しまなみライドの記録 その2 広島空港⇒尾道、安着祝い | atx840な日々~ ver cycling

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おはようございます!

北海道は苫小牧のATX840 でございます~

 

さて、前回に引き続き、しまなみライドの記録。

今回は、ドマーネを組み立て、尾道のホテルまで走るところ。

メインは晩飯?といったところだ(笑)

 

前回のログ 1~4 ↓

 

 

5.広島空港、サイクルハブ

 

 自転車を無事受け取り、これから尾道まで走らなければならない。その前に、分解してある自転車を組みたる必要がある。幸い、広島空港には「サイクルハブ」と呼ばれるスペースがあり、そこで自転車を組み立てることができる。

 

サイクルハブ 低い壁の向こうが、自転車組み立てスペース


 「サイクルハブ」は国際線ビルの1Fにあるので、国内線到着ロビーから外に出て、少し歩くことになる。ほどなくして目的地を発見、早速店を広げて組み立てを始める。ドマーネには心配した         
傷や損傷も無く、組み立てに着手。

 


 まずは、外しておいたディスクローターを前後、取り付ける。工具は結構大きいのだが、置いていくので構わない。タイヤはあらかじめ空気圧を下げておいたので、ここで入れなければならない。荷物室は与圧しているので、下げなくても大丈夫との情報もあったけど、多少は気圧が下がるからシーラントが漏れ出しても嫌なので1.5barまで下げておいた。

 で、空気入れがあったので使おうと思ったのだが、先端が英式バルブ専用で使えない。仕方ないので携帯ポンプを使って500回くらいポンピング・・・これだけで疲れてしまった。 

                   
 しかし、ふと工具が下げられているスタンドを見ると、ホースを発見。これは!と思って確認するとゲージ付きのフロアポンプが組み込まれていた。

 

 

 ヘッドは仏、米対応だったので、フロントは無事、10回くらいのポンピングで済んで、事なきを得た。

 


ポンプがあって良かった!

 

組み立て完了!

 

 梱包に使ったプラダン(PPシート)のディレーラーガードや、ホイール袋、ハブリング回しなど、出先では使用しない工具などは、まとめて段ボール置き場に保管。

 あと、ペダルのネジは結構なトルクをかけないと緩まないので、車載工具の六角レンチでは心もとない。なので、PBの長いやつを別に持っていった。

 置きにいってみたら、デカい段ボール箱が2つすでにおいてあった。その陰に、目立たないよう黄色のプラダンを保管。

 


 

 「サイクルハブ」には、着替えができる個室も完備されている。僕は、履いてきた短パンを脱いでビブを着れば良いだけなのだが、こういったスペースはありがたい。局部がモッコリする自転車用ショーツで歩くのはやっぱり恥ずかしいから、飛行機に乗るときは普通の恰好でいたいのである。

 

 

 ちなみに、北海道と広島では気温差がかなりあるので、北海道から出てくるときは短パンにタイツを履いて、上に長袖を着ていた。上着の下は自転車用ジャージなので、短パンと上着をバックパックに入れる。これらは、別に持ってきたTシャツにあわせ、夜食事に行く時にも着ようと思っている。

 繰り返すが、さすがに食事のときにレーパンビブは恥ずかしい(笑)。

 

6.広島空港⇒尾道ロイヤルホテル

 

 空港から無事出たら、そこからは下りの激坂が続く。ペダルを漕がなくても50㎞/hくらいのスピードが出てしまう。

 広島の舗装は透水タイプのものなので、そのかけら(細かい石)が路肩に積もっていて、ハードにブレーキングすると滑るので危ない。

 北海道のように、凍結による亀裂や穴などは無い分、別のトラップが仕掛けてあった気分だ。昔は舗装もフラットだったから、そんなこともなかったのでは、と思う。自転車が走るためだけの道ではないので仕方ないが・・・

 

 空港は山の上(標高≒300m)にあるので、景色はよい


 この激坂、帰りには今治から帰ってきて最後に登らなければならない、そう思ったら憂鬱になってきた。帰りまでに、別のルートを検討しようかと思ったが、結局直前までできなくて失敗?してしまった(後に記載)。

 


 県道82を下り、県道33に出て沼田川沿いを走り、R2に出る

 

 坂を下って平地に入ったところで交通量が増える。トラックも走っていて、路肩が狭いところは結構危ないので歩道を走ったりした。ただ、こちらのドライバーは心配していたほど自転車を敵視してないようで、対向車がいなければ距離をとって追い抜いてくれた。感謝である。

 


三原市のチョイ手前、R2

 

