黄金崎不老ふ死温泉〈絶景!日本を代表する海辺の混浴露天風呂〉@青森県西津軽郡深浦町 | いろいろアウトな日々

いろいろアウトな日々

ただ、一さいは過ぎて行きます。

 
えー、さて。
 
ずいぶん間が空いてしまいましたが、
それでは今日からまた
1年以上周回遅れで
お届けしております(笑)、
2017年5月16日~18日
2泊3日「青森・東北温泉巡り旅」、
続きを再開することにします。
 
今回の記事から旅の2日目、
2017年5月17日のレポになります。
 
その2日目は
前夜宿泊した『弘前プラザホテル』を
何と早朝5時過ぎに出発!(爆)
 
と言いますのもですね、
2日目最初の温泉として目指すのは
弘前プラザホテルから約85kmも
離れているんですよ!(苦笑)
 
しかも、高速がありませんので、
85kmもの距離をずっと下道で
行かなくちゃならないんです。
 
事前に
ドライブルート検索で調べたところ
所要時間は何と2時間45分!
 
そこまでしてでも僕は
今回の青森・東北温泉巡りで
その温泉に
どうしても行きたかったのです!
 
そう、目指す温泉と言うのが
めちゃめちゃ人気があるんですね。
 
その温泉の
日帰り入浴時間は朝の8時から。
 
僕は光の速さで走りますので(笑)、
85kmの距離でも2時間45分は
かからないと思いましたが、
どうしてもいちばんに着いて
オープンダッシュしたかったので、
保険をかけて
早めに出発したというわけなんです。
 
さあ、その温泉とは!
 
 
 
『黄金崎不老ふ死温泉』です。
 
青森を、いや、
日本を代表する露天風呂と言っても
決して過言ではない
「海辺の露天風呂」がある温泉ですね。
 
露天風呂の西の横綱が
『白浜温泉 崎の湯』だとするならば、
東の横綱は
この黄金崎不老ふ死温泉だと
言われています。
 
めちゃめちゃ有名な温泉ですから
温泉マニアではなくてもご存知の方が
たくさんいらっしゃると思います。
 
かくいう僕も
まだ温泉にまるで興味がない頃から
この温泉だけは知っていまして、
実はブログを始めるずいぶん前に
一度来たことがあるんです。
 
でさ。
 
こんな俺でも一応
温泉ブログなんてやってるもんだからさ、
ここだけはどうしても
記事のラインナップに
加えておきたかったわけよ。
 
さらに、できれば
無人の浴槽の写メを撮りたい。
 
僕がいちばん乗り、そして、
オープンダッシュにこだわったのは
そういう理由からなんです。
 
まあでも、気合いが入りすぎて
いつも以上に光の速さで走り、
(信号もほとんどないんですよ笑)
営業開始時間の1時間以上前に
着いちゃいましたが!(大爆)
 
 
 
営業時間をご確認ください。
 
海辺の露天風呂の他に
「大浴場『黄金の湯』」というのもあり、
営業時間が違いますので
注意が必要です。
 
 
 
特に海辺の露天風呂は
最終受付が午後3時30分、
午後4時以降は宿泊者専用ですので
くれぐれもご注意のほどを。
 
要は海辺の露天風呂だけ
日帰り入浴の時間が
夕方前に終わるんですよ。
 
その理由は後ほどご説明します。
 
 
 

僕が指差している先にある
海に突き出した小島のようなものが
海辺の露天風呂です。
 
 
 
建物からこの道を
通って行くわけですね。
 
などと、
早く着きすぎたものですから
余裕ぶっこいて写メなどを
撮っていましたら……
 
車が1台来た!!!
 
早速、写メ1枚目の玄関前で
営業20分前から待機(笑)、
オープンダッシュに備えました。
 
 
 

そらそらそら~、
急げ、急げ!!!
 
オープンダッシュで館内に飛び込み
入館料600円の券を購入、
フロントに提出したら
すぐさま海辺の露天風呂へGO!
 
 
 
実はここで道が二股に分かれます。
 
左が混浴、
右が女性専用なんですよ。
 
そうなんです、
海辺の露天風呂は
女性専用の浴場もあるんです、
女性の皆さんも安心ですね!
 
僕はもちろん混浴の方へ。
 
 
 

誰もおらーーーん!!!!!
 
正直に白状しよう。
 
さっき館内で
ずっと以前に来た時にはなかった
「撮影禁止」の文字を
見たような見なかったような……
 
いや、嘘です、嘘!
確かに撮影禁止の貼紙がありました、
ここは混浴ですしね。
 
なので、
どなたか先客が1人でもおられたら
写メはあきらめようと思っていたんです、
それが例え男性だったとしても。
 
でも…………
 
誰もおらーーーん!!!!!
 
撮るよね?撮るでしょ???
 
