小町草紙-58,59 | コロリンの御伽草子-2

コロリンの御伽草子-2

ブログの説明を入力します。古典の御伽草子と
花や鳥の写真などをアップします
よろしくお願いします。

イメージ 1
小  町  草  帋

イメージ 2

(・・・なりひら下のもしをつきたまふ)
をのれとはいはじ。すゝき
の一むら と ゑいじ給へば。いづ
くともなく みめかたち。いつ
くしき 女ばう 出て。いかなる
人にてましませば。此くさむ
たに たちよりて うたの下(しも)
を つけたまふらん。これこそ
いにしへ きこえし。いろこのみの。
こまちが。おいおとろへて。は
つこつとなりて うせにしあ
とにて さふらひ。もし みやこ
ひとにてましまさば。かやうな
る所ありと なりひらに

かたり給へとなり。それをい
かにと申に なりひらは。な
さけもふかき。じひの人に
てましませば。さて こまちは。
このよに はやなきかと きかせ
給はゞ とふらひにも ありぬべ
しと。なりひらとは。がうを た
いらむると かきたれば。を
のづから このなりひらを。よ
ひたてまつれば。あくごう
も みなきえにけり となり。
なりひら。これはたしかな
る。ゆうれいなるとて。く


小町の幽霊が出ました。
やはり見目形の良い小町です。
業平の「とふらひにも ありぬべしと」、
この言葉に、救われたんですね。
コロリン師匠\¤\᡼\¸ 4