オレステス | よしぞうアタック(ゆるゆる)

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蜷川幸雄演出・藤原竜也主演「オレステス」を観てきました。

も、ももももも…もう!おもしろかったです!
実は蜷川初体験です。すごい。すごすぎる。
私は悲しいかな語彙が少ないので、良い言葉が
みつからないのですが、でもおもしろいの一言に
尽きるのではないでしょうか、と思ってます。
いやー良いもん観ました。
誘ってくださった方に超感謝。

とりあえずねたばれになるかもなので、続きは続きに。
すごく素敵な席を取ってくださったので、藤原君を
すんごい近くで見られました。つか、藤原君てほんとすごい!
とんでもない!という演技。
前半はほとんど腰巻き(ほとんどふんどしだ)のみの状態(半裸)、
後半もロングの腰巻きがプラスされるだけの衣装なので
いやー…さすがにドキドキしちゃったね。
しろくてすっべすべですよ。稽古中のあざらしき赤い痕が
少々見受けられましたが、おそろしく美しかったです。
瞳もきらっきらしてるし、彼にはなんとも言えない演技力が
あるような気がします。気がするだけじゃなくてあるのか!
「デスノート」では静かな演技なのに存在感ありまくりでしたね。
(後半を観に行かねば!)
今回のお芝居では腹式呼吸をしっかり使った、激しい言葉の
演技だったような気がします。腹筋の動きが凄かった。
何もかもが美しい、と書くと語弊があるかもですが、狂気や
怯えの表情など、怖いような美しいような、そんな感じ?

そんな藤原君のラストの一番良いシーンを超間近で
見る事ができました。本当に至福です。良いもの観ました…。
鳥肌たっちゃった。
終わった直後、歯を見せる笑顔だったのも印象的だったなあ。

すいません。長々語りそうなので、この辺にしときます。
他の俳優の方々も、もちろんものすごかったです。
めちゃめちゃ長くなりそうなので、藤原君のみでお許しを。

いやー、お芝居やっぱり良いですねえ。次のやつも観たい!
TEAM NACSみたいな「これから」な感じのも、
今回のすごく完成されたのもどちらもおもしろいです。
なんでも「生」、ライブなのが良くて好きなんだなあと
しみじみ改めて思いました。
ただお芝居はチケット高いんだよねえ。涙。

内容に関して。どうやら予習をしていかないと
わけわからんらしい、と言う話を聞いたので、昨日と今朝
慌てて本を読んで行きました。
中学生の時に買った「呉 茂一著 ギリシア神話」。
内容が難しすぎて、当時は読めずに投げ出した本です。
すごい欲しくてようやく探して買ってもらったのに
さっぱり読めなかったと言う…。
オレステスという人物はよく知られているギリシア神話には
出てこないと思うので、ほんと、この本持っていてよかったです。
役に立つ時が来るものです。
と、話が逸れました。

なのでですね、これから観る方がいらしたら、ぜひ!予習を
していった方が良いと思うです。すっごい真剣に台詞を
全部聞いても(しかも説明系長台詞)名前とか相関図とか難しいし、
覚えきれないと言う恐ろしい事態が起きるかと思われます。
ギリシア悲劇(戯曲?)もちょこっと知ってから行った方が
最後に「えええっ」ってならなくてもすむかもです。
今回は小中学生時代に神話好きだったのが幸いでした。ふふふ。
百科事典みたいな、「日本の神話」と「世界の神話」の本があったのです。
また読み返したいなー。引っ越しで本なくなっちゃったなー。
ぐわ。号泣。
また何か探して買ってくるか…。

そんな感じで本日は素敵なものを観させていただいたのでした。
わたくしなどがこんなに色々書いてすいません…。
でも…ああ…心からおもしろかったの…!