だって誰もいないんだもん、
誰にも迷惑かけないんだもん。
 
この写メを撮るために
朝クソ早い5時過ぎから
85kmも車ぶっ飛ばしてきたんだよ、
もっと言えば、大阪からクソ遠い
こんな地の果てのようなところまで
わざわざやって来たんだよ、
いや、地の果ては言い過ぎた!(笑)
 
それにさー、
アメブロオフィシャルブロガーの
某女性混浴モデルの方が
ここの入浴写真を載せてたんだもん、
オフィシャルでも何でもない
カスみたいな俺のブログに
写メ撮って載せてもいいよね?ね?
 
言い訳はよそう。
 
例えどれほど遠方から来ようが、
誰もいなくて迷惑かけてなかろうが、
他の人がブログに画像載せていようが、
撮影禁止の場所で
写メ撮っていい理由にはならない。
 
でも…………
 
もう撮っちゃったんだもーん!←
 
そうだよ、俺はクズだよ、
人間失格の暗夜行路なやつなんだよ、
弾劾するならどうぞしてくれたまえ。
 
と、開き直ってまで
僕がどうしても撮りたかった写メを
もっかい載せるね(笑)。
 
 
 

これだ!!!
 
これが黄金崎不老ふ死温泉
海辺の露天風呂、です。
 
荒々しくも雄大な
北の日本海と一体となった
まさに絶景!混浴!露天風呂!
 
ユーモラスなひょうたん型の浴槽は
一度見たら脳裏に焼き付き
一生忘れることはないでしょう。
 
もうこの景色だけで
十分すぎるほど素晴らしいんですが、
ここはお湯もまたいいんですよ。
 
お湯の色は濃い茶色、
浴槽のまわりも茶色い析出物で
コッテコテになってますね!
 
あと、
写メ右下から浴槽へと
ホースが伸びているのが
おわかりになるでしょう?
 
このホースを覚えておいてください。
 
でさ。
 
 
 

この画像が楽〇トラ〇ルから
無断でパクってきた
「夕陽が沈む海辺の露天風呂」。
 
そう、
青森県の深浦町は
美しい夕陽で有名なところでして。
 
もちろん、この海辺の露天風呂も
夕陽を眺めながら入浴できる夕刻こそが
ベストタイムだと言われてるんです。
 
でも、ほら、
皆さん覚えてます?
 
日帰り入浴者は午後4時までには
上がらないといけないんですよ!
 
そうなんです、
夕陽を眺めることができる時間帯は
宿泊者専用になるんですよ。
 
泊まらないことには
絶対に体験することができない
最高の風景がここにはあるんです。
 
あと、星空、ね。
満天の星の下での入浴。
 
何ともロマンチックですね~。
 
これも泊まらないと体験できない。
 
いつかは僕もここに泊まって
夕陽や星空の海辺の露天風呂、
絶景中の絶景を
写メに撮りたいものです。
 
って、
いくら泊まったとしても
撮影禁止は撮影禁止か!(爆)
 
はい、じゃあそれでは
撮影禁止にもかかわらず
僕が撮ってきた写メに戻って←
レポを続けることにしましょう。
 
 
 

浴槽の中から眺める風景。
 
どこまでも続く水平線、
まるで大海原と一体になったような
抜群の開放感ですね!
 
 
 
ドボッ!……ドボドボッ!……ドボッ!
 
轟音を立てながら
源泉が間欠的に投入、
と言うよりはむしろ
ものすごい勢いで噴射されています!
 
これ先に書いちゃいますが
この海辺の露天風呂の源泉だけは
自噴なんだそうですよ。
 
湯口のまわりは赤褐色に変色し、
緑っぽい部分もあるところから
豊富に鉄分を含んだお湯であることが
見て取れます。
 
手で受けて飲んでみましたが、
鉄臭・鉄味が明確です、
あと、かなりしょっぱい!
 
鉄分・塩分が多いお湯であることは
間違いないですね。
 
でさ。
 
これも先に書いちゃいます。
 
さきほど
覚えておいてくださいと申し上げた
ホースの先端が
湯口の上まで伸びているでしょう?
 
源泉温度が高いため
暑い時期にはこのホースにより
加水するそうなんですが……
 
ホースから水が出ていませんね?
出てませんよね?
 
そうなんです、
まさに僕が入浴したこの時は
加水もなしの
完全なる源泉かけ流し状態!
 
しかも、あろうことか、
休日などは人でごった返す
超大人気の露天風呂を
独り占めしての独泉入浴!
 
もう、最高!!!!!
 
 
 

浴槽内温度は43℃ちょっと。
 
少し熱めですが
まあ適温の範囲内です。
 
 
 

あ~~~~
 
最っ高にいい気持ち!!!
 
ほら、僕の足が
茶色くドロドロになってるでしょう?
 
もう体感的に
めちゃめちゃ濃い温泉だと
実感しますね!
 
