Yoshitaka Blog. ~Dancer Life in Amsterdam~

Yoshitaka Blog. ~Dancer Life in Amsterdam~

2005~2009 NY、2012~2014 London、
2016~ now in Amsterdam。
UK Jazz Dance x Japanese Folk Art

去年の12月でオランダに来て丸3年が経ちました。

4度目となる今年のオランダの冬は、まだ雪を見ていません。

やはり雪がない冬は何というか、人生の中で一回季節を損した様な気持ちになります。

 

ちょうど4年前、秋田の小正月行事を巡りました。

どれも人生で初めて行く行事ばかりでとても鮮烈で、素晴らしい体験でした。

どれもとても寒かった。だからこそ火や、光や、暖かい料理や酒が、人の優しさが、本当に有り難かった。

秋田人の底力、生き抜く力の源泉を感じた体験でした。

 

そのドキュメンタリー映画「冬の秋田の行事」

今までは公演のみでの限定上映でしたが、現在Youtubeで公開中です。

 

 

そしてこの続編となるヨーロッパ編(Maison atelier-Foujita公演)を現在編集中で来月3月完成予定です。

もしかしたら、秋田のどこかでお披露目初上映が出来る、、かもしれません。

2019年9月21,22日、パリ郊外ビリエルバクル村にある藤田嗣治のアトリエにてダンス公演を行いました。

公演前日には村の小学校の子供達約100人にダンスワークショップを行い、みんなで輪になって踊りました。

 

 

藤田嗣治の大壁画「秋田の行事」。

踊りで表現し、初めて踊ったのが2015年でした。

あれから4年後、それを藤田のアトリエで踊るという素晴らしい機会を頂きました。

 

秋田の行事を初めて見た時、その大きさに圧倒され、描かれている人々の生き生きとした生命感溢れる姿に、自分の心と体がむくむくと、躍動したくなる様な衝動を感じました。

今思えばあれは藤田からの、「秋田の行事」からのメッセージだったのかも知れません。

 

是非踊らせて欲しいと自分からお願いし、やる事が決まったものの、一体どうやって壁画を踊りで表現すればいいのか、しかもたった1人で。まるで自ら飛び降りた深い暗闇の底で、何も見えず、果てし無く途方に暮れたのを覚えています。

 

とにかく次の日から毎日美術館に通い、壁画と向き合う事から始めました。最初はただボーっと眺めているだけでしたが、そうしている内に少しずつ、描かれている人々の1人1人の目、表情、感情、仕草、姿勢、筋肉、重心、指先などに意識が移っていき、その場所でその人がどんな事を思い、動き、生きているんだろうと考えるようになりました。

そして可能な限り秋田県内を巡り、手踊りや神楽など民俗芸能を習ったり祭りに参加したりしました。

そうして約半年後、今まで人生で得たもの全てを込めるつもりで踊りを作り、日吉八幡神社で初めて踊りました。

 

その後再びヨーロッパに渡りオランダに拠点を構え、この3年間色々な国で、色々な国の人の前で踊ってきました。2年秋田で暮らし吸収し、3年秋田を遠くから思いながらヨーロッパで培ったのが、今の自分の秋田の行事の踊りです。

 

今回藤田のアトリエで踊る機会を頂き、踊り、それを見たフランス、ビリエルバクルの人達、アトリエ関係者から頂いた沢山の拍手、感想は、信じられないくらい、言葉にできないくらい、嬉しいものでした。

 

今回は秋田からドキュメンタリー映画撮影にメルデジタル近藤さん、バウハウス森川さん、

そして秋田魁新報の安藤さん、秋田県立大の込山先生に、はるばるフランスまでお越し頂きました。

韓国からは外見とひょうきんな所がとても藤田に似ているパクさん、

イギリスからUK Jazz Danceの大先生Irven Lewisが来てくれました。

日本を離れて異国で、こんな形で世界中からみんなが集まれるのは本当に素晴らしい事です。

 

