北海道桧山郡江差町)
ここで、何か甘いモノと思ったところ、羊羹があったことを思い出し、1/3くらい食べる。この1/3というのがミソで、五勝手屋羊羹(ごかってや)だからできる技、北海道から持ってきて良かった(笑)
休憩で小のほうをもようしてきたので、トイレを探すがイマイチ見当たらない。原付のおじさんも探したようだけど、見つからないと文句を言っていた。たしか、看板があったはずだから(昨日見た)、僕も探してみる。すると、建設工事の足場の陰になってみつけにくいところで発見。ここは下水が通っていないようで、ちょっと匂いが気になった。外国人の方にはキツイのではないかなぁ。
大三島橋入り口
しまなみ造船の坂を登って、ほどなく走ったら大三島橋の入り口だ。橋に入るための側道は、ここも例にもれず、曲がりくねった坂で、森の中を走ると竹林がみえてきた。北海道では根曲竹といって、細いやつしか見たことがないのだが、ここでは孟宗竹なので太くて立派だ。仙台の友人が毎年送ってくれる春の味を思い出した。
アーチが特徴的な大三島橋
大三島橋をおりて、大三島に入る。ここでは帰りに寄るところはないし、次の生口島で時間を取りたいので、ブルーラインの最短コースになる約7㎞を走って多々羅大橋の乗り口に到着する。
多々羅大橋のマンホール!
多々羅大橋の登り口
多田羅大橋の登り口で、行きに発見した野良オリーブのところまで来た。来た時と違う、良いアングルで写真を撮れそうなので、ちょっと休憩。
野良オリーブ?と多々羅大橋
その4でも述べたが、多々羅大橋の中間点は愛媛県と広島県の境になる。今日は帰りなので、昨日と違う方向で写真を撮影。
この時間になると(9:30頃)、レンタサイクルの方々が出てくる。とはいっても、混雑するほどではなく、平日で良かったと再認識した。
多田羅大橋の下りでのこと、カップルが疲れた様子で座り込んでいる。アジア系の方だと思うが、乗っているのは電動アシストサイクル。故障したか、電池が切れたかなのだろう。このタイプは、電池があるうちは登りも楽だが、重量が普通の自転車の倍くらいあるので、故障=走れない になる。レンタサイクルだと、レスキューがあるから、迎えに来てくれるはず。電話していたので、回収を頼んでいたのだろう。
多々羅大橋はY字の主塔が特徴
多田羅大橋を降りる坂には、カーブにクラッシュパッド(衝撃防止用のスポンジ状のパッド)が付けられて場所がある。
ただこのパッド、取り付け用のアンカーボルトが出っ張っている。アンカーはパッドより低くなっているけど、上手いことパッドの隙間にハマってしまったらかえって怪我しそうだ。もしものときは、ぶつかり方も気を付けないといけない。
ここを降りたら、いよいよ生口島!