彼氏が夜勤のバイトだということで、彼女の部屋に泊まる事があった。
壁の上に大きな額縁に入ったいくつかの賞状が目に入った。
国立大学院の「博士課程終了」や「特別教員免許」など三つ四つ飾ってあった。
「これ全部私ので、数年前まで○○大学の教壇に立っていた」と言った。
俺はビックリした、この女は高学歴の秀才であり、普段からはその片鱗さえ見せない。
○○○の途中から変貌する姿、新しい刺激にゾックゾクした。
まるでハイドとハイドの○○○
あの若い羊ちゃんは、いつもこのオオカミ女の餌食になっているのか~と思った。
共通の友達のさゆりって子を通して俺にLINEが来た。
「○○ちゃんが、これから死ぬって言ってきた」と。
今回はSNSの中で、大阪の女との喧嘩と言う、ささいな事がキッカケでたまたま
スイッチが入っただけだろうが、その根底にあるこの女の人格形成を掌るその過程で
DNAの配列の中に不揃いなDNAが紛れ込んだのか
高学歴の秀才というだけではなく、大学の教鞭を執っていたという社会的にも
信頼されていた女が、ある日何かの拍子でプッツンと糸が切れたのだろうか。
待望の第2弾「続・Hyde時々Jekyll」9月1日文芸社より発売
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