しまなみライドの記録 その1 計画、千歳空港、広島空港の巻き | atx840な日々~ ver cycling

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お晩でございます!

北海道は苫小牧のATX840 でございます~

 

さて、しまなみ海道から帰ってきて、早いもので今日で一週間が過ぎた。

その時の記録を、日記を基に書いているのだが、なにせ写真だけで300カット以上あり、整理がたいへん。

また、ヨメに旅の記録を読みたい、と言われており、僕も書くのは好きなほうなので、現在やっと3日目の始まりまで書き終わっている。

まあ、この段階ですでにA4が26ページ、2万文字を越えている・・・

 

還暦を過ぎたオジサンがしまなみ海道を走った感想、楽しかったことなどを何回かに分けて書いていこうと思う。

 

今回は、しまなみライドの計画、千歳から広島空港に到着するまでについて書こうと思う。

 

1.しまなみライドの計画

 

 しまなみ海道の本州側の入り口は広島県の尾道市となる。したがって、北海道からは飛行機で広島空港に行き、そこから尾道まで移動しなければならない。

ところが、困ったことに直行便(広島-千歳)はJAL、ANA両方が就航しているものの、両社とも日に1往復しかない。

 したがって、飛行機移動のみの日が2日必要になり、しまなみ往復の2日を含めると、結果的に3泊4日の行程となった。

 

 今回はJALを選択した。僕的にはどちらでも良かったのだが、到着時間が早かったからだ。早いと言っても17時頃なのだが、ANAだと21時過ぎになってしまう。

 広島から北海道に行って帰ってくるには、北海道の滞在時間を多くとれるので良いが、広島に行くにはその逆になってしまう。また、空港から尾道まで自走する必要があるから、21時着では出発が22時を過ぎ、尾道到着は深夜になってしまう。

 

 そういう事情もあり、早割でJALの予約をした次第だ。     

 飛行機の予約を済ませ、あとは宿だがこれも、いつどこに泊まるか迷った。まず、初日は空港から尾道まで自走、尾道に宿泊。

空港-尾道のコース、約30㎞だ(実際に走ったログ)。

 

 

 2日目は尾道を出て、しまなみ海道を一気に走破して今治に宿泊。

色々寄り道して今治まで行くコース(実際に走ったログ)

 

 3日目は今治を出てしまなみ海道を戻り、空港まで走って空港そばのホテルに宿泊することにした。。

 最終日の朝に空港に向かうことも考えたが、トラブルが起きてしまったら、飛行機に間に合わないリスクがある。帰りの飛行機は10時半の出発なので、梱包の手間も含めるとかなりの余裕が必要になることも理由の一つになった。

 前日なら、歩いてもとりあえず、その日のうちに到着すればよいので、精神的にも楽だ。 

 

 今治から広島空港までのルート(実際に走ったログ)。スピードセンサーの電池切れで、GPS計測になったので最高速がおかしい(笑)。


 ホテルについては、自転車をちゃんと保管してくれることを条件に探した。                
 一泊目の尾道で予約したのは「尾道ロイヤルホテル」で、ロビーに自転車を保管するスペースが確保されている。

 

 三泊目の空港は「広島エアポートホテル」で、問い合わせたところ、自転車の室内保管OKとの返事をもらった。

 

 二泊目の今治のホテルは、今治在住のブロ友さんおススメの「JRクレメントホテル今治」にした。結果的にはここが最も良かった。

 サイクルシングルという設定の通り、自転車を室内保管するように最初から設定されたプランで、サイクリストにはありがたい設備もそろっていた。

 なにより、値段が一番安いというもの特筆ものだ。他のホテルはほぼ1万円だったが、JRクレメントホテル今治は朝食つきで6,700円!

 早割り適応といってもリーズナブルなお値段だった。いずれも、旅行サイトは使わずホテルのWEBサイトから直接予約た。

 このほうが幾分安いのと、プランが細かく選べるというのが理由。
 これで、宿も決まり飛行機も予約した。5月22日の出発日を迎えるまで、尾道、今治のお天気を見ながら一喜一憂することになる。

 

2.千歳空港/手荷物を預ける

 

 出発の前日(5/21)、天気も気になるが、気温が高いのも気になる。25℃を越えると、北海道では真夏の気温なので、幾分ヤバい。この日は、準備もあるし、どうせ仕事も手に着かないので、優しい後輩たちのお陰で半休をとって帰ることができた。

 

 

 

 そして、出発当日(5/22)を迎える。自転車の梱包など、準備は前日に済ませてあるので、あとは千歳に向かうだけである。

 自家用車にに自転車を積み込む。ここで、ヨメが作ってくれたホイールの入れ物(キルト製)のお陰で、フレームに傷つく心配も皆無。安心して飛行機に預けることができる、感謝!
 大型の手荷物だし、平日とは言っても混雑している心配もあるので11時には着くように出発した。

 

積載の状態


 空港に到着したのだが、隣接する駐車場は混雑していて、かなり端のほうのスペースしか空いていない。バスでの移動は困難(自転車が大きい)なので、歩く必要がある。約9㎏ある自転車をかついで歩くのはしんどいが仕方ない。頑張って出発カウンターへ向かう。

 


クルマから降ろした輪行袋入りの自転車、デカい!

