吉松温泉 前田温泉(九州温泉道)〈黒いモール泉の歴史ある共同浴場〉@鹿児島県姶良郡湧水町鶴丸 | いろいろアウトな日々

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ただ、一さいは過ぎて行きます。

 
「吉松温泉 前田温泉」は2021年4月より
「九州温泉道」に新しく加入されました。
 
2020年のお話です。
 
はい、それでは今日もまた、
「ヘタレと行く!」シリーズ第6弾、
2020年9月29日(火)~10月2日(金)

3泊2日「鹿児島」温泉旅行レポ、

今回から2日目9月30日(水)の

記事となります。

 

さて、2日目も早朝から行動開始。

 

最初に某温泉に行ったのですが、

何だかよくわからない事情で

結局は入浴することができず。

(詳しくは後述します)

 

釈然としない気持ちのまま、

次なる温泉へと向かいました。

 

ここは国道沿いにもかかわらず、

ちょっと見つけにくいので

まずは場所の説明から。

 

 

 

「京町温泉」(宮崎県)方向から来ると、
国道268号線とJR吉都線が
交差するすぐ直前、
写メ左側に切れている建物が
目的の温泉です。
 
ちなみに赤い車が
セコいヘタレがケチって借りた
スマホの充電もロクにできない
しょーもないレンタカーです。
 
 
 
「京町温泉」方向を見ると
この「吉松温泉医院」の
緑の看板が目印になります。
 
 
 
これが目的の温泉。
 
この位置には看板も何もなく、
とても温泉だとは思えません。
 
赤いポストが目印になりますよ。
 
 
 
道をここまで登ってきて初めて
「前田温泉」の看板が見えます。
 
そう、結局、この日の1湯目は
『吉松温泉 前田温泉』です。
 
てか、ここが温泉だと示すものは
この「前田温泉」の看板しかないのに、
道路から見える場所に
設置した方がいいと思うのだが?(笑)
 
前田温泉は大正3年(1914年)から
営業しているという、100年を越える
歴史ある共同浴場なんだそうです。
 
 
 
敷地内のこの大木も
樹齢100年以上だとか。
 
 
 
写メ右側が浴舎なんですが、
まずは左側の母屋?で
受付を済ませましょう。
 
 
 
営業時間をご確認ください。
(2020年9月現在)
毎日入りに来る地元の方のために
年中無休だそうです。
(要確認)
 
入浴料は200円でした。
(2020年9月現在・要確認)
 
訪問時は9月でしたので、
営業は午前6時30分からなんですが、
この写メを撮ったのが6時7分(笑)。
 
先述の通り、
最初に行った温泉には
入ることができませんでしたので
その分早く着いてしまったんですが、
フライングで受付してもらえました。
 
まず間違いなく
僕らがこの日のいちばん湯でしょう、
この辺のアバウトさがかえって
ありがたかったパターンですね。
 
ただ、逆に、アバウトがゆえに
まだ営業時間前なのに
すでに先客がいたりするのは
ありがたくないんですが(苦笑)。
 
ちなみに
冒頭に書きましたように
「前田温泉」は2021年4月に
「九州温泉道」に加入したばかりで、
僕らの訪問時には
まだ未加入だったんですね、
なので、「御湯印帳」にスタンプを
押印することはできませんでした。
 
んー、せっかく
こんな遠くまで来たというのに
何だか損した気分だなあ。
(損なのか?笑)
 
 
 
浴舎の横には
貯湯タンクがありました。
 
 
 
浴舎です。
 
外観の佇まいからも
ただものではない鄙び感が
ビンビンに伝わってきます。
 
 
 
古い成分表が掲示されてありましたが、
文字がかすれてよく読めません。
 
 
 
脱衣場もいい感じに鄙びてますね~。
年季の入った木製の棚があるだけ。
 
床の木材も多くの人々の足の裏で
こすられてなめらかになっており、
足触りがやさしいです。
 
浴室とはガラス扉で仕切られてますね。
 
 
 
 
 
 
 
源泉名:吉松川東5号
泉質:単純温泉
    (低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温:62.2℃
pH値:8.0
 
もちろん全て「なしなし」の
完全な源泉かけ流しです。
 
 
 
おおお!
渋い、渋すぎます!
 
浴室は大正3年(1914年)の創業から
100年以上経っていますが、
つくった創業当時のまま
ほとんど変わっていないそうですよ。
 
もちろん、
僕の大好物のタイプです(笑)。
 
 
 
脱衣場方向を見たアングル。
 
浴室は脱衣場から
2段低くつくられています。
 
ヘタレはヘンなTシャツですね(笑)。
 
 
 
これは何だったのかなあ?
一応、洗い場なのでしょうかね?
 
あと、
横のパイプからは源泉ではなく、
水(水道水?)が出てきました。
 
 
 
浴槽は2槽式。
 
手前がメインの浴槽なんですが、
奥の小さく細長い浴槽は浅いんですよ、
寝湯なんでしょうか?
 
お湯の色は黒っぽい茶褐色。
 
そう!
前田温泉も吉松温泉郷に多い
モール泉なんです。
 
 
 
奥側の浴槽。
 
また後ほどご紹介しますが、
これ、クッソ熱いんですよ!
 
