こんにちは。東京都清瀬市の音楽教室、よしのドラム教室主宰のよしのゆうたです。
今日も1曲楽譜が販売されました。Scott Feiner『Big Brother』です。
オリジナルはStevie Wonderなのでこの曲はカバー曲になりますが、Scott Feinerはパンデリスタです。こちらはパンデイロの楽譜になります。
20代半ばのある日、突然パンデイロを叩きたくなりました。その頃パンデリスタと言えばMarcos Suzanoしか知らず、そのMarcos Suzanoにしても1枚もCDを持っていた訳ではありませんでした(もしかしたらそうとは知らずに参加作を持っていたかも知れませんが)。
そういう訳で、僕とパンデイロとの接点と言えば、その頃発刊された『Percussion Magazine』か、或いはこれが一番大きいのかも知れませんが、僕の最初の先生がドラマーと言うよりは打楽器奏者だったという事のみでした。
で、20代半ばのある日、突然パンデイロを叩きたくなり、当時早稲田は鶴巻町にあった打楽器専門店のMarmeladaへ行きました。購入したのは陶芸家の六反征吾氏によるSensivelというパンデイロでした。パンデイロ奏者の長岡敬二郎氏が薦めていたモデルです。今なら何となーく判るスペックですが、もちろん当時は勧められるがままに購入しました。
そのパンデイロを、当時住んでいた西所沢の家の裏の公園で叩いていました。練習中、近所の小学生さんと思しき女の子がやって来て、「がんばってください」と言って飴玉をくれた事もありました。当時小学校の1年生だったとしても、今は成人しているどころか煙草も吸えるしお酒も飲める年齢になっているはずです。絶対観てないと思うけど、おじさん頑張ってるよ。
パンデイロと言えばこれ、みたいなCDもたくさんありますが、僕は「パンデイロ」「ジャズ」で検索してヒットしたこのScott Feinerばかり聴いていました。そのものずばりのデビュー作、『Pandeiro Jazz』です。因みに2作目以降はScott Feiner & Pandeiro Jazzとグループ名になっています。
当時はパンデイロの記譜も知らなかったので、とにかく耳コピーだけでした。雰囲気だけ味わっていました。その後教則本を買ったりCDを買ったり、動画を観たりワークショップへ行ったりしました。ところが楽譜を作ろうという気持ちはあまり芽生えませんでした。
それが、この数年ドラムの楽譜をたくさん作っているのですが、気晴らしにというつもりでモダン・パンデリスタの巨匠呼ばれるTulio Araujoの『Estrada Velha』という曲を採ってみて、それをご本人に送ってみた所、「Great men...」と褒めて頂いたのでした。それに気を良くした単細胞の僕は、これからもパンデイロの曲を楽譜にしようと思いました。
そんなScott Feinerですが、昨年3月2日に亡くなっています。理由は判りませんが、そういう年齢だったとは思えません。ご病気か事故だったのでしょうか。素晴らしい音楽を世界中に届けた偉大なミュージシャンだったと思います。少なくともここに一人、趣味ではあってもパンデイロを続ける日本人が、彼のお陰で存在しています。ぜひ皆様も聴いてみて下さい。
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