本日政府が急遽発表。
汚染水の海洋流出を防ぐために氷の壁を地中に作るということで、確か430億円の予算投入だったかな。
あくまでも試験目的での予算投入なので、それを作る作業としての予算投入ではない。
また、今日菅官房長官の発表により、広く海外の知見に助けを求めるということを発表した。
それはそれでやらなければならないことだが、時すでに遅し感があるような。
基本、汚染水は毎日300トン、原発事故発生当初から出続けている。
僕は100トンだと聞いていたのだが300トンだということが昨日わかった。
毎日だ。 毎日。
この状況を原発事故発生後ずっと政府は認識していたにも関わらず、終息宣言を出したのは意何かの意図があるとしか思えない。 なぜなら、終息宣言の定義の中に汚染水が出ていれば終息宣言は無効になるということだからだ。
知っているのになぜわざと終息宣言?
既に汚染水問題が浮上しているので終息宣言は無効となっているのだが。
汚染水は色んな提案がされているが現状問題解決策がないのが実情。
氷の壁に期待したいところだが・・・。
海外への支援要請はどうなるのか。 現時点では米政府も関与したがらない。
過去に米国は3度民主党政権に、1度自民政権に支援のオファーをしてきたが、4度日本政府はお断りをした。
回答も明解ではないため、日本政府とあ~だこ~だやる時間が無駄だと判断しているかの如く、「もういいよ」的な態度を今は取られている。
米国の国益として福島原発の解決はあまり重要でなくなってきているのかもしれない。
オリンピック東京招致にゴーサインを出すだけで十分だろう。
原発は推進できる。
福島問題は日本の問題にしてしまい、臭いものに蓋をしておけばアメリカは良い。
完全なる迷宮入りしている福島原発問題。
そこに利権も絡み、人の命も絡む。
理想としては、「今こそ日本の底力を見せてほしい」という気持ちでいっぱいだ。
しかし、日本の道徳力、技術力、人間力は過去の幻想になっているのかもしれない。