- 空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)/講談社
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- 空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)/講談社
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三菱自動車工業のトラック事故と大規模リコール隠しをモチーフにした本
池井戸潤さんの本はこれまで「鉄の骨」「下町ロケット」を読んできた。
著者が元々銀行員だからなのか、 これらの本では度々銀行の融資が絡んで来ている。
こういったリコール隠しの問題というと、どうしても
被害者、あるいは三菱自動車側の視点の記事を見ることになる。
しかし、この本ではある意味での別の被害者、つまりトラック運転で事故を起こした側の視点をメインにしているところが面白い。
こういう社会派の一見小説だけど、現実におそらくある題材をテーマにした本は面白い。
特に事前知識がないと、そういう本を通じて基礎知識がスッと入ってくるので、導入として素晴らしい
- 空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)/講談社