浴槽ではなく源泉溜めだと
書いてあるものもありましたね。
 
右奥のコーナーに……
 
 
 
湯口があって
源泉が投入されています。
 
 
 
で、奥の寝湯?源泉溜め?からも
メイン浴槽にお湯が流れ込んでおり……
 
 
 

メイン浴槽から
オーバーフローしています。
 
 
 

メイン浴槽の壁には小さな穴があり、
ここからも源泉が投入されています。
 
 
 

投入されている源泉は
57.6℃とかなり熱め。
 
 
 
まるでガソリンのような揮発臭と
モール泉特有の芳しい香りがします。
 
味はアブラ味、
としか言いようがない味(笑)、
苦味もあります。
 
 
 
メイン浴槽の浴槽内温度は
44.5℃と少し熱め。
 
まあでも朝いちばんに入るには
このくらい熱めの方が
身体がシャキッと起きる気がして
僕は好きです。
 
 
 
かなり強いツルスベ感がありますね~。
 
おそらく朝いちばんの極上新鮮湯、
熱めのお湯は最高に気持ちいい!
 
 
 
ヘタレも45℃くらいまでは
余裕で入れるようになりました。
 
ヘタレはここでもまた
しょーもないNiziUとやらの
ポーズをしていますね、
そしてメガネのレンズが
なぜか片方だけ曇っています、
何をうれしそうに笑っているのか?
こいつなんやねん、キッショ、
嫌いやわー。
 
そして、もっちーさんの好きな
ビリケン頭になってますね!(爆)
 
 
 
改めて奥側の寝湯?源泉溜め?
 
 
 
浴槽内温度は何と49℃!!!
 
 
 
ぐわわわわわーっ!!!
 
何とか一瞬でも
寝転ぼうと思ったんですが、
とてもじゃないけど無理、無理!
 
こうやって座るのだって
ほんの数秒が限界でした。
 
これ、ほんとに寝湯なのかなあ?
 
ここにゆったり寝転がって
のんびりくつろぐ人がいるんだろうか?
 
常連のジジ様の中には
いるかも知れないなあ……(苦笑)。
 
これでは入浴とは呼べませんが、
とにかく僕がつかった?中では
僕史上最高の激熱湯でした!(爆)
 
でさ……
 
 
 

先述したように「前田温泉」の前に
この日最初にここに来たんですよ。
 
ちなみに
この写メの時刻は午前5時46分。
 
 
 
営業時間が午前6時からなので、
10分くらい前に来て
オープンアタックを
狙ったわけなんですが……
 
 
 
受付が無人だったので……
 
 
 
入浴料を置いて……
 
 
 
ここは「九州温泉道」の
対象施設でしたので……
 
 
 
 
「御湯印張」に通算48個目の
スタンプをゲット???
 
 
 
人気のない廊下を進み……
 
 
 
脱衣場に入って行くと
すでに先客が1名。
 
ヘタレはうんこに行きました。
 
なぜに出発前に
ホテルで済ませてこないかなあ?
今、思い出しても腹が立つ!
 
 
 
浴室をうかがうと
先客が洗い場にいましたので……
 
 
 
先客にお断りを入れて
着衣のまま浴槽の写メを撮ったんです。
湯気で曇ってわけわかりませんが。
 
すると先客が
「地元民以外入浴禁止だ!
そこに貼紙がしてあるだろ!」
みたいなことを方言で言うんですよ。
 
めちゃめちゃ不機嫌な感じなんです。
 
 
 
あわてて脱衣場の貼紙を見ました。
 
この貼紙の意味がわからん!
俺らは「日ごとご利用のお客様」に
当たるんじゃないのか???
 
てか、誰が入浴禁止なのか、
この貼紙ではぜんぜんわからん!
 
そもそも地元民以外入浴禁止なら、
こんな脱衣場に貼るんじゃなくて
浴場入口、もしくは受付に
明記しておくべきじゃないの?
 
そうこうしているうちに
もう1人後客が来て、
僕を睨みつけるんですよ。
 
ものすごいアウェー感。
ヘタレはうんこに行ったまま。
 
いたたまれなくなって
僕は脱衣場を出ました。
 
仮に入浴禁止でなかったとしても
こんな状況ではとてもじゃないけど
気持ちよく入浴できません。
 
結局、僕は
金だけ払ってスタンプを押し、
入浴はせずに立ち去りました。
 
後日、くまるさんはほぼ同時期に
こちらの温泉に入っておられましたし、
また、インスタでも
入ってる人がおられました。
 
どう考えても
あの先客がいい加減なことを
言ったのだとしか思えません。
 
地元の方々の気持ちはわかりますが、
あまりいい気分のものではないですね、
鹿児島の人の印象まで悪くなります。
 
まあ変に僕が
オープンアタックを狙ったのも
よくなかったのでしょう。
 
こんなに朝早くから来るのは
地元常連客がほとんどでしょうから。
 
 
 
不可抗力だったにせよ、
スタンプを押すだけ押して
実際には入浴してないなんて、
僕の主義に反します。
 
ここは必ず再訪しなければなりません。
 
その際には
事前に施設側に直接電話で確認し、
また、時間帯もオープンラッシュが
終わった頃合いを狙いたい、
そう考えています。