入来温泉 亀の湯〈2020年4月移転の素朴な公衆浴場〉@鹿児島県薩摩川内市入来町副田 | いろいろアウトな日々

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ただ、一さいは過ぎて行きます。

 
2021年のお話です。
 

はい、それでは今日もまた

「ヘタレと行く!」シリーズ第7弾、

2021年10月12日(火)~10月15日(金)

3泊4日「鹿児島」温泉旅行レポ、

3日目・10月14日(木)の

続きを進めていきます。

 

「アゼロ湯」と「柴垣湯」の

2源泉・2浴槽に入浴できるものの

塩素テイストが少し残念だった

『入来温泉 湯之山館』に入った後も

「入来温泉」でもう1湯。

 

続いてやって来ましたのは……

 

 

 

「入来温泉 亀の湯」です。
 
亀の湯や鶴の湯という名前の浴場は
全国にわりと多いような気がしますね。
 
鶴はともかく、
亀みたいなものが温泉に入ったら
茹ってしまう気がするんですが(笑)、
まあ亀とか鶴とかの長寿のイメージから
名前を付けているのでしょう。
 
それはともかく。
 
亀の湯は区画整理の道路拡張のため
2020年4月に移転・新築された、
僕らの訪問時にはまだ
できたてホヤホヤといった新しい浴場。
 
以前は路地裏にあった
地域密着型の公衆浴場だったそうです。
 

リニューアルされた浴場は

外観からも新築っぽさが見て取れますが、

デザインがシンプル過ぎて

ここが浴場だと知らないと

普通に通り過ぎてしまうでしょう!(笑)

 

2022年7月現在、亀の湯は

すでにグーグルマップにも

場所が示されていますし、

調べてみると

正確な住所もわかるようです。

 

なんですが、

僕らの訪問当時はまだ

ほとんど情報がなかったんですよ。

 

正確な住所はおろか、

グーグルマップでも

場所が出てこなくて。

 

でね。

 

試しに湯之山館で

地元常連客っぽいおっさんに

亀の湯の場所を聞いてみまして……

 

 

                 

「スーパーやまもとの隣にある」
そう教わったんですよ!
 
てか、その地元おっさんが言うには
「亀の湯はやまもとさんの持ち物」
なんだそうです。
 
なので、
いちいち住所を調べて探すのが
めんどくさいという人は
「入来町 グリーンマートやまもと」
でググって、電話番号で
ナビ検索すれば一発です!
 
 
 
浴舎入口。
額が真新しいですね!
 
 
 
中に入るとちょっとした
ロビー空間のようになっていて
男湯・女湯それぞれの
入口が正面にあります。
 
 
 
 
右手にはテレビと
マッサージチェア。
 
中もまだ新しくてピカピカです!
 
 
 
営業時間・入浴料をご確認ください。
(2021年10月現在)
 
移転前は
入浴料100円だったようですが、
200円に値上がりしていました。
 
ただ、
朝早い時間からやっているのは
ありがたいですよね。
 
 
 
入口入って左手が受付。
 
「誰か住んでるんか???」
そう思うほど生活感満載ですが(笑)、
この時は無人でした。
 
 
 
料金入れ?と言うか、
プラスチックの小さなお盆の上に
入浴料を置いておきました
 
ちゅか、
鹿児島にはたまにありますが、
この浴場もセキュリティという概念が
皆無ですね!(大爆)
 
まあ、
スーパーが儲かっているのでしょう、
そうですよね、やまもとさん!(笑)
 
 
 
 
 
 
 
源泉名:入来6号
泉質:ナトリウム-塩化物温泉
   (低張性中性高温泉)
泉温:61.2℃
pH値:6.3
 
移転前は2源泉混合だったようですが、
移転後は入来6号の単独使用に
なったのでしょうか?
 
ちゅか、そもそもこの成分表の日付が
平成29年(2017年)になっていますから、
これは移転前の成分表ですね、
まあ何だ、よくわかりません!(笑)
 
でさ。
 
ちょうどこの時、脱衣所に
地元常連と思われる
先客ジジ様が上がってきたんですよ。
 
なので、脱衣所の写真は
撮れなかったのですが……
 
ジジ様が言うには
「あんたら、ちょうどいい時間に来た。
朝は混むから」とのこと。
 
「やっぱりここは地元の方々に
愛されている浴場なんだなあ」
そう思いましたね。
 
で、「いい時間に来た」
ということはですよ……
 
 
 
やったー!
誰もおら~ん!
 
結局、終始お客はヘタレと僕だけで
貸切状態で楽しむことができました。
 
浴室はフロア・腰壁ともにタイル貼り。
 
かけ湯槽とメイン浴槽があるのは
移転前と同じスタイルですね。
 
共同浴場っぽい無骨で素朴な浴室は
僕の好みです。
 
 
 
洗い場にはシャワー&カランが3基。
出てくるのは白湯だったと思います。
 
 
 
メイン浴槽。
 
お湯は緑がかった茶系の色で
見た感じ、湯之山館の
「アゼロ湯」に似た印象を受けました。
 
温度計がないので
正確な温度はわかりませんが、
体感45℃くらいだったと思います。
 
 
 
一方、こちらがかけ湯槽。
 
手をつけてみましたが
おそらく50℃以上ありましたね。
 
手桶が置いてありましたが
このまま身体にかけると、
(慣れている地元ジジイは別にして)
普通の人はおそらく
火傷してしまいます!(爆)
 
なので、これは
かけ湯槽というよりもむしろ、
源泉をここである程度冷ましてから
浴槽に投入するための
「源泉ため湯槽」としての役割を
果たすものだと思います。
 
 
 
で、そのかけ湯槽からパイプが伸びて
浴槽内に源泉が投入されていました。
 
 
 
オーバーフローもしっかり。
 
まだ新しい浴場なのに
お湯の通り道となるフロアは
すでに茶色っぽく変色していますね。
 
おそらくは
加水・加温・循環・消毒なしの
完全な源泉かけ流しだと思われます。
 
 
 
薬っぽい匂いと金気臭、
土っぽい匂いもしますね。
 
味は塩味がやはり強いです。
ダシ味や甘いような鉄味も
あるように感じました。
 
とにかく湯之山館と違い
塩素テイストが皆無だっだのが
ありがたいです!
 
 
 
浴感はツルスベ感の中にも
キシキシ感がある感じ。
 
お湯の鮮度も
悪くないように思いましたよ。
 
 
 
お湯だけを楽しむのなら、
塩素消毒アリの湯之山館は
あえてスルーして、
こちらの亀の湯だけに入るという
選択もあるかも知れませんね。
 
早朝などの
地元の方々で混む時間帯さえ外せば
のんびり入浴できそうですし。