 三原市に入ったあたりで周りが暗くなってきた。ただ、この少し手前あたりから、混雑するR2は自転車が通れないバイパスがある。トラックなどはそちらに行ってしまうので、結構走りやすい。途中からR185に入り、再びR2(旧道)になり、尾道に向かう。

 

三原市街、R2の旧道(バイパスは自転車不可)

 

 三原の街が終わると海岸線に入るが、ほぼ真っ暗になった。明るいライトを持ってきてよかった。

 危うく、クルマが落としていった金属部品を踏んでしまうところ、ライトのお陰で助かった。

 ちなみに使用したライトは、OLIGHTのRN400、かなり明るい。ただ、今思えば1つ上のRN800にしておけば、携帯の充電にも使えたのだが・・・

 

7.尾道ロイヤルホテル

 

 尾道の街が遠くに見えてきた。写真ではわかりにくいけど、遠くに尾道大橋?が見える。

 ゆめマート尾道のところから右折、海岸通りを走る。

 

 

 いよいよ、尾道の市街地に入りもうすぐホテル。JR尾道駅のすぐ先のようだが、いくらは走ってもホテルが無い。地図を見て確認したところ、まんまと通りすぎていた。

 正面玄関が地味なので気が付かなかったようだ。戻ってきて無事チェックイン。

 

ホテル正面(翌朝に撮影)

 

 お部屋はといえば、とても綺麗なのだが、トイレにウォシュレットが無いし、USBポートや充電器が無い。

 自転車乗りは充電するモノがいっぱいあるので、USBポートは大事なのだ。

 

 

 お値段のほうは、朝食無し≒1万円・・・ まあ、こんなもんか。

 ただ、自転車は建物内で保管してくれるし、スタッフも丁寧で感じが良かったので、とりあえず不満無し。 

 

 自転車客は僕一人、ちゃん屋内保管してくれる

 

8.尾道で晩御飯(安着祝い)

 

 どこかおススメのお店は? お魚が食べたいと希望して、ホテルで教えてもらった居酒屋さんに行ってみた。時間も結構遅かったし(20:30)、平日ってこともあってかカウンターに座る客は僕一人。

 奥の方で声が聞こえるし、板さんが手を動かしていたので客は僕一人ではないだろう。早く帰れ、的な目で見られたら悲しいので・・・



「廻船酒蔵 ベッチャーの胃袋」


 まずはビールで一人乾杯して今日の反省会と安着祝い。それほど反省することはないのだが、気になったのがリアタイヤの空気圧低下。同じ1.5barにしてあったのだが、組む時にはリアだけほぼスカスカになっていた。シーラントを補充してくれば良かったのか? まあ、あと2日持てばいいので様子を見ることにした。
 ビールを飲みながら、お刺身と穴子の細巻き、サラダを注文する。

 

 お通しのバイ(北海道でいうところのツブ) 内臓が苦くなくて美味しい。

 

 メニューを見ると酢ワーと銘打った飲み物がある。お姉さんに尋ねたところ、尾道の老舗造酢(酒造ではない)店が作ったお酢のサワーだそうだ。ビールを飲んだ後頼んでみたら、思ったとおり美味しかった! 帰りにお酢を買っていくことに決める。

 

                   
 お刺身はタコ、真鯛、サワラ、穴子。特に穴子のお刺身は初めてで、コリコリした食感と甘さが際立った逸品。ここに来て良かったと思った次第。

 

中心の厚切りがサワラ、右上が穴子

 

穴子の細巻き 美味しい!

 

 会計が済んで店を出たら、外まで店員さんが見送りしてくれた。明日から今治に行くと言ったら、旅の安全を願ってくれた。

 旅先でのこういったやり取りはとてもありがたい。元気が出るひとことなのだ。

 ちなみに、お店の名にあるベッチャーとは尾道のお祭り(ベッチャー祭り)からきているようだ。なんだか、響きが沖縄方面っぽく感じた。

 その後、ローソンに行って翌朝の朝食や水を購入。商品棚に地方限定品がいっぱいあって、その中にレモン味の小枝を発見したので購入! ホテルで食べてみたら、ことのほか美味、持って帰ったらヨメがたいそう喜び、通販は無いのか?という始末。もっと買ってくれば良かった。

 

このほかに、ガーナチョコのレモン味もあった!

 

 この日の記録をつけ、お風呂に入って就寝。

 

 

 100円ショップで購入したリングノート。万年筆はプラチナの鉄ペンだけど、1年放置しても乾かない優れもの(らしい)。

 

「じまなみライドの記録 その3 向島、因島」 に続く。