現存天守で登り石垣が残っているのは彦根城と松山城だけで、とても珍しい石垣です。
本丸までの登城ルートはロープウェーやリフト以外にも歩いて登るルートが4つありますが、そのうちの1つ、県庁裏登城道から行くと、長い長ぁ〜い登り石垣(長さ230m、高さ5m)が確認できます。

登り石垣って山肌に石がペタッと貼り付けてあるわけではないのですよね。普通の石垣と同じようにちゃんと幅もあって、その上には塀があり、侵入してきた敵を阻止したり攻撃できるようになってます。

慶長・文禄の役の際に加藤嘉明や脇坂安治がその技術を持ち帰ったそうですが、そんなものを積もうと考えつくこともすごいと思うし、実際に積み上げたことも、もう単純にすごいとしか言いようがないと思うのです。