柿木温泉 はとの湯荘〈柿のようなオレンジ色の炭酸泉〉@島根県鹿足郡吉賀町柿木村柿木 | いろいろアウトな日々

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ただ、一さいは過ぎて行きます。

 
2020年のお話です。
 
はい、それでは今日もまた
2020年8月10日(月・祝)~8月12日(水)
山口~島根・2泊3日温泉一人旅レポ、

2日目8月11日(火)の続きです。

 

さて、『木部谷温泉 松乃湯』では

噴き上がる間欠泉の動画を

無事に録ることができたはいいものの、

コロナ蔓延による臨時休業のため

(2020年8月現在)

温泉に入浴することはできず。

 

って、コロナ休業関係なく火曜日は

どっちみち定休日だったけど(苦笑)。

 

まあでも、わざわざこんな

島根のクソ山奥(笑)に来たのですから、

入浴できなかった木部谷温泉 松乃湯と

せめて似た感じのお湯には入りたい。

 

そう考えた僕が

次に向かいましたのは……

 

 

 

『柿木温泉 はとの湯荘』です。
「柿木」は「かきのき」と読みます。
松乃湯からは約4kmほど。
 
ここの正式名称は
実はよくわからんのですよ(苦笑)、
島根県公式観光情報「しまね観光ナビ」では
「かきのき温泉はとのゆ」となってますし、
「古賀町老人福祉センター はとの湯荘」と
表記してあるものもあります。
 
実際、この辺りには公的な福祉施設が
集中しているようですね。
 
僕はといえば、
源泉名と建物の大きな看板から
『柿木温泉 はとの湯荘』としましたが、
たぶん名称もアバウトなんでしょう、
ゆうても田舎のすることなんでねー。
 
ちなみに前出の
「しまね観光ナビ」の紹介文は
薬効が高いことで知られ、古くから遠方からの湯治客で賑わっています。
天然かけながしの日帰り温泉施設です。
お湯は鉄分と炭酸成分を多く含み、空気にふれると徐々に柿のような明るい濁り湯へと変化します。
館内にはお食事処「柿の里」を併設しており、有機の里・柿木村の地元野菜やお米を使用した料理をお楽しみ頂けます。
 
となっています。  
 
老人福祉センターとなっていますが
一般客もぜんぜんウエルカムで、
個人的にはわりと明るい感じの
普通の日帰り入浴施設といった
印象を受けました。
 
てか、僕は
ずっと以前に一度来たことがあって、
今回で2回目の訪問かな?
 
 
 
営業時間・定休日をご確認ください。
(2020年8月現在)
 
 
 
入口入ってすぐ右側に売店、
その向こうに受付があります。
 
 
 
入浴料は大人500円。
(2020年8月現在)
 
 
 
貴重品ロッカーもありました。
 
 
 
浴場入口。
 
 
 
 
 
 
 
源泉名:柿木温泉
泉質:含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉
    (低張性中性低温泉)
泉温:30.7℃
pH値:記載なし
 
ここも含二酸化炭素泉、
正真正銘の炭酸泉です。
遊離二酸化炭素は1,020mg。
 
ただし泡付きはありません。
 
距離が近いこともあって
ぶっちゃけ木部谷温泉 松乃湯に
よく似たお湯なんです。
 
もう先に書いてしまいますが、
臭い・味・浴感ともに
松乃湯より若干トーンが弱い温泉、
そう思っていただいて
差し支えないのかな、と。
 
 
 
加温・塩素消毒あり、
加水・循環なしのかけ流し利用です。
 
施設の方に確認しましたが、
加温は浴槽内に蒸気を出して
加温しているとのこと。
これは松乃湯と全く同じ方法です。
 
消毒に関しては
「塩素系消毒剤を1日に1回だけ
浴槽内に投入している」とのこと。
 
つまり言い換えてみれば、
湯口から投入されている源泉は
「加水・加温・消毒・循環なしの
100%の源泉そのまま」
ということになりますね。
 
 

脱衣場は広々と清潔。
 
 
 
100円リターン式の
コインロッカー。
 
 
 
洗面台もあります。
 
 
 

浴室です。
 
浴槽は岩風呂風で
まさに柿の色のような
オレンジ色の濁り湯で
満たされています。
 
正面の大きな窓から望める
山の緑が鮮やかですね!
 
窓の下部は目隠しのため?
曇りガラスになっていますが……
 
 
 
曇りガラスにも柿の実やブドウ、
カニ(ガザミ=ワタリガニ?)なども
デザインされていてかわいい(笑)。
 
 
 
 
あっ、このアングルの写メの方が
お湯の色が明るく鮮やかで
よりオレンジ色に見えますね?
 
主浴槽の左側には
ジャグジーもあるのですが……
 
 
 
このブクブクは
水道水の沸かし湯でしかも循環、
温泉ではありません。
 
 
 
ブクブクのさらに左側には
ステンドグラスがはめ込まれた
仕切りがあって……
 
 
 
 
仕切りの裏側は
シャワーブースになっています。
 
 
 
洗い場はこんな感じ。
バスアメも置いてありました。
 
あ、書き忘れていましたが、
終始、独泉状態で楽しめましたよ。
 
 
 
さて、浴槽の別アングルです。
 
縁の石に付着した析出物からも
成分の濃さが見て取れますね。
 
 
 
湯口です。
 
先述した通り、
投入されている源泉は
加水・加温・循環・消毒なしの
100%の源泉そのままですよ。
 
 
 
投入されている源泉の温度は31.0℃。
分析書の表示が30.7℃。
 
真夏のお盆でしたから
納得できる温度になってますね。
 
 
 
思っていた以上に炭酸味が強い!
なんですが、
やっぱり松乃湯よりは弱いかな~?
 
金気臭、土臭がして、
鉄・土・塩・炭酸味がするのも
松乃湯の飲泉所と同じです。
ただ若干トーンが弱い気がする。
 
 
 
 
投入分だけの
オーバーフローもしっかり。
 
析出物の感じや緑色の変色からも
いかにも鉄分が多いお湯であることが
一目瞭然ですね。
 
 
 
浴槽の湯面には
モロモロの膜が張っていました。
 
これはカルシウムでしょうかね?
土類も豊富そうです。
 
 
 
浴槽内温度は39.6℃。
ぬるめ適温でしょうかね?
 
 
 
100%源泉のできるだけ近くで入浴。
塩素臭は全く感じませんでしたよ。
 
まあ何だ、お察しの通り、
キシキシの浴感ではあるのですが、
スベスベ感もありました。
 
泡付きはなかったものの
炭酸成分のせいでしょうか、
温度のわりにはよくあたたまる
お湯だったと思います。
 
 
 
蒸気の出ているところを
(加温されているところ)
探してみたんですが、
はっきりとはわかりませんでしたね。
 
ただ、浴槽のところどころ、
数カ所が熱くなっていて、
その辺りで加温されているのかな、と。
 
松乃湯は間欠泉で有名ですので、
似た泉質の『柿木温泉 はとの湯荘』は
松乃湯の陰に隠れてしまって
そこまでメジャーではありませんが、
松乃湯に行かれることがおありの際は
こちらにも立ち寄ってみる価値は
あるんじゃないでしょうかね。
 
せっかく島根の、
そのまたクソ山奥まで来たのなら(笑)。