穂波温泉 つるや旅館〈八角形の浴槽に波紋をひろげるクリアな美湯〉@長野県下高井郡山ノ内町 | いろいろアウトな日々

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ただ、一さいは過ぎて行きます。

 
2019年のお話です。
 
はい、それでは今日もまた
「ヘタレと行く!」シリーズ第4弾、
2019年12月7日(土)~12月9日(月)

2泊3日「長野」温泉旅行レポ、

1日目2019年12月7日(土)の

続きを進めていきます。

 

さて、いろいろと釈然としなかった

『元湯 箱山温泉』を後にして、

続いてやって来ましたのは……

 

 

 

『穂波温泉 つるや旅館』です。
 
建物前の道の突き当たりに
土手が見えますよね?
 
あれは実は
「夜間瀬川」の土手なんですよ。
 
つまり、対岸に見えている建物は
もう「湯田中温泉」なわけです。
 
 
 
ちょっと写メではわかりにくいのですが、
看板の上の丸いガラスに描かれた
「下がり藤」は家紋なんだそうです。
 
 
 
フロントです。
入浴料は確か1人500円でした。
(2019年12月現在・要確認)
 
 
 
フロントの横を通って浴場へ。
 
 
 
浴場入口前の空間には
自動販売機が置いてあって……
 
 
 
タバコも吸える
休憩スペースがありました。
 
 
 
脱衣所はそう広くなく、
棚とカゴ、ベンチがあるだけ。
 
先客は誰もおられず、
終始、浴客は僕とヘタレだけで
貸切状態で楽しめました。
 
 
 
 
 
 
源泉名:第2、第4混合(穂波温泉旅館事業協同組合)
泉質:ナトリウム-塩化物泉
    (低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温:85.2度
pH値:8.0
 
泉温が高いため、
敷地内の井戸水を
加水されているそうです。
 
その他、加温・循環・消毒等はなしの
かけ流し利用となっています。
 
てか、ピンクのマーカーで
線を引いているのはなんでしょうね?
よくわかりませんが(苦笑)。
 
 
 

おおお!!!
思わず息を呑む美しさです!
 
八角形の浴室、八角形の浴槽、
そして、浴槽の真ん中から突き出た
上部が八角形になった湯口。
 
湯口から流れ落ちた源泉は
クリアで美しいお湯で満たされた湯面に
放射状の波紋を描きながらひろがり、
やがて浴槽の縁に到達すると
静かにオーバーフローしていきます。
 
永遠に繰り返される湯面の波紋は、
3つの八角形が重なり合う浴室に
「美」の鼓動を届けているかのよう。
 
 
 
内湯には大きな窓があって
中庭が見えました。
 
 
 
葉っぱが赤く染まった低木、
その後ろは柿の木でしょうか、
赤くて丸い実がたくさん生っていて
とても鮮やかな光景でした。
 
 
 
浴室のフロア、浴槽内、湯口の側面、
そして、浴室の壁は全て
小さくてかわいらしい豆タイル貼りで
統一されていて……
 
 
 
浴室の壁にも赤い豆タイルで
「下がり藤」の家紋が描かれていました。
 
 
 
浴室内に8辺ある壁のうち
3辺が洗い場になっていて、
シャワーとカラン、鏡が並び
アメニティ類が置いてあります。
 
 
 
カランからは源泉が出ますよ。
 
 
 
さて、あらためて浴槽です。
 
いやー、
何度見てもほれぼれするほど
美しいですね~。
 
10人サイズくらいでしょうか。
 
お湯の色はクリアに澄み切って、
光り輝いているよう。
 
八角形の浴槽の縁は
レンガ風のタイル貼りですね。
 
フロアの2辺には足が滑らないよう
木の板が敷かれています。
 
 
 
浴槽の真ん中に突き出た湯口は
まるで灯篭のようなかたち。
 
 
 
 
湯口の上部は大理石?で
ボルトのような八角形をしており、
真ん中の丸い穴から源泉が噴き出して
全方向に流れ落ちています。
 
この全方向投入のおかげで
湯面に波紋がひろがるわけですね!
 
 
 
匂いはほぼ無臭だったかな。
 
で、飲んでみると甘い!
 
甘塩ダシ味なんですが、
僕に甘みが強く感じられました。
 
 
 
オーバーフローも
浴室フロアの全方向にひろがり、
流れていきます。
 
 
 
浴槽内温度は42.5℃。
バッチリ適温ですね。
 
個人的には
もう少し熱くてもいいのですが(笑)。
 
 
 

十分な投入量のかけ流しですので、
お湯の新鮮感がハンパない!
 
浴感は自然なツルスベ感があり、
塩化物泉ならではの
しっとり感もありますよ。
 
やさしい肌触りの
実にいいお湯ですね~。
 
 
 
うわ!!!
なにしてんの、こいつ!
 
キッショ!!!
てか、不衛生だろうが!
 
罰が当たりますように!(爆)
 
 
 
さあ、露天にいくよー。
内湯から直接行けますよ。
 
 
 
これは洗い場ですね。
板敷きであたたかみがあります。
 
で、この写メの左側には……
 
 
 
ささやかな脱衣所がありました。
 
露天風呂は
男湯に併設されているのですが、
HPによると20時より翌日6時まで
女湯になるそうで、
宿泊した女性客は館内から直接
この脱衣所に来れるのかな?
と推測されます(未確認)。
 
 
 
露天風呂は岩風呂風。
2~3人サイズといったところ。
 
 
 
屋根があるので
雨天時でも大丈夫です。
 
なんですが、
内湯から見えた中庭側は
(柿の木?があったところね)
木の塀で仕切られており、
景色はそこまでよくありません。
 
 
 
露天風呂のお湯も
クリアに透き通っています。
 
ただ、この時点ではまだ
お湯をためている途中だったのでしょう、
浴槽の縁いっぱいまでは
お湯がたまっていませんでした。
 
 
 
露天風呂の湯口。
 
 
 
うん、やっぱり甘い!
おいしい温泉です。
 
 
 
お湯がいっぱいまでたまれば、
この岩の隙間から
オーバーフローしていくものと
思われます。
 
 
 
浴槽内温度は41.7℃。
内湯よりもぬるめですね。
 
 
 
浴感は内湯と同じ。
 
ツルスベしっとり、
気持ちのいいお湯です。
 
 
 
えらい笑ろてるで!
何が楽しいのか?(苦笑)
 
ヘタレはともかく、
『穂波温泉 つるや旅館』、
素晴らしい温泉でした。
 
八角形の美しい浴室と
クリアに澄んだ美しいお湯は、
僕の心に素敵な思い出の波紋を
いつまでもしみじみと
ひろげてくれることでしょう。