にしても、
誰も来ないんですけど?(苦笑)
 
 
 

せっかくなので
日本海をバックにパチリ。
 
塩分が強いせいか
よくあたたまるお湯ですねー。
 
浴槽内温度も高めですので
そうそう長湯もできそうにありません。
 
上の写メを撮ってからは
もうスマホを脱衣のところに
置いてきてしまって、
この素晴らしいお湯と景色を
贅沢にも独り占めして
じっくり楽しんでいたのですが。
 
結局、その後10分くらい
誰も入ってきませんでした!(笑)
 
ようやくポツポツと
お客さんがやって来たところで
僕はもう上がることに。
 
 
 

海辺の露天風呂の後は、
館内に戻って
大浴場「黄金の湯」にも入るよー。
 
あ、ここからは撮影OKですので
皆さんも安心してお読みください(笑)。
 
 
 
脱衣場です。
 
やっぱり
誰もおらーーん!!!
 
そりゃあそうだよ、
だって今さっき、
他の日帰り客はみんな
海辺の露天風呂に来たところ
だったんだもん!(笑)
 
どうやら黄金の湯も
僕がいちばん乗りの独泉状態で
楽しめそうですね。
 
 
 

温泉分析表です。

 

 

 

泉質:ナトリウム-塩化物強塩泉
    (高張性中性高温泉)
泉温:53.9℃
 
ただし、HPの記載では
泉質:含鉄-ナトリウム-マグネシウム-塩化物強塩泉

泉温:52.2℃

となっていました。

 

また、HPからは

露天風呂と黄金の湯それぞれの

詳細な温泉分析書に

リンクが貼ってありますので、

興味のある方はそちらをご閲覧ください。

 

でさ。

 

泉質に高張性ってあるじゃない?

 

この高張性ってのは

なかなかめずらしい泉質でして。

 

簡単に言いますと

「温泉成分が身体に浸透しやすい」

泉質だと言えます。

 

逆に言えば、

「湯当たりしやすい泉質」

であるとも言えるわけでして、

極端な長湯は禁物です。

 

 

 

泉温が高いので加水ありですね。
 
ただし、先ほど検証した通り
僕の入浴時に関しては
海辺の露天風呂は加水もなしの
完全な源泉かけ流しでした。
 
 
 

大浴場「黄金の湯」です。
 
浴槽は2槽式になっていますが、
「大浴場」と言うほど大きくない(笑)。
 
 
 

海に面して
ワイドな開口部が設けられており、
内湯でありながらも
開放感が味わえます。
 
ただし、目隠しのために
窓の下部がすりガラスになっていて
浴槽につかった状態からは
海を見ることはできません。
 
 
 

右側の大きい方の浴槽には
そこそこの源泉投入量が
あったのですが……
 
 
 

僕の入浴時に限っては
オーバーフローは見られませんでした。
 
ちゅか、
それもそのはずで
お湯がまだ浴槽の縁いっぱいまで
たまってなかったんですよ。
 
でさ。
 
帰り際にフロントに告げたんですよ、
「内湯はお湯がたまっていませんよ」
ってね。
 
するとフロントの女性は
「そうなんですよねー。
栓がちゃんとしてないかも
知れないんですよねー」と、
まるで他人事のような反応で。
 
「そうなんですよねー」や
あらへんがな!(大爆)
 
こちらの方は
のんびりしてるなあ(苦笑)。
 
 
 

左側の小さい方の浴槽にも
お湯がたまっていません。
 
てか、
源泉も投入されてなかったです。
 
それはいいにしても……
 
 
 

お湯の表面に
油膜のようなものが張っていて、
落花生の殻みたいなのが
プカプカ浮かんでいるんです!
 
気持ち悪っ!!!(爆)
 
いや、俺は
温泉マニアでも何でもなくて
もともと風呂好きな
だだのおっさんだからねー、
こういうのは気持ち悪いんです(苦笑)。
 
 
 
ねー?
 
何かモロモロになってるよね?
落花生も謎!!!(笑)
 
 
 

あー、そうなんだ、
あの油膜は温泉の成分なのね、
なんだ、よかった、安心ですね。
 
そう言えば
大分『長湯温泉 水神之森』や
島根『池田ラジウム鉱泉 放泉閣』でも
同じような膜が張っていたのを
思い出しました。
 
あの膜は
マグネシウム?カルシウム?
なのかなあ。
(間違ってたらごめんなさい)
 
謎の落花生も
フロントでお尋ねしたところ
湯の花なんだそうです。
 
 
 

いくら安心したとは言え、
気持ち悪いのものは
気持ち悪いわな!(爆)
 
ただの素人のおっさんだからねー。
 
 
 

せっかくなんで
大きい方にも入るよー。
 
こっちもよく見ると
油膜が張ってますね。
 
 
 

源泉を浴びるように入浴しましたが
海辺の露天風呂に比べると
どうしても薄い印象は否めません。
 
ゆうても、
あの露天風呂に入った直後だからねー、
どんなお湯に入っても
もの足りなく感じちゃいますよね。
 
 
 

最後はシャワーで
身体を洗い流して上がります。
 
まあ何だ、
とにかくあの海辺の露天風呂を
10分以上も独り占めできるとは
思ってもいませんでした!
 
無人の浴槽の写メも
撮ることができましたし←
一生忘れられない
貴重な温泉体験になったことは
間違いありません。
 
いやー、
めちゃめちゃ遠かったけど、
ほんと来てよかった!!!