帰りはEurolineバスで7時間。
Franceでの初公演は希望祭という在仏日本人会主催のイベントでのパフォーマンスでした。
場所はパリ日本館。
藤田嗣治とゆかりが深い場所です。
踊る場所はステージではなく屋外の芝生と道路。
音響もなく、持参したポータブルスピーカーで。
周りでは他にも音楽がかかっていたりして、ほとんどストリートパフォーマンスでした。
今までにない状況だけど、とにかくやるしかない。
でもいざ始めてみると自分でも意外なくらいパフォーマンスに集中できました。
観ている人も最初のNAMAHAGEからとても良い反応。
NAMAHAGEは今回がヨーロッパ初披露です。今までは着替えの時間がとれなくて出来ませんでした。
この日は子供も沢山見てくれていて、とてもやりがいがありました。
着替えの時間を挟んで秋田荷方節、羽川剣ばやし。
秋田荷方節での動きを優先して雪駄ではなくジャズシューズ。アスファルトでぼろぼろになりました。
また着替え時間をとって最後にAkita no Gyoji。
スピーカーの音も小さく、照明も何もない日の光。
でも不思議と全くやりづらさは感じませんでした。
思えば日光の下でこれを踊ったのは初めてです。
終わった後は沢山の拍手を頂き、ブラボーの声が聞こえたのは嬉しかったです。
まだまだ小さな一歩ですが、今回フランスで、それも藤田ゆかりの場所で踊れた事は本当に貴重な経験になりました。
本番でしか得られないモノの存在を、今回は特に強く感じました。それをもっともっと積み重ねて、またすぐフランスに戻ってこられるように、頑張ります。