先日、思い付きで帰国便を決めてしまったー。
お金はないがせっかくだからロンドンかアブダビか韓国に寄りたいなぁとか考えたり
このまま就活がうまくいって直接アフリカに行くことになったりしないかなぁとか考えたりしてなかなか決めきれなかったの。
でもないお金は増やせないし、「かもしれない」で二の足を踏むのは無駄だということに今更気づいた。
イスタンブール経由で53,210円のチケット。ユーロにしたら400ユーロ切ってる!
日本では何やら無許可の旅行業者が予約した航空券を送らないとかいう話もあるとのこと。
わたしは海外のサイトを使ってるけど以前も使ったしきっと大丈夫でしょ。
てゆーか、両親を卒業式のタイミングでイタリアにご招待したいけど、ここ最近飛行機事故が相次いでいてこればっかりはどうフォローしたらいいのかわからない。
事故を起こす、ハイジャックされる、外から撃たれる等いろいろ起こっていて、飛行機旅行に慣れていない老人にしてみたらその可能性がどのくらいのものなのかもわからないだろう。
そしてイタリアに来るとしたら値段の関係で乗り継ぎ便になると思うし、そうすると非英語圏での乗り継ぎを余儀なくされる。
これもまた不安要素になる。
英語が読める、話せる人にとっては何のこともないけど、それができない老人が勝手のわからない海外の空港で迷子になり自分の状況も説明できないとなるとそりゃパニックを起こすかもしれない。
例えば運悪く乗継便に乗れずストップオーバーすることにでもなってしまったらきっとそこから一歩も動けなくなる。
想像しただけでかわいそう。
というわけで両親の来伊はあまり期待していません。
帰国便を決めて、うっかりそのことをFBにあげてしまったので、帰ることがパオロにバレた。
次の入居者のこともあるから伝える必要はあったんだけど、もっと事務的にしたかったな。
なんか感情的になっちゃって、最近収まってた寵愛がまたぶり返してきた。
うるうるした目で見つめながら「君に帰ってほしくないんだ・・」と訴えてきたり、昨日なんかキャンドルを灯したゴージャスなディナーを作ってくれてピアスまでプレゼントされた。
「明日暇?」「暇じゃない。友達と出かける」
「土曜日は?」「メストレに行く」
「日曜日・・」「日曜から旅行。早朝出かけるから」
「じゃあ今日!マッシュルーム好き?おいしいディナーを作るから。。」「えーー・・わかった。(くそー逃げられなかった)」
てな感じでごはんを無理やり用意されたの。
甘い言葉を吐こうものならわたしはどんどん不機嫌で無表情になっていく。
「君はあるときから突然ぼくとしゃべってくれなくなったね」
「そうだっけ。勉強が忙しかったから。それにもともとそんなしゃべるタイプじゃないの」
「君が帰ってしまうのがほんとうにさみしいよ。またぼくのところに戻ってきてくれたらうれしいな」
「どうだろうね。仕事でもない限りそう簡単には来ないと思うよ」
と、とにかく冷たい返ししかできなかった。
それなのに果敢に話をふるパオロ。
好きな音楽のジャンルを聞かれジャズとクラシックと言ったら今日は爆音でベートーベンをかけてる。
さっき「うるさいから音下げてくんない?」って言ってやった。
「フルーツは皮をむいたりするのが面倒だからあまり食べない」と言ったらリンゴをむいて持ってきた。
そういう風に親切にされることが嫌なわけではないが、パオロに関してはなんか嫌。
イタリア人とかそういうレベルじゃなくてとりあえず嫌いなタイプそのままの人なんだと思う。
日曜から10日間も離れられると思うととてもすがすがしい。
羽伸ばしてこよーっと。