こんにちは
和泉市 よしの整骨院
スタッフの福留です
８月２０日（土）に
シークレットセミナーを
開催させていただきました。
今回のテーマは
脊柱起立筋アプローチ復習①
８月から脊柱起立筋アプローチを
数回に分けて復習を行います。
今回はベーシックな脊柱起立筋の
アプローチ法を勉強させていただきました。
まずは脊柱起立筋の付着部である腸骨稜上縁と
仙腸関節から仙骨後面までアプローチします。
脊柱起立筋の腸骨稜付着部は
膜の重積が起こりやすく
腰痛治療には必須のラインです。
この腸骨稜上縁ラインは人によって
腸骨稜と浮肋の間隔が狭い場合があり、
間隔が狭い場合は無理に指を押し込むと
浮肋を骨折する恐れがあります。
間隔が狭い人には無理をせず
指が入るところだけ施術をしましょう。
以前のシークレットでは
揉捏で筋肉が緩む感覚を
身につけるための勉強をしましたが、
今回は最長筋の揉捏を
基本から復習しました。
以前の内容はコチラ↓↓
揉捏の基本は
筋線維に対して
横断性に筋腹を乗り越え
摩擦刺激を与えます。
最長筋の腰椎部は筋線維に対して
直角に交わるように横断しますが、
胸椎部は筋の過緊張により
滑らかな揉捏が難しくなります。
このような部位に対しては
斜め長軸方向へ揉捏を行うことで、
バリバリと弾かれる
嫌な痛みを軽減することができます。
そして今回、
揉捏におけるとても重要なコツを
教えていただいたのですが、
「母指で患者さまの筋肉を揉む」
ではなく、
「患者さまの筋肉に（施術者の）
母指が揉まれている」
この感覚を意識しなさい、ということでした。
自分の母指が
気持ちよく揉まれている感覚であれば、
患者さまも気持ちがいい。
自分の母指が痛みなど違和感があれば、
患者さまも嫌な刺激を感じている。
最長筋への揉捏では
患者さまの体幹を揺らすことによって、
最長筋の方から施術者の母指を
乗り越えるように操作をする。
この感覚は目から鱗でした。
これから臨床で意識したいと思います。
腸肋筋の基本的なアプローチは
約３年ぶりの内容でした。
腸肋筋は解剖学の参考書だと、
ボリュームがあるように見えます。
しかし実際に施術できる幅は
かなり狭いです。
ですので、最長筋と同じ感覚で
大きく揉捏を行うのは危険です。
筋腹の薄いところをグリグリしたり、
肋骨角をカリカリすると
骨の痛みや筋損傷を起こすことがあります。
それを踏まえて腸肋筋の揉捏を
教えていただきました。
腸肋筋の受けとなる骨は
肋骨角～肋骨内側斜面です。
そして筋腹を捉えて、内側から
斜め上～下方向に丁寧に
引き伸ばすように揉捏します。
腸肋筋の揉捏は本当に難しく
文章では伝わらないと思います。
次回のシークレットでも
また教えてくれるみたいなので
ぜひ参加して欲しいと思います。
多裂筋は棘突起側面に付着する
筋硬結やトリガーポイントを
丁寧に圧迫および揉捏します。
よく多裂筋は深層の筋肉だから
ガンガン体重を乗せて指を食い込ませる
と勘違いしている人がいます。
しかし、これでは防御的筋収縮を起こし
患者さまをただ痛めつけているだけです。
揉捏は無理に指を沈め込もうとせず、
筋が弛緩するのを焦らず待つのがコツです。
今回の内容は
次回のシークレットでやる
応用テクニックと組み合わせると
驚くほど変化が見られます。
実際に練習中も応用テクニックと
組み合わせて施術を行いました。
すると筋肉の緩み方が全く違いました。
また脊柱筋アプローチが
１つ進化したように感じました。
今回の内容もマスターしてこの技術を
患者様に届けられるように頑張ります。
※次回の内容はコチラ↓↓
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