去年出会った三味線奏者のSylvainさん。

まさかパリに秋田音頭、秋田おばこ、ドンパン節を弾いて歌えるフランス人がいるとは。

あの秋田荷方節も音源を送ったらちゃんと本番までに仕上げて来てくれました。

技術も心も本当に素晴らしい音楽家です。

 

アトリエ責任者のAnneさん、Florenceさん、

ホームステイさせて頂いた小学校の先生NadineとEtienne夫妻、

一緒に踊った村の小学校の子供達、

みんなで滞在した素晴らしいお家のとても親切なオーナーSophieさん、

1週間ビリエルバクルの人達と触れ合い、藤田が今もとても愛されているのを感じました。

 

そして何より今回の公演を実現できたのはパリで出会った秋田人で同い年の今井さん、ピエール夫妻のお陰です。

二人がエソンヌ県、アトリエに直接コンタクトを取り、提案してくれなければこの公演は有り得ませんでした。

 

この公演を無事成し遂げられた事への感謝の気持ちは、正直言葉に表わす事は出来ません。

自分の活動をどんな形であれ支え、応援してくれている皆さん、

この公演を一緒に作り上げてくれた皆さん、本当にありがとうございました。

 

本当に夢の様な、素晴らしい1週間でした。

 

 

秋田魁新報電子版でこの公演までの道程を辿る記事が連載中です。

 

https://www.sakigake.jp/news/article/20191007AK0013

 

https://www.sakigake.jp/news/article/20191008AK0019

 

公演記事

 

https://www.sakigake.jp/news/article/20190922AK0019

 

今回もCNA秋田ケーブルテレビで公演映像が放送されます。

10月9日(水)情報番組「し〜なチャン」12:00~

 

photo by Yasuhiro Kondo

 

photo by Irven Lewis

 

公演の次の日パリにてIrven Lewisと

photo by Yasuhiro Kondo

 

 

 

 

 

 

 

 

8月2〜3日、ポーランド南東3都市にて公演を行いました。

前回6月ワルシャワでのパフォーマンスを見た関係者にお声掛け頂き、2回目のポーランド公演となりました。

ポーランド日本基金「大和」プシェミシル日本文化センター主催で、今年19回目を迎えるこの日本文化フェスティバルには、日本やヨーロッパ、世界中から日本文化パフォーマーが招待され、ポーランドの美しい古城や歴史ある旧市街を回り、3日間かけて行われました。

  

8月2日 クラシチン城

ポーランド一美しいと謳われるお城。

中庭に特設されたステージでのパフォーマンスでした。

 

8月3日 クロスノ旧市街

街の広場に作られた特設ステージでのパフォーマンスで、お城の時よりも一般の人が多く来場してくれて、実は1番盛り上がりました。

 

8月4日 バラヌフ・サンドミエルスキ城

400年以上の歴史がある美しい古城。

お城の中にはかつてポーランドを侵略から救った英雄の王様の肖像画などがあり、

ポーランドの歴史と誇りを感じさせてくれる場所です。

photo by Shoko Okumura

 

photo by Paweł Malecki

 

今回はいつも一人で行ってパフォーマンスしてすぐ帰るのとは違い、

計5日間を出演者、関係者と一緒に3都市を回るツアーだったので、とても新鮮でした。

パフォーマーもそれぞれ世界各地で活動する、個性豊かなメンバーだったのでとても刺激的で、勉強になりました。そして何よりとても楽しい数日間でした。

みんなと別れて帰りの空港で一人になった時に、何か寂しい気持ちになったのは自分でも驚きました。

自分の道を貫き、精進して生きて行くことで、またこんな素晴らしい機会に恵まれると信じ、次の公演に向けて、また頑張ります。

 

 

今回のポーランド3都市公演の映像がCNA秋田ケーブルテレビで放送されます。

放送日時:8/23(金)正午~
放送チャンネル:CNA総合
番組名:し~なチャン(45分番組)
※放送後、YouTubeでもご覧いただけます。

 

 

次回は9月21,22日、フランスにある藤田嗣治のアトリエでの公演です。

去年パリ日本館で藤田の絵の前で踊った事に続き、とても光栄な機会を頂きました。

しっかり準備して、一生懸命踊ってきたいと思います。