 

 JALの出発カウンターで大型手荷を受け付けてもらうのだが、勘違いして2番のカウンターに行ってしまった。グランドスタッフに4番と教えてもらい、やっと列に並ぶ。ほどなくして僕の順番が回ってきた。

 


 

 ここで、従価料金申請を行う。これは、通常、航空会社の瑕疵で荷物が破損した場合、最大15万円まで保証してくれるのだがその上限を上げてくれる制度。
 あくまでも保険ではないが、従価料金を設定した旨のタグが付くと、手荷物が手渡しになり、幾分丁寧に扱ってくれるらしい。

 まあ、日本の航空会社は手荷物を放り投げるようなことはしないのだが、やっぱり自転車は繊細なので心配だ。ちなみに、料金は10万円で100円、なので50万円だと50-15=35=350円と結構安い。

 

この赤いタグがキモ


 この手続きはあまり一般的ではないらしく、グランドスタッフのお兄ちゃんは自作マニュアルを見ながら一生懸命対応、先輩に助けられながら完了!

 この後、保安検査を受けるのかと思ったら、そのまま預かってくれた。中身に変なものは入っていないが(スピード、ケイデンスセンサーのボタン電池はOKだった!)、千歳は大きいのでこの後の工程でレントゲンをかけるのかな、なんて思いながら手続き終了。

 出発の2時間以上前だったけど、何も言わず対応してくれた。早く行って良かった。
 その後、お昼ご飯は何にしようか?と考えたが、とりあえずラーメンにした。いつもいく函館の味彩(塩ラーメン)にしたのだが、これが間違いのモトだった・・・

 塩分の取りすぎ?で後日顔がむくむ(笑)。

 

3.千歳空港/搭乗

 

 保安検査を受けるため並ぶのだが、ゲートが沢山あるのでそれほど待たなくても僕の順番が回ってきた。 

 このとき、靴がGIROのSPDシューズだったので、クリートが金属で引っかかる。なので、脱いで検査を受けたが、ちゃんと、トレイとスリッパがあるのがありがたい。

 金属で引っかかるSPDだけど、ソールがフラットになるので、普通の靴のように歩くことができる。SPDⅡだと、サンダルなど、替えの履物が必要になり、荷物が増えてしまう・・・

 

 ロビーで1時間ちょいの待ち時間があったが、余裕はあるほうが精神的にも良い。切羽詰まると、判断ミスや忘れ物をしやすい。

 座ってコーヒーを飲んで、遠くに離着陸する飛行機やラピダスの工事現場を眺めていた。すると、携帯が鳴り乗り場の変更の案内が来た。便利な世の中になったものだ。ちなみに、航空券も無しで全て携帯のQRコードで済む。電脳化する未来も遠くないかも・・・

 

滑走路の向こうは、ラピダスの工事現場
                        
 僕の席は通路側なので、搭乗は最後になる。なので、荷物の積載状況を確認する余裕があった。ちょうど、待合席の正面でグランドスタッフが積み込み作業をしているのが良く見える。いやらしい客だとは思ったが。ちゃんと乗ったかの確認もしたかったので観察していた。思った通り、僕のドマーネは丁寧に扱ってもらえ、無事B737-800の前部貨物室に収まった。従価料金申請の赤タグのお陰?だ。

 

積み込みの様子

 

4.千歳⇒広島到着

 

 今回予約した席は選択肢が少なかったので、仕方なく明いていた非常口のところにした。当然通路側だ。

 最新の737は乗ったことが無い(覚えていない)ので、正面にCAさんが座るタイプを想像していたが、前席との隙間を広く取って、人が歩けるようにしてあるものだった。

 

 

 なので、足元が広くて快適だ。CAさんは一番前と後ろの方に座っているようだ。シートも革張り風で座り心地も良い。
 CAさんから、非常口でのお手伝いをお願いされ、カードを読んでおくように言われたので、確認しておいた。

 


 

 2時間ちょいのフライトで、無事広島空港に到着。回転テーブルの近くに佇んでいたら、ふいにドアが開いて僕のドマーネを持ったグランドスタッフが現れた。丁寧に扱ってもらえ、輪行袋に傷もついていない。これで、安心して組み立てられる。

 

広島といえばチチヤス、僕も大好き!

 

さあ、ここから自転車を組み立てて、いよいよ実走だ!

 

「その2 広島空港⇒尾道、安着祝い」 に続く。